老害の暴言で十年を失う
S岡県は豊かな農作物と楽器や二輪車に代表される「ものづくり」で成り立っていると思うのだが、その首長は「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりとかと違って、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち」とのたまい、「差別をしたわけではない」んだと。
(ご存じプラモの聖地。隣の三菱電機は「霧ヶ峰」の工場)
非難囂々で辞任すると称しているが「リニアが延期になったからやめてもいい」とかヌカしおる。この非科学的で子供じみた言動よ。こういうのをクソジジイというのだ。オヤジの骨を母の元から引き取って名古屋に持ってきたのはリニアで40分を見込んでのこと。10年後母親は90歳だ。法さえ許せば成敗してやるわ。
リニア自体について言うと、反対派の人には申し訳ないがこれは端から「いかにS岡をパスするか」という交通機関である。トサカに来るかもしれないが、戦前に設定された「超特急『燕』」新幹線開通前の最速列車「こだま」そして言うまでもなく新幹線と「東京-名古屋-大阪」最速直結の使命を受け継ぐ。なので実は旅客流動に関しては「通過客が変動する」だけで、要するに11キロ程度穴が空く以上に何も起こらない。
さてネットでは県内企業の流出の声を聞いた。が、それはない。サプライチェーンは県内に深く根ざしており、工場自体を作り、地元企業と協力態勢を作り、物流拠点を確保する……「現況と同規模」をリニアだからと県外へ動かすにはコストもメリットもない。S岡は列島の東西方向、南北方向いずれも中間に位置し、海運に問題なく、唯一手薄だった日本海側へのアクセスも中部横断道により解決された。「わざわざ出て行く」意義はないのである。なので首長の軽視する「ものづくり」自体に影響を与えることはまず無い。
願わくば実家健在のウチに帰省で使いたい。
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