明治に生まれて令和になりて
名鉄瀬戸線、喜多山駅。「グリーン車2両付き15両編成」の普通列車がバカスカ走っている場所から越してきて、初めてこの駅に入った日には、そりゃぁ「これが21世紀の百万都市か?」と思ったものだ。木のマクラギに細いレール。レンガの遺構(変電所だった)、木造の工場。
名鉄瀬戸線は「瀬戸自動鉄道」として1905年に開業。ここには信号所や変電所が置かれ、昭和2年に駅となり、昭和21年からは工場がこの地に移転され、瀬戸線を行く電車「せとでん」たちの面倒を見ていた。
という歴史を知ればもう鉄ヲタとしてはニッコニコである。時が止まったままのこの路線と駅と電車と、大いにハマって楽しんだ。
しかし、ここに駅と線路があるゆえの周辺道路の渋滞や、この写真の赤電車のメカニズム(つりかけ式、昭和29年)は、2010年の声を聞く頃には、維持するには何もかも不適切になってきていた。
まず電車が現代のスタンダード、ステンレスのそれに代わり、そして2025年7月。
21世紀最新の合理化高架駅に生まれ変わった。
入場券で構内確認。なおこれインターホンで係員に「買います」と言わないと発券モードにならないw
工場があったサイド(大森・金城学院前駅寄り)本線側砂利(バラスト)がありませんね。弾性直結軌道という最新鋭の線路敷き。
逆サイド。往年は一旦ここに入って折り返して工場へ入る、および、ラッシュの輸送を終えて手持ち無沙汰になった電車が「昼寝」する引き上げ・留置線。面白いのは高架になった後もここには留置線が作られ「昼寝」していること。
工事中この「留置線」の運用が出来ないことから、助っ人として1編成だけいた3300系(3306編成)。工事完成で本線系へ取り込まれるそうな。なおこの記事の1番上の写真の電車(6000系)は逆に本線から巻き上げた転入してきて返せなかったので、まぁ本来の性能発揮してのびのび走って下さい。
21世紀になってはや四半世紀を経過しようとする今、ようやく明治の面影が令和に上書きされた(まだ旧守山口駅遺構とかあるけどね)。
次の100年へ向かって走り出せ。
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