断絶と後継
実家自治体の夏祭りが復活するそうで。
それはそれで良いのだが。
「頼める?」
その放送係(兼、音響設備のお守り)のオファーが回ってきた。手っ取り早く経験者に頼む。そりゃいいけどさ。
オレが実家離れて20年経ったのよ。なんで後継者がおらんのよ。
一度子供会の奥様方が取り回したが、「不評」で、オレに戻ってきた経緯がある。
システムはややこしい。というか昭和で止まっている。踊りの先生は80代、応じて主力が老人会であるから、「カセットテープ」と「ラジカセ」で練習期間を取り回す。本番でそれはまだるこしいので使用楽曲はパソコンに取り込んでおり(オレが)、「新曲」は都度デジタル化するか同一音源をオレが自腹で(!)ダウンロードする。なお、自腹化する理由は多くレンタルCDをラジカセでカセットに録音したシロモノだからである。PAシステムはラッパ型スピーカー
(TOAさん)
「で、なくてはダメ」というこだわりが老人会にある。その方が大きくひろがる音、というイメージがあるらしいのだが。
「でもうるさいっていうクレームがあってねぇ」
だったらブックシェルフを会場囲うように複数配置すりゃ済むだけじゃないの?と思うのだが、それが出来るニンゲンがおらんのよ。
よしんば誰かがそこまでお膳立てしても、送出とマイク(カラオケマシンだが)をPAに接続し、操れる者がいない。そして当たり前だが現役子供会世代は「音楽はスマホで直orイヤホンで聴く」であり、家庭用音響機器とPAどっちにも目を通し、カセットテープ音源をデジタル化してコンピュータ管理なんて「そんなこと出来ることすら知らん」となる。
それこそTOAさんに「Bluetooth化対応パワードスピーカ」って奴はあって。値段(25万円)はさておき、こいつを会場にポイポイ配置すりゃそれこそ送り出しはスマホかタブレットだけで済むわ。ソニーのアレ(8万円)は3発4発置くとどうなる……ほうほう、パーティコネクト機能で100台まで同期可。同じように使えそうだな。ただ今度は老人会が「そんなこと出来ることすら知らん」となる。
丁度対象のシステムが知識のミッシングリンクに横たわっている形。でもこんなの「それを仕事にしている」か「大好きで趣味にしている」のどっちかでなきゃ、わざわざ覚えて最適化しようとか考えないわな。TRSフォン端子とかトランスアンプだからインピーダンス整合とかデンキの知識要るし。
久々出番っぽいぞ、ローランド。
・自前スタッツ
オーディオインタフェース:QUAD-CAPTURE
編集ソフト:ソニーAudioStudio
光ディスクドライブ:パイオニアBDR-XS08
SP:ボーズ101イタリアーノ
パワードSP:パイオニアDJ BD-40BT
ヘッドホンアンプ:オーディオテクニカAT-HA2
ワイヤレスマイクセット:オーストリアオーディオ
・自治会スタッツ
ビクターのカラオケマシン(スピーカー付き)
プリメインアンプ:マランツPM-50
DVD/SACDプレーヤ:パイオニアDV-610
ダイナミックマイク2本
後はPA機器次第であるが、このメンツでローランドからの送り出しをテクニカに放り込んでプリアンプ代わりに使用、2系統出せるのでマランツとビクターに送り、マランツはボーズを駆動、ビクターは単体で自身が音出し。更にマランツの録音出力からパワードとPAアンプに送り出せる。手持ちで3系統5本+PA。これでそれぞれカバー範囲を最適化すりゃ全部ラッパスピーカにおんぶに抱っこの音割れ状態は回避できる。
……って、これじゃスマホ世代の子供会のママさん達には(ヘタすりゃパパでも)ムリだわ。当分オレやるわw
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