給金上げるということは
上がるのは嬉しいがそれが負担で経営傾いたら元も子もないわけで。
応じてどっかから拾ってこなくちゃいけない。購入品の価格を下げる(=下請けの買いたたき)は絶対避けねばならない。
現下工業製品の構成部材は先鋭化していて、限界まで値下がりした電子部品とその回路、原料値上げで利益の取れない樹脂と金属……という状態になっている。
すなわち、「両者組み合わさって特有の機能を持つもの」(最終製品)になって初めて他に無い価値が出てくるので、委託生産される部品段階では安すぎてあるいは購入費用が高すぎて利益が薄い、こうなる。応じて購入価格を引き上げ、最終製品の価格も上げて……という努力をせざるを得ない。それはそれで最終消費者の給金を削るわけでぐるっと回って元の木阿弥、こうなる。
イノベーションが必要なのは論を俟たないであろう。例えば電源回路は動作周波数をギャン上げすれば、半導体やトランス(鉄芯と銅線=金属)を小型に出来、やっかいなノイズの周波数も高い方へシフトするのでフィルタ回路も比較的楽になる。ただ高い周波数で動ける半導体はまだ高いし、応じて制御系は作り直しになる。効果は大きいがサクッと移行できるものでもない。
でも、不可能じゃない。価格は量産効果で下がる。すなわちみんな一斉にこれにシフトすれば道は開ける。
「ん?じゃぁぼったくり価格でその半導体独占販売するわ」
……根幹部品は自国で作ろみゃぁ。
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