敗北の西空~アトラス彗星C/2024G3追跡の記~
日没時点の名古屋の西空である。上の方ポチッと白いのが金星で、これを真下に下ろした垂線より右側、オレンジ色の部分のどこかに彗星がいる。が、今日は双眼鏡ですら確認するに至らず。
これは神様の目線から見た地球・太陽・アトラス彗星の位置関係である。昨年の紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)は丁度地球に最も接近(7700万キロ)した位のタイミングで北半球西空に姿を見せた。比してこいつはほぼ太陽と同じくらいの距離、すなわち昨年A3の倍の距離にある。応じて小さい。A3より小さいのをA3より明るい視野で見つけなければいけない。双眼鏡も食い入るように覗いたが、ついに尻尾が横向いた姿は確認出来なかった。
敗北である。明日以降明るさも高さも下がって行く。まぁ、ムリであろう。
腹立ち紛れに東の空を置いておく。iPhoneのくせに結構写っている。
ほぼ同じ視野。さぁそれぞれ同定してみよう。
……しくしく……しくしく……。
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