みつびしのみちびきのお導き
クルマの点検を受けている間に打ち上げ成功と。
「みちびき」静止衛星と準天頂衛星、英語でQuasi-Zenith Satelliteと書くのでツウぶってQZSなどと読み書きする計4機、精度アップ等考慮し7機目標の衛星で構成される。「準」で「天頂」とはナンノコトかというと。
地球の周りを回るモノといえばお月様が代表だが、その軌道に対して120度傾いた斜めの軌道を回してある。これを3機こう、それぞれずらしてぐるぐる回す。動くんかこのジフ。
すると、(地上から見て)真上に衛星がかわりばんこに通過する。真上=「天頂」を通るがただしソコにとどまって見えるわけではないので「準」が付くのだ。ここで重要(というか目的)なのがこの「天頂」で、要するに真上に衛星がある=ビルや山に邪魔されないのだ。ちなみに計画通り準天頂4発にすると、既存のGPS衛星(根本的にアメリカの軍事衛星)を要せず位置特定が可能になる。ただ。
「みちびき」の使命は位置情報の高精度化のみにあらず。
まず、静止衛星を使って緊急時の通信システム確保を目論んでいる。
避難所に端末を置いて携帯電話を登録するとコレに表示出来る。
位置が「センチメートル」の単位で分かるので、緊急地震速報や津波警報の類いを精密に放り込むことが出来る。最終的にはこの手の専用端末やスマホを通じて避難場所まで誘導……それこそ「みちびき」が出来よう。
単に「逃げろ」ではなく「アンタはそこからここを通ってこの場所へ逃げろ」ができる。南海トラフは待ってはくれない。
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