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2026年1月18日 (日)

DP-570Sでユーミン三昧

●冒頭の能書き

20260117-170925

ユーミン。荒井由実→松任谷由実。音楽を聴くことを趣味とするようになって最初に夢中になったアーティストである。八王子生まれ。誕生日は1月19日。あらわたくしってばタイミング良くこの記事出してよw
自分実家八王子だが、彼女が「荒井呉服店」のお嬢さんと知ったのは随分経ってから。見知るキッカケになったのは小松左京「さよならジュピター」の映画化に際し音楽面でユーミンとタイアップしたこと。「若い娘が主役のラブソング」であって、男子中学生がハマった理由がよくワカランのだが、単純にはリリックの世界にスッと入って行けた、になろうか。以降「Delight Slight Light KISS」までは全てのアルバムを買い漁り、そこでユーミンにはごめんなのだがスッと興味を失う。1988年であるから、レベッカ、TM、渡辺美里……当時高校生なりにその辺に「推し」が移ったのであろう。その後ディスコサウンド、ユーロビート(ハイエナジー)やジュリアナテクノに向かい、戻って来たときには「妻と一緒に口ずさむ懐かしい歌たち」である。今回はそうして集めた楽曲たちと、特にお気に入りの楽曲はハイレゾリミックス版を買ったのでその辺をアキュフェーズで埋没してみる次第。なおユーミンの楽曲はフォークソングブームと出自・軌を一にしており、リリックが強く、音質というより歌詞を聴く音楽。なのであるが、応じて一流のミュージシャンが参加しており(細野晴臣、山下達郎、斎藤ノブ、大貫妙子、尾崎亜美、来生たかお……)、音質をメインに語る意義は低くはないと考える。なお、本機の音質の話はこっち
以下、選曲は全くの自分勝手、数が多いので全部のアルバムから抽出したわけではない。リスト中、CDとあるものは全てリッピングしている。このうち、荒井由実時代の作品と、「水の中のASIAへ」以前は後年まとまって再発されたもの。「NO SIDE」以降は「発売日即買い」したもの。

●埋没結果

1.ひこうき雲(ひこうき雲/CD)
最初のアルバム、およびデビュー後2枚目シングル。すなわち極めて初期の楽曲だが、2010年代になってアニメ映画で使われて再脚光。
ピアノが前に出てきてヴォーカル自体はちょっと埋もれ気味。ナロウで柔らかい70年代レコードの音楽そのもの。若干クリップも感じられて、音質、という点では正直イマイチ。ただ、過渡特性の緩さから来る「ぬくもり」はバキバキギャンギャンの21世紀打ち込み音楽にはないもので、むしろ新鮮に感じる人もいるのでは。「ひこうきぐも」という歌詞は出てくる度にイントネーションの置き方が違う。

2.ルージュの伝言(COBALT HOUR/CD)
夫婦、あるいは恋人同士のイザコザを歌ったコミカルなポップ。ユーミン初期の著名曲だが、これもジブリアニメに使われて再脚光。これはほぼ全編にわたって「通奏」状態のコーラスが特徴。音場自体は平坦だがコーラスが包み込んでくるような(それはリスナー、および、主題の「怒っている彼女」を)効果を持ち、「音質は気にならない」に至る。だんどぅびわな。

3.中央フリーウェイ(14番目の月/CD)
当時中央高速を調布から「山に向かって」八王子インターへ走る風景がモチーフ。ハイ・ファイ・セットを始め、数多くのアーティストにカバーされている。歯切れの良いパーカッションと途切れないようなギターが良い対立軸。ヴォーカルにはリバーブが掛かっており、浮遊感を与える。「音のいいカセット」を思い起こさせる。

4.埠頭を渡る風(流線型'80/CD)
ここから「松任谷由実」となる。「14番目~」で一度は歌手としての引退を考えていたそう。ホーンセクションがいい味出してる疾走感のある楽曲。ヴォーカルは前に出てきて、荒井時代より立体的になる。レコード全盛時代の音作りと言えるか。こう、ユーミンの音楽って「見える」「聞こえる」「匂いすら感じる」……聞いてるだけなのに五感を直接ヒットするのよ。

