一点豪華主義でええやん
この背景についていろんな人がいろんな意見を持っていると思うが、「この製品はパナソニック」ってのがあるか?がおいらの言いたいこと。
確か「海外とのブランド統一」でナショナルからパナに変えたはずだが、
「何でも作ってる」から「とりあえずナショナル」で買ってもらえた部分があって、パナに変えた瞬間にナニ作ってるのか分からなくなった部分がないか。
でもって、ソニー=ウォークマン、三菱=霧ヶ峰、みたいな「とんがった知名度の製品」てのがねーんだよ。テレビのVIERAやレコーダのDIGAは「びえらとでぃーが」であって、パナソニックの名前と結びついてねーんだよ。しかもウォークマンは他のポータブルプレーヤと比して知名度が段違いだとか、霧ヶ峰は単価が高いことなど、ひょいひょい買える・変える製品じゃないのに対し、ビデオやレコーダ、その他家電品は「そこにあって知ってる物を買う」傾向がある。
冷蔵庫や洗濯機はどうなん?となるが、こいつらは「そんな高い物要らない」という部分がある。その点で困ったことにパナは例えば洗濯機はほぼ「横型」に全振りした。
「ブランド」も「製品の形態」も連続性が失われているのよ。「霧ヶ峰」に相当するパナのエアコンペットネーム知ってるかい?
「ナノイーじゃねぇのか」だべ?この名は92年だかそのくらいに小型室外機を開発したのに合わせて付けられたものだが、この名を前面に押し出したCMの記憶が無い。ここに代表されるが「全方向まんべんなく手を付けているが、この分野じゃトップだ」てのがねーのよ。その年その時で売れそうなキャッチコピー与えては、それで売り出そうとする。
当たり前だが「まんべんなく」は現下大陸の国が全方面で展開しているやり方であって、応じて「動けばいいや」は安いのを選ぶ、という選択に流れる蓋然性が高い。
「ブランドの知名度を上げたい」なら、まずは何か一つ、パナと聞いたら思い浮かぶ製品を作るべきじゃないのか?これだけ成熟し、コモディティ化の極北と言える製品群で新たにそういう地位を築くのは容易じゃないと思うが。
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