時刻表の読書感想文
・都市間高速輸送
・都市近郊における高頻度運転
この辺が鉄道のメリットが出るところで。
設備の維持管理に固定費が発生することを考えると、人口の少ない地域ほどじり貧になるのは自明と。
しかしかつての大幹線で1日分の全列車が手のひらサイズのスペースに収まってしまうとか、最早「やりすぎ」で、乗りに行くにも列車がないでは救いようがなく、息の根止めてやれよとすら思う。元々道路未整備の地域に公共・大量輸送機関をという「使命」に基づいて敷かれた鉄道であるが、距離40キロを1時間掛かるとか、21世紀の水準で利便を感じるパフォーマンスとは言いがたい。だからって速度を上げるには、明治・大正に作られた線路を「敷き直し」に近い再整備が必要で、1日数本の1両編成のために投ずるコストとして現実的ではない。、大昔のそうした「使命」は終わったと断ずるより他ない。線路敷きを舗装してバスを走らせるBRTすらも過剰で、スマホアプリで自動運転のタクシーが飛んで来るオンデマンド交通が関の山だろう。旅の足ではない。生活に必要な最低限の移動手段の維持、というレベルだ。ぶっちゃけ言うがそんな過疎地にわざわざ旅して訪れるようなところはない(あればそこまで廃れない)。「ただ、乗ってるだけ」で楽しいが乗り鉄だが、「乗り鉄以外に地域外からの乗客がいない」ところはほぼほぼ不採算(≒赤字でも維持する意義なし)と考えて良い。いつ来るか分からないそんな特異な生命体のためだけに保持しておく意義はない。金の無駄だ。実情に合った生活としての交通手段、旅行の移動手段を各地域考える段階だろう。錆びだらけの車体が歪んだレールを盛大に揺れながら空気を運ぶゾンビのような「役に立っていない」鉄道なんか乗ってても旅情どころかみじめなだけだし、止まらない出血のように赤字を垂れ流すなんて忍びない。
「電車かバスか」の時代ならいざ知らず、令和の現在ならではの「技術」で「臨機応変に最適な手段を」スペックインする、それでいいではないか。
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