5.’78(悲しいほどお天気/CD)
「78」はタロットカードフルセットの枚数。神秘的な雰囲気を纏わせる事に成功している。いろんな音が泡だって消えて行くような、その一つ一つをブリリアントに再生できるか。上田正樹(だと思う)のセブンティーエイッ!がいいよね。

6.星空の誘惑(REINCARNATION/CD)
アルバムタイトル「REINCARNATION」は「輪廻転生」のこと。英語圏では死んだら神に召されて終わるので、こういう理屈っぽい単語になる。今聞くとびっくりするほど音が良い。スッキリしておりノイズフロアが低く一つ一つの粒立ちが良い。マスターはPCMかもね。シンセサイザとしてシンクラヴィアが参加。まぁ、シンセサイザは「どこにもない音」作るキカイだ。このアルバムには向いてるんじゃない?

7.シンデレラ・エクスプレス(DA・DI・DA/CD)
「日曜日の恋人達」を大阪・日常へと返して行く最終新幹線のこと。新幹線は「絶対に夜12時までに最終列車が運転を終わる」ので、まぁ、これ以上のネーミングはあるまい。JR東海とのタイアップ。音は左右に広げたり前後(手前)に広げたり。ヴォーカルがちょっと遠目の小さめに定位しているのが特徴。これも音質的にはデジタル処理の感触が強い。

8.帰愁(OLIVE/CD+ハイレゾリミックス・96/24)
さてここからは令和になって一気に発売されたハイレゾ版を追加で買っているので比較しながら。これご本人「売れると思ったのに売れなかった。大嫌い」なのだそうだが2度も買った奴がここにいるぞ。研ナオコがカヴァーしている。哀愁感タップリで、個人的には雪も間近い安曇野の空が思い出される。基本的にギターとドラムスだけのシンプルな曲想もこの辺を後押しするか。ハイレゾ版は音像がシャキッとして瑞々しく、ヴォーカルの透明度も高くなる。ただ、これ重要なのだが、「ハイレゾリミックス」と称する楽曲に多い「高音をシャリ付かせただけの見かけ上の高域感」は皆無。ストレートにスッと伸びてる印象。深みを増したレコードというか。

9.コンパートメント(時のないホテル/CD+ハイレゾ96/24)
「時のないホテル」に収録された7分の長大曲。長距離夜行列車がモチーフだからいいのか。途中F5で歌う(1オクターブ上のファ。ファルセット使ってないんだよしんどかったろうに)。ピアノで始まり、ドラムセットが加わり、と、列車の動きを思い起こさせる。シンプルなのであまり「埋もれやすい音」はないので、「音質」を重箱の隅をつつくように聞くところはないのだが、ピアノの音は素直なアナログを21世紀デジタル化の結果かハイレゾ版は「よい感じ」だ。特に消え際の1bitも取りこぼさない感は本機の面目躍如というところで、楽曲に込められた切ない思いを余さず出してくれる。

10.守ってあげたい(昨晩お会いしましょう/CD+ハイレゾ96/24)
最も著名な一曲。「ねらわれた学園」の主題歌。ギターとシンセとコーラスと。CD版はレコードの音作りでヴォーカルは大きく、バックトラックはふわふわ漂うように。ハイレゾ版はクリアでヌケが良くなる。情報量・ディテールが数倍増しになり、ヴォーカル(主人公の女の子)が、いろんな音に守られているように聞こえる。

11.カンナ8号線(昨晩お会いしましょう/CD+ハイレゾ96/24)
道・風・壊れそうな恋……ユーミンの黄金セットを「環状8号線」(環8)に乗せている。ギターと絃楽で流したりピチカートを多用したり。CD版だとすこし埃っぽい感じ(幹線道路際なのでそれはそれで良いが)に聞こえるが、ハイレゾでは弦の重心が下がって重厚な出で立ちとなる。ハイレゾ版はここまで聞いた感じ全体的にバックトラックの情報量が上がるので、細やかさと緻密さが増す。何だろうこの「ずっと後ろ姿で風に吹かれている」感。

12.不思議な体験(VOYAGER/CD+ハイレゾ96/24)
最初にこれ聞いてユーミンにマったわけだが「ユーミンの定番構成」からは最も離れてんのな。シンセサイザにモノを言わせて不思議空間を醸成し、浮遊感を与える。ハイレゾにすると位相差情報が豊富で前に出てきて包まれる。エンディングに向かってその音数は増え、昇天感がある。←死んでしまえ

