怖いけど、知っておくべきこと
南海トラフ怖いぞ怖いぞ脅かされる名古屋人であるが、具体的に何が起こるのか言及した論文や番組は少ないように思われる。それが大切なんじゃねぇの?と思うのだけれど。
首題の論文を見つけたので眺める。ボーリング調査と地震波の進展を使って地下の構造をシミュレーションで求め、そこに東南海地震(1944)のデータをぶち込んで当時の揺れなどを再現したもの
黄色い方が揺れが強い。名古屋市(というか濃尾平野)は、西に向かって低くなっており、そこに木曽三川が山地から砂持ってきて氾濫原を埋めていったという成り立ち。従ってそっちの方が地盤が緩く、応じてこうなる。
液状化。以前濃尾地震での液状化に言及した石碑を紹介した「大幸八幡社」位置を矢印で入れた。神社自体はそれなりに固い地盤にあることがわかる。隣の区との境目が川であり、そこに液状化の強く生じた地域が分布している。そのあたりで起こったのであろうと推察できる。
この手の文献見て、「自分の家・職場」がどう表示されているのか知るのは怖いのであるが、例えば家屋への被害にしても、強い揺れなのか、液状化なのか、を知っておくことは価値があると思う。国から出てくる予想推計は包括的でそこまで詳細ではない。
必ず起こること。見たくなくても避けられない。
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