廃バス停の使い方
「帰りたい」
「じゃぁ、そこのバス停で待ってみましょう」
と、落ち着かせるために……というニュースなのだが。
この取り組みは欧州じゃなかったか。しかも。
バス停に立つ頃には、バス停に来た目的を忘れてしまっている。
「あれ?」
「じゃぁ、戻りましょうか」
ここまでワンセット。
義父は「レビー小体型」なので、記憶の混乱それに伴う悪夢、空間識失調など起きることはあるが、人間の尊厳に食い込むタイプではないので、見守る側としてコミュニケーションに困ることはない。今のところは(服用しているアセチルコリンエステラーゼ阻害剤が効いていると思われる)。
調べれば予後が赤裸々に書いてある。恐らくはその半分以上を既に経過している。
日々のQOLを整える。「息子」のミッション。
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