プリンタを変える
●冒頭の能書き
「インクジェット」という微細面積インク吐出技術はプリンタに革命をもたらした。それは評価する。かつて「写真」は写真屋に持ち込んで現像・プリントするものだったが、インクジェット+光沢紙によりデジカメ写真を家庭でも銀塩写真レベルの仕上がりが得られるようになった。
だがしかし。
・ランニングコストが高すぎる
・遅い
・印刷時の用紙の向きや表裏が統一されていない
・紙のローディングに失敗する(品質工学駆使して改善したんじゃないのけ。あ?)
・お節介なソフトウェアがたくさんインストールされるが邪魔でしかない
その素晴らしさを打ち消して余りある欠点がプリンタ代表格である2社(C社E社)の製品には常につきまとった。とりわけインクの浪費とその値段の高さは火でも付けたろかというレベルであり、褒めてる人はひとりもいないであろう。スタンバイするには少しインクを出さなきゃならない……理屈は判るが、使いもしない色がどんどん減って行くというのは、文字通り「捨ててる」だけで承服できるはずがない。加えて、その捨てインクを吸収するリボンとか言うやつがあってこれも交換コストが生じる。印刷の向きに失敗したりローディングにミスって変な結果になったりしているうちにインク切れで作業が進められない……流石にガチ切れして実家のC社プリンタは庭にたたき付けてぶっ壊した。機械大好きガジェヲタ自覚している自分がここまでキレるのは相当なもんだと思っていただきたい。粗末に扱うのは嫌いだが度を超えた奴は殺すしかない。
で、このほど晴れて(?)インクが全部無くなったので2社と異なるプリンタを導入した。
●導入の背景
ブラザー工業DCP-J928N。印刷・コピー・スキャン複合機。ブラザーというとミシンでその名を知らない人はいないが、「プリンタ-」での知名度はイマイチのようである。だが、1950年代すでにタイプライターを開発しており、71年にはドットインパクトプリンタ(ATMで通帳に印刷するアレ)、80年代はサーマル式ラベルプリンタ、ワープロ、そしてレーザプリンタを次々市場導入、主にビジネス部門・業務用で一定の地位を獲得している。ちなみにノートPCのキーボードの機械構造パンタグラフ式はブラザーが出自である。さてインクジェットの発売は90年代で、業務用のFAX複合機から順繰りに個人オフィス、そして家庭用にと展開されていった。この経緯から印字速度とランニングコストは重視項目だったようで後述するが壊した社製とは一線を画する。ちなみに何の抵抗もなくブラザーを選んだ理由は会社で客先提出書類の印刷にずっと使っており、品質と操作性を知っていたからである。あ、実家も壊した社の後がまは先んじてブラザーにしている。
●セットアップ
さてE社を取り外して並べるとこう。今回機能同等・同寸(横幅重視)で選定したが、背が高い以外はほぼ同寸。
電源プラグを差すと液晶画面にチュートリアルが走る。日付時刻を設定→アップデートの定期確認有無設定→インクを入れろ→プリンタドライバをインストールしろ。
インクはここ。本体ガバッと開いてヘッドの移動を待ってとか不要。
インクは4本。応じて交換コストは他社の半分だ。黒インクが設置位置を生かして他より容量大きめなのもポイント高い。
プリンタとの接続はUSB・有線・無線ネットワークが可能。今回はWi-Fiにぶら下げて家庭用ネットワークプリンタで運用する。WPSで認証させて接続完了。ブラザー公式からドライバを落とす。後はウィンドウズにネットワークプリンタを探させ、クリックしてやればダウンロードしたドライバを読み込んで準備完了。
紙のセットはちょっと面倒かな。抑えはちゃんと爪ロックを解除しないと動かない。
テスト印刷。ポチ。げげっ。するっ。もう終わり?
●結果
写真画質とかスキャンとか今後だが、とりあえずここまで問題なし。さぁ頼んますぜ
« 訴求ポイントはそこでなくてよ? | トップページ | まぁ、ねぇ »
コメント