#ハイレゾ USBケーブルで音質は変わるか?(2)
●USBの電気的な規格
ああ、めんどくせぇな。
USB=Universal Serial Bus。同じようなコンセプトで書かれたweb上の記事は個人制作が多く、コピペ引用しづらいのであるが。
(引用元)
このブロック図の左上、Vbus/D+/D-/グラウンド……が、USBコネクタのぞき込んで見えてる4つの端子である。D+/D-がデータそのものを送るための線で、D+とD-は常にプラスマイナスが逆になる形で送られる(差動伝送:オーディオ的にはバランス伝送と一緒)。原理は省くが、この方式をとることで、Dラインにノイズが入り込んでもデータを正しく受け取ることができる。
(Wiki)
逆に言うと、D+とD-は常に電圧差を持った高周波信号であるから、こいつらだけでトランスや絶縁ICを動かすことができ、送信側の電源と接続することなく、データだけ受信する回路構成を取ることができる。
●USBの伝送方式
いっぱいあるが、オーディオ用に使われているのは主にこいつ
・アイソクロナス伝送
Isochronous。等時性、みたいな意味。簡単に言うと、同じUSBケーブルに載っかっている他のデータを押しのけて、自分専用に一定間隔でデータを送る権利を持つ。これを使ってデータをガバガバ送る。1ミリ秒ごと、すなわち1秒間に1000回らしい。
で。
・アシンクロナス伝送
Asynchronous。非同期式。要は送信側は一方的に送りつけるので受信側で適切に対応しろ、というもの。送信クロックは送信回路内で生成し、エラー訂正等の機能は持たない。
(パイオニア)
「USBを使い、電源を接続せずアイソクロナス伝送のアシンクロナス伝送」を行うことで、送り出し(パソコン)側の電源や伝送中に含まれるノイズの影響をかなり低減して受信している、ということになる。
今日はここまで。え?もっと難しくなるよw
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