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2024年3月18日 (月)

やるだけマシだが遅すぎだ

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ソニー系「mora」で、ダウンロード楽曲のロスレス提供を開始と。

「ロス」(損失)とはなんぞや言うと、「CD収録に対して」である。CDという媒体が「大容量記録メディアの雄」であった頃、12センチの円盤じゃ持ち歩くにデカすぎるということで、「データ量を減らそう。大きな音では高音聞こえづらいし小さな音や変化も聞こえないからそういうのを削ってしまえ」という発想で編み出されたのがロスあり音源、オーディオマニアが言うところの「圧縮音源」である。CD音楽のデータレートが1100kb毎秒に対し、例えば代表的な圧縮規格のmp3が320kb毎秒だから、ざっくり1/4になっている。なお「損失」の名の通り削られたデータ・音楽信号は戻ってこない。つまり音質は悪い。

音楽販売に「ダウンロード」が加わったのは家庭用インターネットの速度が上がり始めた2000年代前半だが、「CD音源そのもの」のネット販売にはどこも踏み出さなかった。データが簡単にコピーされるから、という懸念であった。20世紀の録音メディアである「カセットテープ」の貸し借りや内容のコピー(ダビング)を黙認していたのは、一次媒体であるレコード等の音質に比べて落ちるから、で、比してデータコピーでは完全な複製で、1曲から幾らでもコピーされて商売あがったりになる、と心配したのである。そこで逆に「元から劣化している」ロスあり音源でダウンロードサービスがスタートしたのだ。

ひねくれてきたのはそこから10年ほどが過ぎた2014年辺りで、CDを遙かに超える音質・データ量を有する「ハイレゾ」音源が登場してからである。

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例えばこれは先に放送された「オトナプリキュア」のエンディング・挿入歌を収めたハイレゾ版だが、1曲のデータ量が100MBある。CD1枚に収まるデータは640MBであるから、ハイレゾのデータは円盤で販売するのは不可能で、逆にダウンロード販売が基本になった(スーパーオーディオCDという奴はあるが再生環境を用意するハードルがあまりに高いのでさておく)。

すると音源サイトは同じ楽曲は圧縮かハイレゾしかないという「標準」が存在しない販売スタイルに進んだ(OTOTOYは可能な範囲でロスレス販売もしている。偉い)。これがさらにひねくれるのはだれでもスマホ状態になった2016年以降である。コピーするような連中(≒音楽を聴くが買う気は無い)はコピーよりも手軽にようつべのデモ音源をブックマークして聞くようになったし、圧縮で音質に不満はない人々はストリーミングに流れるようになった。音質重視派は元よりハイレゾを買うし、要するに「圧縮をダウンロードで買う」意義が薄れたのである。どころか、気に入った楽曲が古い作品でCDがとっくに廃盤で買おうとしても圧縮しかないとか「この1曲が欲しい」のに圧縮しか無いとか困った事態の方が増えるようになった。

で、ようやく解禁、となった。ダウンロード販売が世に出て何と四半世紀である。遅きに失したところの騒ぎじゃないことは明らかであろう。「普通」の音源を「即座に」購入する機会がその間奪われていたのである。CDなみの音質ならポータブルやスマホに移して聞きたい(聞ける)という愛好家はかなりいたことであろう。ハイレゾに移行した音バカはさておき、ストリーミングで好きに選曲出来るようになってるから今更、という向きはかなり多いのではないか。音楽家の「聞かせたい」音をユーザーに「選ばせない」レーベルの罪は重いし、時代の変化・技術の進歩に対する感度が鈍すぎる。円盤の特典押し売りがよほどうまみのある商売だったのだろうか。

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さてとりあえずKalafinaでハイレゾ化されていない楽曲がロスレスで存在していることを確認してダウンロードしてみた。Kalafinaを知った時点でこちらはハイレゾ移行後で、完全にダウンロードのみで購入してきた。結果その「ハイレゾか、ハイレゾがない曲は圧縮か」のドツボにはまった。圧縮の音質は痩せて乾いて貧相である。ランダム再生しているとその差はニョジツという以上のモノがあった。これがCDレベルに改善された。乾いた感じは残るモノの、失われていたニュアンスが含まれふくよかに鳴った。まずは及第点に戻ったか、と言える。

音質で3ランクをサイトに用意するのは面倒だろうが、やがて携帯が5G以上になればCD音質でストリーミングが可能になる。その暁に圧縮という時代のあだ花(単価も安いしなw)を捨てればいい。誰も得しないし求めてない。カネで買う以上「最低限・CD音質」で当然だろう。店で円盤買うのと何が違う。店がなくなりつつあるなら、店の代替えをネット上に用意して当然。

21世紀も間もなく1/4が過ぎようとしている。

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