TAD ME-1 2年経過
2年で飽きるようでは大ごとなのだがw
特段、劣化を感じるような部分なく鳴っているように思われる。在宅勤務バリバリなので1日中こいつの音を聞いているが毎日が新鮮だ。もっとも「少しずつの変化はずっと接していると気づかない」ので、2年前とは変わっているかも知れぬ。外国車などパーツを取り替えながら性能を維持するので、「高級車」ほど応じたコストが掛かったりするが、まー日本製だしそこまで阿漕なことはせんだろうw
出自がモニター機でヴォーカル調整が主力だが、切れ味と瞬発力の高さが持ち味で、ドラムのアタックや弦や管の倍音キリキリ大好きそうに飛ばして寄越す。上下・左右にひろがるスカイ3次元音場を形成し、音源にも依存するがパースペクティブを造成する。音場においてスピーカーは存在を消す方。ヤマハの3000なんか「ボクが音を出しております」と手を上げてるが如しで好対照。
2016年のキカイだからそろそろモデルチェンジの話を聞いてもいい頃だが、こう、構成部品の値段が上がってしまっては、直系後継をほどほどのコストで作るのは難しかろう。現にこいつも当初価格から5割増しくらいになっており、その値段で今買うか?と聞かれるとちょっと首をかしげる。が、この価格帯で国産はヤマハやクリプトンくらいしかなく(ダイヤトーンのアレは生産完了)、孤高にして舶来と戦える貴重な存在。最初に心ときめいた憧れを手にした以上可能な限り応援して行きたい。
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