#ポタフェス 2025@NAGOYA
去年は開催無し。2年半ぶり?出撃。
目的:出張新幹線で聞くのに丁度良い密閉型ヘッドホンはありませんか?
まぁぶっちゃけ書けばイヤホンばっかだ。混んでるブースは飛ばしたので
●アシダ音響
HA-SX12。まとまりの良い音。価格だけ見て侮るなかれというところ。ただ、最高域はちょっと丸く感じる。解像度シャリシャリ感もう一声。
●FOSTEX
漆。密閉型TH910の方。ぶっちゃけSTAXからシームレスに切り替えられる音だ。値段からして当然と言われるかもだが、ウォークマン1AM2のアンプでもスムーズで綺麗な音を出してくる。広帯域でバランスも良い。オケものではトゥッティとか吹け上がりを良く再現。
●B&W
評論家諸氏絶賛のPX8 S2。音の実在感。すなわちリアリティはすごい。まるでレーザ光線でフォーカスしたよう。ただ、ウォークマンではロスレス再生出来ないせいか、音の輪郭や高域方向はかなりスポイルされている。普通の有線ヘッドホンで出してよ。
●FOCAL
Clear MG PRO。オープン型だが単なる音チェックとして。フォーカルはフランスの会社で、普通のスピーカーはラックスマンが扱っている。音は悪くない。頭の真ん中にヴォーカルがぴしゃりと焦点を結び、どんな楽曲もそつなくこなす。それこそラックスのアンプでドライブされてるフォーカルのスピーカーをミニマイズ。
●nwm
NTTソノリティのオーディオブランド。オーバーヘッドホンタイプnwmONEを確認。イヤホンタイプのMBN001は娘が使っている。さてこいつは一般的なノイキャン型と逆で、音楽信号が回りに聞こえないように逆相でぶっ放す。万能タイプでクラシックまでスムーズに鳴らすが、Bluetoothの伝送レートが~。
●intime(アンティーム)
圧電セラミックツイータ+ダイナミック型ウーハの同軸2way構成。このフラグシップのプロト機を確認。セラミックのイメージから来る固さは感じず深い音を出す。テクノの重爆ビートもストローク充分。ただ音量上げるとちょっと割れ・付帯音を感じることも。素性自体は悪くないのでブラッシュアップして製品化されたい。
■まとめ
「平面駆動」が思ったほどははびこってないかなと。STAX使いとしては類似の挙動をするもの両手を挙げて賛成なのだが。
耳のそばで発音するのであるから、鼓膜までの音響エネルギ減衰が少なく「解像度」は稼げる。トレードオフとしてピストン出来る空気質量は少ないので、低音の強さは再現しづらい。そもそも低音は人体周辺の空気を丸ごと揺さぶり、応じて「皮膚や体躯」で「感じる」部分もあるので、耳のそばだけ動かしても「低音感」(量感)は得にくいのでは?という気がする。だったら、耳のそばだし解像度全振りでええやんと。
目的に対してはフォステクスは良かったのだが、じゃぁってヒョイヒョイ買える値段じゃねぇ。自分はあくまでメインはスピーカーで、ポータブルはサブに過ぎない。全部合わせて50万とか如何なモノかと。今回は一旦パス。
なお来館は雨にも関わらずどの社のブースもがら空きということは無く(ソニーを除く。なんじゃありゃ)、この業界・業態がまだ優勢の範疇であることを物語る。「どうせなら良い音で」は、まだ心くすぐるパワーを持っている。女性が1割ほどいたのも音キチおじさんとしては心強い。
「付属品」から変えてみな。世界が変わるよ。細かい音やニュアンスまで聞き取れる喜び←宗教か
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