緊急地震速報が出たり出なかったりの話
その1
これ、何か通知を入れてる人は「揺れ始めてから」届いたんじゃないのかね。ゆーらゆーらと船に乗ってるように長く揺れたと思います。
え?名古屋?何にも。
このイラストの通りで、関東乗っけてる「太平洋プレート」が日本列島の下に潜り込んだ遙か彼方で起きた地震。なので真上よりはプレートの中を伝わるわけ。深いところで起きるので「深発地震」といい、震源から遠く離れたところが揺れるので「異常震域」を伴う。プレートの先端がマントルに達して、後から推してくるプレートに潰されて座屈するからとか、高温で溶けてちぎれて落ちるからとか、いろいろ仮説はあるが何せ見に行く事ができないので確かめようがない。時々バカでかい奴が起きて、数千キロレベル離れた場所でも揺れを感じたりする。なお、このタイプだと、海底に地震計並べたレベルでは震源の特定が難しく、「緊急地震速報」出ないことがあるので注意。いや注意できないけど。
その2
今度は能登。「震度5弱以上」と予測されたのでテレビのぴろんぴろ~んが出たが、結果震度4。ぴろんぴろ~んを流すかどうかは、地震計が拾ったわずかなデータで予測するので、微妙な奴だと外れることもある。ちなみに逆に11月9日茨城県南部の地震は最大震度が「5強」だったが、逆に「そこまで大きくならない」という見立てからぴろんぴろ~んにならなかった。
以上、緊急地震速報が「外す」パターン3つの話。
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