変えていいことといけないこと
で、何をどうするつもりなのかサッパリ分からねぇ。
ウチ中なんでも……とは遠い松下電器時代のCMコピーだ。「とりあえずナショナル」はまぁ無難な選択として成立した。ただ、特に印象が残らない。
同社の家電品ペットネーム、例えば三菱電機で言えば「霧ヶ峰」シャープの「ヘルシオ」など、記憶に残った・長生きしたのが思い浮かばない。強いて言えばテレビやレコーダの「VIERA」あたりだが、
「VIERA」って書いてないでしょ。
ソニーやアップルは企業名と作ってるモノが直結してるからまだいいのよ。音響機器でありパソコンであり携帯端末であり。ちなみにソニーの作ってたパソコン「VAIO」はそおゆう社名で独立した。VAIO=パソコンというイメージが定着したからだ。
「とりあえず」と書いた。これはひっくり返すと「凡庸」を意味する。熟練を要した機械加工製品と異なり、エレクトロニクスはプリント基板とそれを収めるガワだけで成り立つ。大陸や「ジェネリック」と呼ばれる国内の廉価品企業に押されるのは火を見るより明らかで、高付加価値とか言い出して市場にそっぽ向かれて今の状態、が実態であろう。それを取捨選択だけでどうにかするのは「遅きに失した」と言うほどの段階で、キャッチアップするには多大なコストが必要で、こんなリストラ青息吐息の状態ではまぁ無理である。世の中手遅れというのは存在するのだ。今後、現在立ち位置で勝負できるか?という吟味はされて、どうせそのうち「オンリーワン」とか言い出す気がしてならないが、オンリーワンの象徴こそペットネームが生き残った状態であるから、それを令和になって突然出来るとは思わねぇ。
オーディオのTechnicsは技術誇示がメインの半分道楽だから別格として、パソコンのLet'sNoteに匹敵するナニかが得られるか。
お願いだから技術者に奮発してあげてね。
« DELL 整う | トップページ | ソヨーという奴 »
コメント