外道に対し外道が発言
えっとですね。
「同一の信号を発生するn個の信号源がある時、その和を取ると信号はn倍になるがノイズは√n倍にとどまる」(※)
というのがあるのですよ。が、彼女らのそれは主信号たるべき歌詞の部分が√48倍。「信号」の体を為してない。オーディオマニアの立場で言えばソースとして0点である。ウチのシステムには出入り禁止。
この記事を書いたライターは「ランキングをハックした」と表現したが、要は「歌の実力と売り上げは正の相関を為す」という原則を崩壊させたのですよ。それは常識を破ったという点でマーケティングとしては正解かも知れないが、一元品質を軸とするオーディオ的視点では全て台無しにしてしまった。まさに外道である。商用に流す歌唱のハードルを下げ「聞ければ質などどうでもいい」という潮流を作り、「音質」という奴をないがしろにする片棒を担いだと言って過言ではあるまい(外道発言)。オイラが勝手に眉をひそめる声優のアイドル化もこの潮流に乗っかったものだろう(外道発言2)。
歌手として超A級であり一元品質保守本流の八代亜紀の作詞を手がけた男がなんでこんなことしたのかサッパリ理解出来ないが、柳の下に何百匹もドジョウが泳いでいるわけもなく、Adoちゃんや米津っちといった実力派が出てくれば、クオリティの差は歴然。ライター氏は某半島系を引き合いに出しているが、そんなビジュアルのパフォーマンスを引き合いに出すまでもなく、「ずっと聞いていられるか?」というシンプルな視点で答えは明らかであろう。軌を一にしてアニメのOP/EDが歌手とタイアップに回帰しつつあるのは前にも書いた通り。奇をてらっても一元品質を持つものは外れたら長続きしないのだ(外道発言3)。
いい歌いい音で聞こうよ。いい機械でさ。そんだけ。
※√48ということは、48=16×3であるから、16を根号の外に放り出して4。つまり48の信号源を足し合わせたはずが4√3≒7にしかならない。
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