祝日だが出勤日で在宅勤務
中途半端。こういう日は雑で適当。なに?神武天皇に失礼だ?
言い換えたところで紀元節でござる。皇紀2685年!。もちろん古事記や日本書紀では正確な天皇の在位を追える記載は無く、十干十二支「辛酉年1月1日」橿原宮で天皇に即位だけであるから、まぁ、幾らでも盛れるっちゃ盛れる。もちろん、土蜘蛛征服譚など、国家成立の擬人化・象徴そのものだから、事実はどうでもいいんだけどさ。
さておき日本の国家成立の経緯は謎が多くて面白い。神話は概ね「鉄の希求」で説明できそう。出雲、諏訪、そして武甕槌大神の出自である香取鹿島の両神宮を擁する下総も、製鉄や刀剣の製作でなじみが深い。ちなみに「たたら製鉄」は宮崎アニメにも出てきて古代でも何とかなりそうと判るが、その前には褐鉄鉱(バクテリアが生成した鈴状の鉄さびが植物の根っこで成長したモノ)が使われたようだ。そうなると広大な湿地帯で複数の褐鉄鉱の地層広がる関東で日本武尊の東征が一区切りつくのも納得の範疇となる。
とはいえどうにでも解釈できるしこじつけられるので、真実は不明であるが、褐鉄鉱の製鉄は素焼きの陶器と竈があればOKなので、「残っていない」だけの可能性が高く、少なくも「昔の人だから高度なことは出来なかった」とする思い込みは理解を妨げそうだ、とは言えそう。
大体が地震と津波と台風の国土。遺跡として残っていない、だけで、紀元前660年の倭国は原始的な「クニ」などではなかったのかも知れない。
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