ハレー1P。間もなくターンアラウンド
これは欧州の衛星「ジオット」が撮影したハレー彗星である。
彗星の記号「P」は「短周期彗星」を意味する。短周期彗星の1番、ハレー彗星である。
周期76年。教科書の物言いを覚えておいでの方は多いだろう。1986年に最接近し、来年、2023年の丁度今頃12月23日、太陽から最も離れた場所を通過し、旅を折り返す。
次回は2061年7月、早暁の東天に「すばる」と共に昇ってくる姿が捉えられるはずである。
ちなみに地球に最も近づいたのは西暦837年4月10日で、日本では承和(じょうわ)3~4年。平安時代。
さすがに誰でも見えたんちゃうか。
お、おう。
現在はシミュレータで「いつ・どのくらい」が出せるので、どんな見え方するかいな、みたいなワクワクはないんだけどね。ただ、彗星の「尾」は要するに自身が太陽光や受けた熱で分解して宇宙空間に散らばってる有様そのものなので、こういう繰り返し来る奴はいつか全部消えて無くなる。その点で2061年の「見え方」は厳密には予想通りとは限らない。
さて、どうなることやら。なおその時、自分91歳である。生きてればw
★ジオットの写真はNASAの記事からパチッた
★シミュレーション画像は「ステラナビゲータ11」
★続日本紀からの書き写しは明治43年「天文月報」←こんな文献がググると出てきて読める日本スゲー
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