それはそれで良いかと
ハイレゾ病に罹患すると「どうせならハイレゾで聞きたい」状態になり、それはそれでレパートリーを狭めてしまう「音楽を聴く=音を楽しむ」にあるまじき本末転倒を招きがちなのであるが。
ハイレゾのコンバータはCD音源カッチカチのガッチガチに解像していただけるので、それはそれで記録された情報余さず出しているであろう鮮烈で切れ味鋭い音楽に仕立てて頂ける。ピアノや弦楽器はさすがにしんどいが、ドラムスはアタック感インパルス立ち上がり俊敏この上なく、80~90年代のヴォーカル曲などは「目一杯」出してる感を聞き取ることが出来、それはそれで良いでは無いかと拘らずに聞けるようになった。ただ70年代ユーミンはちょっとナロウかな。まぁこのあたりはレコードが前提で、低音控えめ(=低音が強いと針まで揺さぶられてハウリングする)、歌声強調で、畢竟、「やりすぎピラミッドバランス」な作りになっているせいもあろう。それでも俊敏に動き回る音は心地よく小気味よい。在宅勤務のお供に最適だ。
デジタル記録は劣化しない故に技術の進歩でリフレッシュされる。ええ時代に生きとるなわしら。
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