労災ばっか
全員メール:腰痛災害多発。資料を熟読し注意のこと。おーん。
で、世間もこの有様。偶然には思えんよ。「人手不足の中で納期優先」これやろ。
建設も解体も「作業内容は現物合わせの都度都度」(非定常作業)であるから、作業に伴うリスクは「やってみなくちゃ判らない」ものが幾らか含まれる。なので可能な限りでリスクを想定する「KYT(キケンヨチトレーニング)」をやったりする。だがそれは実際の作業のための時間を削ってしまう。
建設であれ解体であれ、予算の範囲内で済ませろ、であるから、時間を掛けるのは余計な賃金を支払うことに繋がり、実入りが減る。納期も余裕がない場合が多い。いいから早くやれ。こうなる。慣れると雑になってミスをする。ミスは事故を起こし、人命と多大な賠償と信用が失われる。こうなる。するとここに、多大な損失を防ぐためには応じたコストが必要という結論が導かれる。このコストと損失の関係を表す数式を損失関数という。計算しないが、KYTにある程度の時間を割いてせめてもこれだけは注意しようと声に出すだけで意外と効果はあるもの。5分の朝礼で命が助かるなら。保護具や安全装置のコストが工事やり直しの額を超えることはあるまい。
安全第一で行こう、ヨシ。
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