とりあえず津波は来た
スマホがピコン「津波注意報」あん?地震速報は何も無かったが。
気象庁曰く「津波が観測されたので注意報を出しました」後付けかい。
鳥島近海の地震がそれっぽい。気象庁はマグニチュード不明と言い、米国USGSは5.0~5.5前後を推定している。ただ「M6未満」で津波というのは考えにくい。
地震との因果関係がはっきりしない津波被害としては、天正地震(1586年)慶長地震(1605年)トンガ海底噴火(2022年)などが知られる。天正地震は伊勢湾、若狭湾、琵琶湖(?)で津波が生じたとされ、これらを説明できる地震が思いつかない。慶長地震は京都で人が感じたかどうか議論になるレベルの割りには大津波が襲って人的被害が5千を超える。チリ地震のような遠い地震に基づく津波や、海底地滑りなど諸説シミュレーションされているが結論はない。トンガの火山噴火に伴うものは爆発による気圧変動で海面が持ち上がったもので、海底の変化で水面が変動する通常の津波と成因が異なる。
鳥島近海の地震と津波は1984年以降観測されており、海底火山の活動や、この海底火山により海底構造が崩れたりすることで、地震の割りに地形の変化が大きいのでは?等々、これも諸説あるが結論は出ていない。
いずれにせよ「海溝地震→津波」は十分条件だが、「津波の原因は地震」は必要条件の一つに過ぎない。このことは「海面変動を起こす要因」をもっと考えておく必要がある、と言える。「来たので注意報出しました」では防災・減災に何も寄与しない。
過去に、「地震とペアになってないから」という理由で虚報扱いされた津波の記録はないのだろうか。
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