暗躍するIT担当大臣

鍼灸院の院長先生からSMS「ネットが繋がりません」あー。

最近途切れ途切れでついにダメになったそうで、そういうのは寿命系であることが多い。

「定時後お伺いしますんで」

医院は今日はお休み。さてシステムは以下。

CATV会社の同軸→モデム→LANケーブル→Wi-Fi親機→Wi-Fi→パソコン/スマホ

パソコンのネット接続は無線のみ。なのでとりあえずLANケーブル挿せるようにコネクタ付きのUSBハブとケーブル一巻き持って定時後参上。こいつらさえあれば、CATVのモデムさえ生きていればネット接続は可能。

PC開くとWi-Fiを拾っていない。そこでまず自分のスマホをテザリングモードにしてパソコンに探させる。接続できそう。やふー、でググるとYahoo!が表示。

「あ、繋がりましたねぇ」
「いえこれ私のスマホで受信して、Wi-Fiでパソコンに流しています。なので、パソコンのWi-Fiは生きています」
「そんなこと出来るんですか」

次、パソコンUSBに持参のハブを接続。ハブのLANポートと、CATVモデムのLANポートをケーブルで直結、やふー、でググるとYahoo!が表示。

「あ、繋がりましたねぇ」
「CATVのアレと直結しています。なのでCATVのアレは問題ありません。間に入ってるWi-Fi親機が怪しいです」
「なるほど。そうやって一つずつ潰して行くんですねー」

まー、セットアップしてもらってやふー、では、間に入っている機械がナニで、どう接続されているか分からないから、問題点の予測も調査も難しいわね。

次、モデム→LANケーブル→Wi-Fi親機→LANケーブル→パソコン

接続不可。すなわち主訴のWi-Fiが繋がらないと合わせ、親機がアウト。

「いつの機械です？」
「さぁ……」

やってもらったものなのね。

バッファローのG302Hでググる。

2010年のキカイじゃないか。

「寿命です」
「そうですか」
「この手のネットワークや電波を扱う機械は、半導体が酷使されるので家電品のように長持ちしません」
「なるほど」
「これCATV会社の支給品ですか？」
「いいえ」
「じゃぁ買い換えれば事足りますがどうします？」

大都会名古屋なので量販店までクルマで３分。今から行きますか？

「行きます！」

ぷっぷー。

さて先生のクリニック兼ご自宅は鉄筋３階なので、３階でスマホをいじるコトを考慮し、ちょいとパワフル目がよさそう。メーカはぶっちゃけどこでもいいが、店の推しがバッファローなのでそこからチョイス。ちなみにバッファローなら個人的にもマニュアル不要。

「ありがとうございました～」

すげぇ外観だなおい。虫かお前は。

付け替え。旧親機を剥ぎ取り、こっちをセット。モデムは再起動してこっちのMACアドレスを新しい手下として認識させる。ちなみにバッファローは旧環境の設定をそのまま新環境に移行出来る（ログインパスワード等存置）引っ越し機能を有するが、LANポートすら動かないのでそれはムリ。なので新規設定。パソコン側から接続パスワードを打ち込んで、やふー、でググるとYahoo!が表示。

「あ、繋がりましたねぇ」
「これで使えます。スマホもやっときましょうか」

こっちは専用のQRリーダをダウンロードして、パスワードの書いてあるカードのQRを読ませる。やふー、でググるとYahoo!が表示。

「あ、繋がりましたねぇ」
「これで完了です」
「助かりました」

めちゃくちゃ恐縮されたがこちとら趣味の範疇。NGを絞り込んで入れ替えただけ。でもこれ、自力解決を図ろうとしたらどうすべきだったのだろう。CATV会社にサービス出張を依頼する？親機もパソコンも同社の範疇ではない環境で「原因特定」はしてもらえるだろうが、解決はされないのではないか。持参PCとLANで直結してpingを飛ばして「レート出てます。当社側に問題はありません。じゃ、そゆことで」……それならいい方で。

「斡旋品のスペシャルWi-Fi親機をご購入ください。接続サービス込みで○万円です」

……いやいやｗ

ねぇｗ

（しかしオイラの作業実質30分で１まんえん取れるのか。へー）