あーすでーだそーでー
「地球のことを考えて行動する日」だそうで。茫洋としてますが意識他界げふんげふん意識高い系の方々は何かされたのかな?
今日の地球さん総天然色である。赤丸は知らん。何か擾乱を検出すると勝手に付与されるんじゃなかったっけ。北半球のアリューシャン、南半球暴風圏にそれぞれ低気圧の渦巻きがあるほかは、目立った擾乱は見えない。
地球を語る時最近二の句として出て来るのが温暖化。
スパン広げて6600万年前……すなわち恐竜絶滅前後からこっち「新生代」の気温変化がこう。「おおむね低下傾向なのにここ100年でアホみたいに上がっている。人為的な影響以外考えられない」ってのがガッカイの物言い。
もっと前、植物が陸上に上がってくる5億年前前後から気温推定結果がこれ。
えーと説明が要りますね。
Cm:カンブリア紀
O:オルドビス紀
S:シルル紀
D:デボン紀
C:石炭紀
P:ペルム紀
↑古生代
↓中生代
Tr:三畳紀
J:ジュラ紀
K:白亜紀(恐竜絶滅)
↑中生代
↓新生代
(一つ前の絵)
これを見ると恐竜が生きていたジュラ紀白亜紀は気温が高く(恐らく酸素濃度も今より濃く)あのような大型の生き物が十分に生活出来る環境だったことがわかる。
さてこれまでの研究で、地球の気候・温度変化には幾つかのパターンがあることが分かってきている。ざっくり氷結・クソ温暖・寒暖繰り返し。単純に太陽からの距離から計算される地球の気温は-18℃で、何も起こらなければ地球はここへ向かって冷えて行くはずだ、と言われる。そうならないのは、コア・マントルがアチチであること、月が近くにいて地球に重力を及ぼし、結果地球は始終モゾモゾ動いているので適当に熱を持つこと、大陸と海洋のバランス、地球が太陽系空間に描く軌道……うんぬん。なので、なにがしか要因が複合して「温暖化に見える現象」を惹起していると言えなくもない(説明出来る機序は見つかっていないが)。ただ、40℃近い高温とか南洋のスコールのごときゲリラ豪雨とか、植物昆虫の生態の変化など、この生きてきた半世紀ですら身をもって分かる変化があるのは確かで、人間活動が原因として否定出来ない以上、最後熱に行き着く「無駄なエネルギー消費」は抑えるべきだというお利口な結論は是として良いと思われる。無駄=非効率=コスパが悪いのだよ。内燃機関を排除せよとか火力発電を排除せよとか極端で非現実的な物言いだと思うが、排気排熱を有効利用して動力や電力にならなかった部分を単に捨てない努力とか、少しずつの積み重ねは絶やすべきではないだろう。
とりあえず戦争はやめようぜ。エネルギー使ってエネルギーを拡散してひところして破壊する。これほど馬鹿馬鹿しいもんはないわ。
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