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2023年7月19日 (水)

【ハイレゾ音源再生】『ひろがるスカイ!プリキュア』ボーカルアルバム ~FLY TOGETHER!!!!!~ #precure

Fly
フルセットのアルバムを買ったのは実に「ドキドキ」以来である。その間にこちとら機材はアップグレードしている。
F1znptfaiamo347
ハイレゾバージョンをNASよりDENON DCD-SX11でDA変換。
F1znqsxakaacfae
バランス接続でAccuphase E-470。
F1znqxvaqaeofy5
バイワイヤリング接続でTAD ME-1。あ、TADって録音スタジオにある超でけぇスピーカーのメーカーね。その家庭用バージョンがこの子。
まぁ、聞いてみましょう。
 
1.ひろがるスカイ!プリキュア ~Hero Girls~(TVサイズ)
OP。文字通りキラキラな楽曲で所々にバスドラの迫力を感じるが全体に腰高な印象。音場は左右スピーカーを結ぶラインに貼り付き、エフェクトの掛かったコーラスだけ前へ出てくる(定位感と言うより逆相)。

2.全力ヒーローガール!
ヒーローになりたいメイン、キュアスカイのキャラソン。なんだろ、ヴォーカルが左右スピーカーの間で埋没する。ギターとドラムスは籠もっている。もう少しヌケの良い録音/処理は出来なかったか。同じく各楽器の音は貼り付く。

3.わたしリフレクション
スカイとペアで必殺技を繰り出すプリズムのキャラソン。可愛らしい声最強だがそのなんだ、ASMR寄りの雰囲気。ヴォーカル定位は口のサイズが大きくなりピンポイントと行かない。キーボードであれドラムスであれ音を左右スピーカー間に広げてあるので目を閉じて聞くとヴォーカルと楽器群が前後に並ぶので「ステージ感」とは異なる音場。

4.空虹ダイアリー
ソラとましろん。ぽんぽんぽんと「置いてある」のでヴォーカル自体は真ん中に二人並ぶ。音像大きいけど。バスドラ鳴ってるけど多くゼネラル向けのシステムでは聞こえないだろう。管物が定位感や伸びを感じない。高周波方向伸びてる楽器なんだがなぁ。エンディングに向かっての追い込みはお二人ヴォーカルよく頑張りました。

5.風読みバード
ツバサくん、すなわちプリキュアでは極めて珍しい男性ヴォーカル。軽やかな曲想だが通奏低音が入っており、足元に力強さを与える(ただし一般的なシステムやスマホ内蔵では出てこない)。ヴォーカル帯域に合わせたキー進行になっていて「そつなく」仕上がっている。

6.あたたかいあたりまえ
18歳成人プリキュア、あげはちゃんのキャラソン。意外や歌声ハスキー要素があって林桃子を思わせる。しっとりした歌い出しなのでヴォーカルの定位がどうこうはあまりない。からの、ネタバレは止めておく。音質的にはヘッドホン向けの展開としておく。

7.未来コネクト
ツバサ&あげは。いいんだけど、もっとこうヴォーカル前に出せよ。この板全体に言えるが音が重なって前後(奥行き方向)に並ぶのでヴォーカルがかぶられる。弦が入っているがそこだけ切り取ると44/16の音。弦とピアノはハイレゾ標榜するなら神経使わないとダメよ。

8.Daybreak song
近年の「プリキュアの歌のお姉さん」4人による高BPMロックテイスト。マイクスギヤマの迸るリリックをギターとドラムスでかっ飛ばしてカッコイイがもう一段の深み、抑揚が備わっていると良かった。これが精一杯じゃないよね?気になるのはギターとドラムスなのに音の重心が高いこと。いやこの4人の声質に寄り添うとそうなんだろうけど、対立軸として下げて欲しかった。

9.FLY TOGETHER!!!!!
本作プリキュア4人によるタイトルトラック 。そのなんだ、「ロッシーニ・クレッシェンド」的なガンガン来るタイプでプリキュアでこのタイプは佳曲に仕上がる。特急電車が高原地帯で大カーブを駆って行くような爽快感がある。エフェクトで「ひろがるスカイ」感のある音場を得ている。ただ「前」ではなく「奥」である。
 
10.Try Try Try
石井&吉武「声優アーティスト」として水準なのだろうが、低域にしんどい部分があるほか、ヴォーカリストして捉えるとシュリンク感が気になる。楽器の音が前に出てくるがこれは位相差。うなり(1/f)が感ぜられない。コーラスがぽんと置いてあるのは惜しいなぁ。

11.シェアして!プリキュア Ami Ishii Ver.
「ヒーリングッど」の同名曲(五條真由美)を石井あみが歌う。爽快にすっ飛ばす佳曲。軽くて浮遊感抜群だが、「芯」とか「核」の役目をする通奏は欲しかったかな。エンディングに向かって煌めいて行くのは軽く感動できる。パワープレイ確定。

12.ヒロガリズム(TVサイズ)
かわいいの一番。鮮度は高いが定位と広がりにもう一声欲しかった。なお、本作は作詞六ツ見純代、OP作詞の青木久美子の妹に当たる。姉妹で番組担当は初めてとのこと。

13.ワンダービート
吉武。こういうのをかすれ感なく歌うのは応じた能力(ダイナミックレンジ)を求められる。バスドラムがグッと出てきて重心の高さにスパイスを与える。曲想はグルーヴ感高く大好き。

14.Try Try Try ~Remix for Ami Ishii Ver.~
歌手違いで同じ曲連発。こちらは石井あみ。ヴォーカルがセンターに大きな像を描く。包囲感豊富なバックトラックだが、意外なほど低音が強めで芯を感じる。Cメロへの移行は頑張りました。

15.Try Try Try ~Remix for Chihaya Yoshitake Ver.~
同じく吉武千颯。傾向は14と同一。ブレス(息継ぎ)のポイントが少なく忙しい取り回しなのだが、肺活量とビブラートの使い方もう少し鍛えがいがあるのかなという。
 
【まとめ】
「作品の派生コンテンツとしてのキャラソン集」としてはこれでいいのだろう「本人」が歌ってるわけだし。ただ、96/24で100まんえんのスピーカーからぶっ放す「オーディオソース」かと言われると「もっとこう……あるだろ」と言いたくなる。声は高低・強弱の抑揚・瞬発力・序破急……欲求不満がないと言えばウソになる。
音質的には高域方向の不足感、定位の甘さが否めない。2つのスピーカーの間に貼り付いて前に出てこない。個別に収録してDAWソフトのPAN機能を使って配置するとこうなる(自分の経験による)。左右を音量差・レベル差で確保しており、時間差・位相差成分がないのだ。それはマルチモノラルであってステレオフォニックではない。
楽曲個々は番組のコンセプト、プリキュア魂を反映していて特段物申すところはない。「青木、六ツ見でプリキュアの曲の世界観ができあがった。それを参考にした」とは上記マイクスギヤマ氏(2023.7.24ツイッター内スペースによる)。メロディラインは各々ヴォーカル帯域に合わせてあり似合いだ。おしなべて軽やかに滑り飛んで行く作りであり、但し重心は高い。
パワープレイとしてはまず8.Daybreak song、9.FLY TOGETHER!!!!!、そして出自はヒープリだが11.シェアして!プリキュア。この辺か。
お子様が最初に聞く本格的な音楽にふさわしい存在であれ。「世代を超えるプリキュア」ってそういうことでしょ。もう一枚出るはずなのでそちらも期待。
(アーチスト敬称略)

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