悪いのは「現場」か?
「貨物」と似たような事案が東海でも見つかった。よらず一昨年辺りからだが、自動車業界、電機業界など、製造や保守の現場で「大丈夫と思うがウソ」の事案が多数見つかっている。
簡単に言うと納期に追われて人が居ないのでウソで辻褄を合わせているのであろう。
「コストパフォーマンス」という言葉は、値段を上回る成果が得られると高い数値になる。成果を高める方法とコストを下げる方法がある。
企業活動で売り上げに直結する活動は「仕入れ」「製造」「販売」である。安く買い・安く作り・高く売る。するとここに「保守」や「試験」はコストが掛かるだけで、その活動は何の売り上げも持ってこないという事実を突きつける。但しその代わり、品質問題が生じたときの損失は恐るべき金額になる。ネジ1本の不良でトラックのタイヤが外れたら……人的被害とその補償のみならず、みんなその会社のトラック買わなくなりますわね。ここらへんの「コストと結果のさじ加減」を田口玄一は「品質関数」という言葉で表した。例えば1億の損失を防ぐために人件費が1千万。それを投じるか削るかは経営のセンス、コンプライアンス意識、消費者保護の精神・哲学。
「いついつまでにやりきれ」ではなく「いつなら出来そうか?」とワンクッション置く必要があるのではないか?
「ライバル企業を出し抜かないとダメだ!」
それは応じた頭数と環境を整えてからすべきことでは?
「ステークホルダーがー」
低品質会社とレッテル貼られる方がイヤだろうよw
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