プロ野球ドラフト会議、ちょっと変わってきた?
元々、アメリカのフットボールNFLだったと思うが、「いい選手をカネに物言わせてかき集められると1強他弱になって永遠に解消されない」=リーグ戦としてツマラネェみたいな経緯があって日本のプロ野球でも採用されたモノ。途中某「紳士たれ」チームが非紳士的な要求をあーだこーだ入れたこともあったが、今では多くの選択選手が「指名頂いたチームで頑張ります」としている。今回注目された大学の選手二人も、それぞれ指名チームのユニホームを着たり帽子を被ったりして前向きなコメントをしている。両チームとも今年は「もっと頑張りましょう」状態だったので、ドラフトの趣旨通りになったかな、という気はする。
「弱い奴に味方して強い奴に勝たせてこそ男の子だろう」という星野仙一氏が阪神監督を引き受けたときの言葉をみんなに贈っておく。
さて我らが阪神タイガースを見てみよう。競合した選手は外したが、有力な高校生投手や、そもそも候補選手の少ない捕手を確保できたのは良いのではないか。前評判の高い社会人左腕。独立リーグの遊撃手、速球右腕、みんな希望を持たせてくれる。
育成。この時点ソフバンの指名が終わっていないが(13巡まであったようだ)、阪神に特化してるのでこの辺で。こちらも独立リーグから指名し、捕手が含まれる。まぁ育成は「長い目」で見たい選手たち。力を付けて支配下にステップアップしてください。
ところで今年阪神は大学出身を取っていない。最近のNPB一軍は「パワーとスピード」が格段に向上し、特にバッターで高校生即戦力というのはかなり難しい。その点で高校生が投手というのは理解できるが、高校生はその彼ひとりで、あとは社会人と独立リーグだ。投手は左腕の方が色々と有利であるから、1位の左腕は即戦力期待。他の選手は2~3年でレギュラーになってくれれば……そんな感じだろうか。なお今年「ほぼほぼ」レギュラーを掴んだ前川右京選手は2021年高校卒業で23年から1軍出場、そして24年にスタメンに名を連ねるようになった。この辺りに球団の腹づもりが窺える。なお、高校生投手は藤川新監督に投手のノウハウを色々教わりたいと。ええよ火の玉で行ってくれ。
全員に期待するわ。
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