生きていれば、いつかは遭遇する。リマインド1月17日。
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28年。
ついこの間のようで、膨大な時間が過ぎている。「1月17日だから何なの」という人も少なくない。「目の当たりにしたインパクト」と「知識としての過去の出来事」では印象が違う。
「その時」が来るまで何度も書くが、日本列島は南海トラフのざっくり50年前から地震が頻発する。日本列島にしわが寄って、そのしわ寄せが反発するのが南海トラフだが、「しわが出来る」段階でも地震が起きる。それが内陸直下型のこいつらで、すなわち「次の南海トラフ」へ向かう「地震の時代」の幕開けがこれと言える。しからば、次の南海トラフは2050年までには来るであろうと言えるし、その間はこの手の直下型が各地で起こる。
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それは南海トラフでがっつりやられる名古屋も例外ではないのだが、名古屋近辺は困ったことに断層の位置が特定される前に都市が積み上がってしまった。
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(同)
鈴鹿山脈、設楽山地などに比べて名古屋近郊だけ断層が少ない……わけがないのだ。「どうなってるかワカラン」のである。なお、北の方に見える「根尾谷断層」が濃尾地震(1891)の震源、蒲郡の近くに見える深溝(ふこうず)断層が三河地震(1945)の震源である。両者を結ぶ直線上に位置する名古屋が何も無いわけないのだ。
南海トラフが注目されるが、その結果、その前に起こる都市直下型が忘れられているように感じる。そしてこれまた何度も書くが、名古屋人は「震度5以上」の地震をほぼ知らぬ。兵庫県南部地震と同じもの食らえばパニックで身動きできないこと必定である。震度6弱以上で恐怖に打ち勝つには訓練して身体に覚え込ませるより他ない。だのに名古屋人の何と「のほほん」としていることか。
人は揺れに翻弄されて何も出来ない。数多の御霊に同じ過ちを繰り返さぬと誓って。
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