ハイレゾじじい耳危機一髪
早朝に目が覚めて耳がおかしい。
左だけ風船越しに聞こえるような感覚。自分の声が鳴き竜のように響いて聞こえる。
横になっているとやや落ち着くが、立ち上がるとその仮想「風船」が大きく感じる。左右で音量差があるので不快なことこの上なし。
検索してヒットするこれらに合致する症状は「耳管開放」だが、時間が経っても治まらない。
突発性とか三半規管系だったらヤバいので、午前中は姿勢を低くする意味も込めてこたつパソで在宅勤務とし、午後を休暇として耳鼻科へ赴く。昼食後通院時間直前までずっと横になっていたせいか、違和感はかなり緩和されたが、そのかわり大きめ耳鳴りに遷移した。
混雑する医院だが待ち15分ほどで通される。医師は問診票を見るなりこちらの話に聞く耳持たず耳の穴を覗く。
「風船を挟んだような……」
「そうです良くあります鼓膜には特に問題ないね聴力検査受けて」
句読点がないぞ。
さて検査装置はヘッドホンスタイルの良くあるタイプと、骨伝導式の計2回。周波数応答表ができあがり。
「左のこことここが感度落ちてるね」
いやだからそこは今走ってる耳鳴りともろかぶりの帯域。
「内耳の活動が弱まってると思うわ。ビタミン剤と安定剤出すから様子見て。薬飲み終わったらまた来て。ハイどうぞ」(原文ママ)
「耳管……」
「違うね」(バッサリ
まぁ先週ずっと実家にいて「土日にうだうだする」ってのやってないから、疲労で血流や神経の働きが下がってる部分はあると思うわ。スマホとパソコン見てれば肩凝って淀むしね。
処方薬はメチコバールとATP。めち子はビタミンだからいいわ。ATP……めまいを改善?頭部外傷後遺症改善?アデノシン三リン酸じゃねーの?
薬屋の解説は理系気取りにはぬる過ぎる。
ATP
まんまやんか。ほうほう、内耳機能改善。機序は?
ATPは、いわゆるEnergy rich phosphate bondを有する化合物の代表的な物質として生体内に広く存在しており、生体内での必要なエネルギーはATPにより供給されている。また、ATPの作用には血管拡張作用があり、臓器の血流を増加するとともに組織の代謝を賦活し、機能を改善する。
実際に使用したときのエビデンスはどうなのでしょうか。結論から言えば、質の高いエビデンスはほとんどないと言ってよいでしょう。アデホスを販売している製薬企業から、効果の根拠として示されている論文は、いずれもかなり古いものです 。
ああ、「そういうもんだ」系か。まぁエネルギーの根源だから喜んで取り込んで広げようみたいな感じかな。調節系眼精疲労……スマホ野郎にも効くんか。
結論:血が足りない
まぁ、期待しましょう。
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