ネット軍師様の多いことで
ヘリから荷を落とせだの自衛隊の投入が遅いだの「じぶんのかんがえたさいつよのきゅうえんかつどう」を結構知名度のある方々が披瀝してらっせる。「なぜやらんのだ」と。……難しいと判断したからじゃない?
能登半島って100キロあるんですよ。応じて対象範囲は広い。千里浜走って和倉に泊まって、輪島で漆器を探して軍艦島を眺めて能登島ひとまわりってやったけどさ。2泊3日じゃ少ししか見られないレベル。ヒトだけモノだけ送り込めばいいんじゃなく、受け入れる場所、受け入れる人員が活動出来る拠点を作らないといけない。液状化や隆起で「広くて平らなところ」は限られ、道は大規模に崩壊。悪路を走破出来る車両やあるいは徒歩で可能な限りの支援物資は持ち込んでいて、現状、道を啓開しつつ、船で近づけるだけ近づいて、そこから人員やヘリでピストン輸送、という段階。ただ「半島」という地勢の故に陸路は加賀地域・富山呉西地域から入るより他なく、海路も隆起で港湾が使えず、という状況。できるだけ近くまで、できるだけ多く、最も必要なモノを優先して運び込み、そこから先は徒歩。
「可能な限りやってます」……もどかしいと思うかもしれないけれど、無茶は出来ないんですよ。上から落とせ?落として転がったり別のモノ破壊しないためにはスペースが必要だよ。それだけのスペースがあればヘリ自体降りることが出来る。よしんば落としたとして誰がその荷をほどくの?落下に耐える頑丈な荷造りを解く道具が孤立した避難所にあるの?そも落下に耐えるような荷物は限られる。食品など梱包が破裂してしまう。袋に入ったムギやコメ落とせばいいのか?
市内の陸自は入れ替わり立ち替わり車両の整備をして荷物積んで朝な夕なに出発している。現地に寝泊まりする場所が無いので、ありったけ持ってって徹夜活動して人間ごと交換するわけ。名古屋から能登まで300キロほどなので可能なピストン救援。
命を守るために多くの努力が払われてるんだよとっくに。舌禍のバカ知事に「浅はかな女」丸出しのアホ記者。自称映画評論家。オマエラが考えることくらい、現実に車両や航空機を扱う現場は検証済みだわ。
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