男には負けると分かっていても戦わねばならないときがある
松本零士氏が逝った。氏の描いた男達に薫陶を受けた男の子達は多かろう。不細工で背が低くても、何か誇れる一流を手にし、それで誰かの力になる……夢(目標)を持って追いかけ続ける。
命がけで守れるものを持つ。
背が低くて童顔だったし、スポーツは苦手だったから、小学生の頃はいわゆるカーストの下層の方に属していた。評価1から5まで全て存在する極端な成績表に「精神病院へ行け」と担任は吐き捨てた。電車と昆虫好きは小学校生活に何も寄与しないのである。そんな自分に星野鉄郎の「有様」は正直心の支えになった。芯と目的があれば馬鹿にされても気にならない。克己力は超越できる。時を経て今は幸せである。
悩める君がこれを読むならば私は君を応援しよう。たとえ今まで誰にも気づいてもらえなかったとしても、今私は君を知った。だから君を応援しよう。君の信じる道を進め、進み続けるために努力せよ。
夕刻、猫を虹の橋の向こうへ送り出して娘が戻ってきた。たとえペットであっても「弔い」はひとりでするべきではない。なぜなら全て一人で抱え込むからだ。それは自らの心に深い傷を与える。葬儀サービス会社は心を尽くしてくれたという。今小さな骨壺は仏壇の父に寄り添い、しっぽがちょっとだけ、我が家でアルミの小さな瓶に入っている。
汽笛を。
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