13.SHANGRILAをめざせ(NO SIDE+ハイレゾ96/24)
最初に買ったCDがこれ。「音質」に男子高校生が目覚めた瞬間。SHANGRILAは「失われた地平線」に出てくる理想郷。だから「さぁLostHorizon」って始まるのだよ。音数多く、疾走感高く、理想へ向かって突っ走って行く。まぁ男の子のテイストに合う罠。ハイレゾにすると折々に打ち込まれるシンバルや昇り詰めて行く弦楽のゆんゆんと伸びて行く様が心地良い。

14.青春のリグレット(DA・DI・DA/CD+ハイレゾ96/24)
好きだったなぁ。ピアノとギターで走りながら語って行く。ハイレゾ版だと重心がドーンと下げられ説得力が高くなる。てか、わし、この曲で男女逆の立場やったねん。悪いことしたと暫く後悔したが、まぁ我慢して続けるもんでもなかったしな。間奏のトランペットはハイレゾだと階調が豊かになった分、その叫ぶような、泣くような、切なさが高まる。

15.たとえあなたが去って行っても(DA・DI・DA/CD+ハイレゾ96/24)
アルバムのトリ曲。結構スケール壮大で大好き。恋の終わりがテーマだろうけど、人生の節目節目「何か変えるとき」に応援歌になるのでは。ハイレゾで大音量で浴びると精密で細やかに散りばめた音が胸に刺さる刺さる(耳には刺さらんよ)。Cメロへ突っ込んで行くと立ち止まっていた足が動き出す。GoldenTreasureってフレーズが燦然と降ってくるよ。

16.ホライズンを追いかけて~L'aventure au desert(ALARM a la mode/CD+ハイレゾ96/24)
砂漠を突っ切る自動車レース、当時の「パリ・ダカールラリー」(現在はダカールラリー)にユーミンはチームを組んで参加したことがあって、それがモチーフ。勝手に「SHANGRILA」のアンサーソング的に感じているがどうなのかな。情熱的なホーンセクションが困難を乗り越えて前進し続ける負けない姿を後押しする。これもハイレゾ版は豊かな低音がしっかりと地に足を付ける感を与える。受験生の応援歌と言われんの?なるほど。

17.さよならハリケーン(ALARM à la mode/CD+ハイレゾ96/24)
アルバムのトリ曲。さてこの曲は間奏で面白いことをしている。位相差情報を与えて音像が部屋の中をくるくる回る(ハリケーンですから)。当時ドルビーサラウンド回路に通して遊んでいたw。ハイレゾ版だと相当な重低音が感ぜられ(てか、出るシステム多くないだろこれ)、暴風感が高まる。

18.リフレインが叫んでる(Delight Slight Light KISS/CD+ハイレゾ96/24)
シンクラヴィア大活躍。海・道・恋の終わり。面目躍如。クリアだがシンセだから倍音が少なく、高域の伸びや定位感みたいなものは逆に後退。ハイレゾだとヴォーカルの質感が全く違う。高域が強く(刺さる寸前)、風の中の叫びみたいな印象が強まる。

●まとめ

ちょっとネガティブな書き出しになるが、ユーミンのアルバムで「SURF&SNOW」だけは音質的にいけ好かない。著名曲「恋人がサンタクロース」を含むのだが、高域が感じられず鼻づまりだ。一縷の望みを掛けて(?)ハイレゾ版も買ってみたが傾向は同一。まあ元のアナログから「そういう音」なのであろう。なのでここにはリストしていない。
冒頭書いたが歌詞聞いちゃうし、特に初期の作品群はバックトラックの構成がシンプルなので、DP-570Sをして「新たな発見があった」とは正直いいがたい。ただ、スッキリと鳴るので「古いから」「アナログだから」と思っていた「音質的に気になっていたところ」は、ただ単に本当の音を掘り出せていなかっただけだとひとりで納得している。そしてそれは、ユーミンの楽曲が歌われ始めて半世紀を経ても決して色あせず、青春の伴侶として誰をもの心にも鳴り続けてくれる存在なのだと再認識させてくれた次第。それは時を経て振り向けば、いつでもその頃へ戻れる心の中のSHANGRILA。

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