4月25日・鉄道の課題
尼崎事故に関してまず言っておきたいのは電車に罪はない、ということ。207系かどうだったかによらず、70キロ制限のカーブに120キロで突っ込めばひっくり返る。その後、赤信号の見落としだけでなく、制限超過でもブレーキがかかるシステムに移行したのは、類例再発防止にはなるであろう。ちなみに、組織で起きたミスに対して叱るのは無意味と自戒したのもこの事故だ。ミスをリカバリできるように仕組みを作るのが組織の仕事である。
(東)
みどりの窓口問題。新幹線チケットレス(EXサービスや東日本、西日本類例サービス含む)の「ノリ」で、「あれがあんだけ普及してるんだからこれもええやろ」と機械化しただけ、というのがシンプルな背景ではあるまいか。一列車乗って降りるだけならいいだろう。前後はICカードで改札を引っぱたけば良いだけ。ただ、新幹線なんかめったに使わない、「この時間にここに着きたいから切符作って」って層がスマホでブッキングしてカードパンパンをするであろうか。「めんどくせーから駅に聞く」ではあるまいか。それが駅員と同じ機械を使えるわけがねーだろ。しかもあの機械インタフェース、トップ画面のアイコン配置がコロコロ変わる。最近になって「乗り換え案内」というメニューアイコンがトップに出てきた。「どこへ行きたい?」から始める物で、指定券といきなり出てくるよりまだマシ。だが、
・いつ
・どこへ
・どのルートで(早いのかお得なのか乗り換えが少ないのか)
・どの列車の
・どの席へ
決めなくちゃならない。新幹線ABCDEと席があるが、窓際って富士山見たいのか陽が当たらない方がいいのか隣に人が来る確率が低い方がいいのか、窓口来るような層が知ってるわけがねぇ。あまつさえは学生の定期券は通学証明書(or学生証)を駅員が目視確認とか令和になってナニヤッテンダって話だ。ちなみに板のSuica/PASMOは発売が中止されて久しいが、この春から新たに定期券を購入する学生・社会人の皆さんどうしてるんだろう。モバイル上手に運用出来てますか?
- モバイルSuicaアプリで必要項目を入力
- 通学証明書等を撮影してアップロード
- モバイルSuicaサポートセンターにて予約内容確認、お客さまへ結果通知
- モバイルSuicaアプリで購入
だっさ。
「第4種踏切」問題。まず根本的に上信電鉄にはカネがねぇから「何とかしろ」と言われても無い袖は振れないであろう。「1種」すなわち遮断機付きに変えろというが、そのための費用とメンテが重い。自動車が通らないなら簡易な歩道橋を設置するとか「脱・踏切」も必要であろう。安全がコストのために削られてはならない。
(西)
……しかし窓口マシンはどげんかせんとならんぞ。階層が深すぎる上に分岐が多すぎて「これを買うんじゃ」ってあらかじめ決めておかないと(=鉄ヲタじゃないと)的確かつ素早く操作出来ないぞ。
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