忍び寄るものに抗いて
縫工筋との格闘はまだ続いてるし、手指には腱鞘炎がある。そもそも、何らかケガをしたり炒めたりわはは痛めたりすると治りが遅い。老眼はかなり進行したし、ハイレゾ野郎を自称する割に12000Hzが聞こえるかどうか。
「人間五十年」とは信長の台詞と言われるが、真偽はさておき本来耐用年数はそんなものなのだろう。生き物としては次世代が成年する頃で「命のリレー」としての役割は終わっている。
縄文時代の平均寿命は35歳程度だったと言われる。子供の死亡が圧倒的に多かったからだが、応じて大人も早死にだった。栄養状態のことももちろんあるが、何より多かったのは「歯の病気」だったとか。
父親が最初に大病を得て入院したのはちょうどヘールボップ彗星が見えていた頃であるから1997年と言うことになる。25年前(四半世紀!時の流れにびっくりだ)、54歳。自分が今52歳であるから、何か抱える……ことはありえなくはない。最も父親は酒もたばこも大好きで、結婚前は缶に入った両切りピース(最も強いたばこのフィルター無し)を吸っていたとか。で、間質性肺炎。こちらは酒もたばこも手を出したことはない。
ただ、遺伝子は同じ。
バランスの良い食事と充分な睡眠、ストレスをやり過ごし、体を動かせ。こうなるのだが、いかんせんケガが長引いて体を充分に動かせない。ケガして寝込んで筋肉が衰えて動けなくなり……は「寝たきり」に至るスパイラルだが、さすがにそこまでの危惧はないにせよシナリオに「実感」をしているところ。幸いにも在宅が自由に使えるし、電動アシスト自転車で「負担は抑えながら動かす」ことはできる。ただ、毎週10キロポケモンGOまで復活できるのはかなり先。
「効かない」と放り出したサプリメントの類いも栄養補助・吸収低下に摂取増加と目せば意義を見いだせるか。
義父が玄関先の段差2段をゆっくりと杖を突いて上り下りしている。元の住まい=妻の実家は昭和の造りで段差と玉砂利タイルの浴室であったが、少なくとも室内段差レスの今の家に義父と共に住むという選択は間違ってなかったと考える。
驟雨が来た。
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