旅先で地震のリスク~能登地方の地震に寄せて~
★2024/1/1 元日から震度7の「令和6年能登半島地震」の記事はこっち。本記事は「出先で大地震」についての記述。
GW中だし観光で同地を訪れていた方も多数おられたと思われる。千里浜を走って海産物をおなかいっぱいとか良い季節だ。崖崩れや倒壊した家屋、倒れた鳥居や石灯籠の画像が流れてきているほか、人命被害の情報もあり、残念である。
旅先地震は2014年11月22日、白馬村の地震を隣の信濃大町温泉宿で遭遇した。
ちょろっと停電したくらいで、宿の運用にも何か支障があったわけではなかったが、近隣の宿では割れたガラスでケガをした方がおられたようで救急車が来ていたのを覚えている。日本国内どこでも地震に遭遇する可能性があるわけで、宿に着いたら非常対応の確認と避難先のチェックをお忘れなく。
さて今回の地震。M6.5逆断層型。
2年くらいぐらぐらしていて、時々大きなものが混じる。計算していないがグーテンベルク・リヒターの法則に載るのではないか。なお気象庁の記者会見によれば、地下で流体の活動が推定されるという。松代群発地震(1965~)が15年間で有感6万回、最大で震度5(当時)が10回とあるので、これより少し厳しい推移と感じる。なお、松代のメカニズムは高圧の水がプレート内に侵入し、ピリピリ割り進んで行った結果と言われており、気象庁の会見からして類例では?という印象。一般に地震=火山と断層であるが、それだけという思い込みは危険であることを示唆する。
日本の地盤は寄せ集め。その地下は長い地殻変動で高温高圧。地震のリスクはいつでもどこでも。
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