足しになるなら本望ですが
鉄道模型で製品化される車両は国鉄・JR形式が圧倒的に多い。同じ形式が全国津々浦々にいたので、全国に需要がある=売れる。売れるから作る。
一方で私鉄車は基本、その沿線地域の需要しか計算できない。なのでそれら鉄道の花形特急車「だけ」製品化される時代が長かった。この結果、
例えば「JRなりたての東海道本線」とかテーマを立てるとサッと集まる。比して私鉄でこれが出来るのは現状東武、
名鉄
あとは近鉄(画像なし)くらいか。
結果、私鉄車両だけかき集めて必要な数を揃える、というやり方をしている。実物では線路幅が違ったりしてこのような呉越同舟は出来ない。
で。
昨今3セクや中小私鉄の経営が苦しいのは知られる通りで。鉄ヲタの端くれとしてこうした各社の模型を買うことで少しでも経営の足しになればと思うのだ。どのみち呉越同舟ならバラエティ豊富な方が楽しいじゃないのさ。
(NT200出るのね)
ところが。
そういう各社はそういう背景があるので、JRと共通設計の車両を導入したり(コイツはE129系と)
長野電鉄は左上から元小田急・元成田エクスプレス・元東京メトロ・元東急……そう、「結局、単なる他との色違い・短縮編成」となるパターンが多い。
こりは会津鉄道AT700。ただ、この車両は新潟トランシス社のNDCという地域輸送向けディーゼル車をベースにしており、同様なNDCベースは他にもある。これは模型メーカ的には少し変えるだけで製品化できるので楽だが、集める方は同じ物の色違いになるだけでバラエティ確保という点で疑問がある(ごめんね肥薩おれんじさん)。
この「車両メーカの用意した標準型を皆で使う」が極北に達したのが欧州で、国が違っても同じ形式の色違いで何も面白くない。フランスもドイツもスイスもオーストリアもイタリアもアルストム社製。
急行「もりよし」とか再販かからんかねぇ。
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