息絶えた機械の哀れ
地震のニュースに割って入ったのは着陸直後に火を噴くJAL機。400人近い乗員乗客は脱出できた。まずは良かったが、海保機は5名の隊員が命を落とした。原因は不明確だが、海保機は仙台空港で津波に飲まれた航空機の生き残りだという。しかも新潟へ能登半島地震の救援物資を運ばんとするところ。何だろう、この皮肉で残念な結末。そして。
乗客が逃げ切るまで頑張ったと言っていいのであろうか、JAL機の方は文字通り丸焼けになって哀れな残骸と成り果ててしまった。航空機の部材は難燃じゃないのか。まぁ乗客の荷物があるし燃料があるから「ダメな時はダメ」なのだろうが。にしても消化剤ぶちまけているのにみるみる燃え広がってくずおれ、航空機と判らぬ焼けぼっくいにまで尽きてしまうとは。金属フェチとしては無力感に苛まれるわ。
さて今回の事故では羽田が使えなくなった数多の航空機が成田や茨城、いくらかは中部国際空港セントレアへダイバードした。この場合代替手段で羽田(都内)へ向かうことになるが、京成は成田へ臨時電車を向かわせ、関東鉄道は茨城県内のバス会社とタッグを組んで茨城空港へ向かった。名鉄も最終電車後に空港特急ミュースカイをセントレアへ差し向けている。また復活直後の北陸新幹線を含む各新幹線で臨時の電車を出すという。
能登半島では全国から集結した消防・レスキューが不眠不休で活動をしている。
垣根を越えて。
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