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2022年11月29日 (火)

こーせーを、どーせーと

飛脚に届けてもらったモノを組み立てる。

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風袋質量をリセット。

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みかん56.26gと。電子天秤である。こんなもの買った理由は娘がレジンの調合に使うから。2液式の場合、わずかな間違いでいつまでも硬化しなかったりする。そのうち自分もジオラマ水面の表現にレジン使ったり、モルタルの調合に使うかも知れんし。

「小麦粉測ったりとか」
「ええよ。コンセント電源で動くけど」
「え?」

さてこの手のちょっといい測定器を買うと問題になるのが精度の維持である。そのための作業を「校正」(本当は較正)という。具体的には不変の何かを測らせて、不変の何かとどれだけ外れた結果が出るか把握することを言う。そして一般に不変の何かと同じ値が出るように調整を行う。一般に「校正」というと、調整まで含んでいることが多い。

重量測定器の場合どうするか?「キログラム原器」という存在をご存じと思う。「ワイが不変の1キログラムじゃ」という白金とイリジウムで出来た要は「分銅」である。
※現在はキログラム原器お役御免。詳細はこちら

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これを載せたら1kgと表示されるように世の中の秤は出来ている、と考えれば良い。ただもちろん、こいつ持ち歩くわけに行かないので、コピーと言える「標準分銅」が制作されている。ふつーにあまぞんあたりで「分銅」と検索すると小学校の実験で使ったような奴が数千円だが。

標準分銅を買うとなるとどうなるか。標準分銅は精度が何種類かあって、取説を読むに分銅で校正する場合、目量の1/3以下の精度を持つモノを使えというので、0.01gすなわち10mgの1/3以下、3mgより誤差の少ないモノを使えとあるので「F2級」以上となる。

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こうなる。秤自体は2万円で、校正は150gでやれとあるので、100gと50gの分銅を揃えると本体価格を上回る。こういうのを「メンテナンスでぼったくる」という(おいおい)。ちなみにその天秤実験で分銅を素手で掴んでドチャクソ怒られた経験をお持ちの方あると思うが、それは手垢レベルでも質量が変わる上に、「汚れを拭き取る」作業で分銅の表面が削られる可能性もあり、それを繰り返して行くとドンドン分銅としての精度が落ちて行くからに他ならない。そしてその理由は大学か仕事場で天秤いじってようやく気づく。

ってこの子そこまでするかねぇ。ちなみに秤の値がずれるのは、中のキカイやカイロに起因するズレの他に、地球重力およびその反力となる遠心力とそれを支配する自転速度の変化による部分が大きい。ほう、標準分銅を使わない場合は重力加速度を選択しろと。で、気づいた方あると思われるが、本当は引っ越しをすると、その距離が南北に長いほど、お持ちの重量測定アイテムは新住所に合わせた校正が必要になる。昔ながらの八百屋さんの店先でびよんびよんしてるバネばかりも、実は販売地ごとにばね定数が変えてあったりする。

で、重力加速度であるが。

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それこそ今日買ってきたここに実測値があるので打ち込む。名古屋9.7973337m/s^2

家庭用として精度ヨシ!

(絶対そのうち分銅買ってくるぞこのおっさん。。。)

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