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2025年3月 1日 (土)

或る非常識

3月の声を聞くやぽかぽか陽気で、ルーチンの買い物から帰ってくると「キチョウ」が庭木のネットに絡まっている。

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気が早い感じだが、キチョウは最も早く成虫が現れる種なので「変」というわけではない。ほれ、飛んでけ。

問題はだ。

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こいつが「ノコギリクワガタ」で、しかも「昨夏」からここにいると言ったらアナタは信じるか。

メスで「映え」ないので撮っていないのだが、ここに写っているオスとラブラブになり、夏過ぎて産卵・孵化を期待して朽ち木と菌糸カップを用意した。ところがだ。

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オスが死に、9月になっても幼虫も卵の姿も見えず、10月になると土に潜ってじっとしている日々。いや、「寒いと動けない」「土に潜る」のは本能で別にいいのである。ただそうなるとエサ食わない上、ノコギリクワガタであるから一夏の命。寿命を迎えて土に返る、と、思っていた。

11月になっても、12月になっても、土の状態に変化がないのである。こいつら生きてると何やら分泌物を出すらしく、土にカビが生えたりという現象が生じない。すなわち生きていることを示唆する。仕方ないので毎日土に霧吹きで水をくれてやる。

メスの方が体力・寿命ともオスを上回ることは確かであろう。過去に一度、12月まで生きたことはある。ただそれは室内という比較的温度が高く、長寿命の個体であったということで説明できた。しかしこやつはそれを越えた。

そして2月下旬、気がつくと土の上に出ていたのである。昆虫ゼリーをくれてやり10日、今日3月1日再度出てきてこの写真だ。

これは「越冬」なのだろうか。それとも「驚異的な長生き」なのだろうか。

同じクワガタでも学名ドルクス……コクワガタ・オオクワガタ・ヒラタクワガタの類いは成虫で越冬する。現にもう一つの虫かごで同じく夏に取ったコクワが2匹ばかり冬眠している。ゴールデンウィークまでには出てきてエサを寄越せと言うだろ。

昆虫は温度が低いと自動的に活動を停止し、冬眠はそのまま活動の低い状態を翌春まで維持できる状態を言う。こいつもじっとしていたわけだが、その結果体力消耗が抑えられて春を迎えたという解釈でいいのだろうか。

ノコギリクワガタが「越冬」するならそれは常識を覆す。

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