地震二題
●ミャンマー(ビルマ)
M7.7と言えば24年元日の能登半島地震と同規模。
コンクリートの柱に(鉄骨ではない)、柱と柱の間の壁はレンガやブロックだそうな。上からの重みには耐えても揺さぶられたらひとたまりもない。ぺしゃんこでも多少すき間があれば「存命空間」が出来ようが、粉々になって積み上がっているので何とも。国民を守れない軍に存在価値なし。
●南海トラフ被害予測
借りますぜNHK(以下画像ソース同)。内閣府の元資料こういうのねーんだもん。
震度と津波高さはさておき、「人的被害を8割減らす方法」ってのが文字通り机上の空論で。
・津波被害の想定されるところは、全員がすぐ逃げれば7割減
・耐震化率100%にすれば建物倒壊による犠牲は8割減
・家具の固定率100%にすれば下敷きによる犠牲7割減
これ「津波高さが1mを超える時間/分」室戸市なんて書いてある?「3分」
よく貼ってる奴。東北地方太平洋沖地震・東日本大震災大震災の時の東京の地震計記録。見にくいが14時47分10秒から同53分10秒まで6分間分。そう、同様な「長時間の揺れ」になると見られ、揺れが収まる前に津波が来ることになる。地割れ・液状化・倒壊した建物街路樹・火災……そんな中を揺れが収まる前に逃げろと?
耐震化・倒壊防止と言うのは簡単だが誰がお金出して誰が工事すんねん。
楽観的な推測だと、南海トラフが近づくに従い、内陸の直下型が増えて行くので、「注意情報」が出してもらえる可能性は高く、ならばそのタイミングで高く遠くへ逃げるくらいしか「今すぐ出来る」対応はないと言えよう。それにしても人工透析など「生きるための装置」はある程度その時のために用意しておかないとならない。
安政東海・南海地震(1854年)の場合1800年頃から、幾内・土佐・伊勢と言ったあたりでの被害地震が目立ち始め、1830年京、33年美濃、41年駿府、47年善光寺地震、そして直前の7月9日伊賀地震、12月23日発災……という時系列になっている。現代においてこの「本体までの50年」の始まりは兵庫県南部地震・阪神淡路大震災(1995年)と言われている。
残された時間は殆ど無い。
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