合理化も悪いばかりと言い切れず
「合理化」は一般に「画一化」とセットで、鉄道においてそれは「ファン的につまらない車両・運転・乗車」に行き着く、ことが多い。
ある意味極めたのがここ、北陸筋。特急と、
普通と、
あとコンテナ貨物しか走ってねぇ。特急には車内販売もない。只管、速く走るだけ。
なのだが。
特急の責務は、沿線各市とメガロポリスオーサカを速達すること。
普通列車の責務はその都市間を一定の間隔で運行し地域輸送の密度を維持すること。
貨物は日本海縦貫線として輸送動脈の重責を担う。これらが粛々と、恬淡と、機械のように(機械だが)。それはこの沿線の市域の配置、それら相互の距離によくマッチしているように思われる。
結果、往事賑わった大きな駅に「今動く列車だけ」止まっているのであり。
それが去りゆくと規模に似合わぬ静寂が支配する。
機能だけが最適化されて残されている。それは形に表れると機能美と呼ばれるが果たして。
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