どうにもならんものはしょーがねーのだが
H3初号機は2段目が点火せず、乗っけた衛星もろとも落下させた。「失敗」である。大喜びで報道しそうなマスコミがあるかもしれんが。
「ロケット」の失敗が注目されているが、失われたのは載っかっていたこっちである。ここはご承知の通り盛大に「やらかし」ているので、罰が当たったんじゃねーかという気がするが。費用は国家プロジェクト=税金なんだよなぁ。三菱財閥の成り立ちから国家と分かちがたく結びついてるんだけどサ。
くそ純粋に技術的な話をすれば、可能な範囲でデータを精査してナニが起きたのか調べて再発防止すれば良い。なお、落ちた上半身は海が深いから回収しないそうな。
問題はこの後。普通の国なら「今度こそ!」と盛り上がるのだが、なぜか日本では「税金の無駄遣い」「宇宙を調べて何の役に立つ」という論(言いがかり)が必ず出てくる。いやこやつ「だいち2号」と機能をシェアしていてペアで運用する前提だし、目的が……まぁ精密な地図作って災害対策に生かそうって話なので生活に全く無関係ってわけでもねーんだけどなぁ。
「宇宙調べてどうすんだ!」
「どこから来て、どこへ行くのか、この先どうなるか調べるんじゃ」
「それが我々に役に立つのか!」
子孫が永劫生き延びるために決まってんだろうが。
石碑の災害伝承はその時代の人々がその時代の知り得た範囲を未来に残すために刻んだものだ。それ以上の範囲を知り得る手段を得たなら、同様に記録し伝えるべきだ。違うか。
(ミッションコンプリートで例の記者にドヤ顔してやりたかったんだけどなぁ)
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