目と耳の違い
「8K?何見るの?」
これで終わってしまう。良く音楽の高解像度版「ハイレゾ」と比較されるが、あれは「精密に解析的に聞き悦楽を得る」という需要・階層が存在する。ASMR音源なんかその最たるものだろう。
映像コンテンツも音楽コンテンツも「エンタメ」と「芸術」の両面を有する。クラシック音楽は芸術にカテゴライズされる。映像の芸術は何だろう。芸術的な映画と言われるモノはあるだろう。ただそれ。
繰り返し見るか?
そして決定的な違いはこれ。音楽は「聞きながら別のこと」ができる。映像とりわけ動画はモニタと対峙してなくちゃならない。言い換えると、音楽の聴き方は様々、動画のそれは束縛される。
そして面白いのは音楽を聴くと応じたいろんなイメージすなわち「映像」が脳内に紡がれる場合が多いこと。アニソン聴いてアニメキャラ思い浮かんだり、「中央フリーウェイ」を聞きながら街明かりが瞬き出した方もあるだろう。一方で映像の方は「何か音が無いと見るのが苦痛」。
短歌の師範に言われたことは「五感が刺激されるように」……音楽はそれだけで創造力を刺激して様々な感覚を呼び覚ます。一方で映像は「見ているものと一致した聴覚が存在しないと不自然に感じられる」。勝手に補うのに対してあるべき物を指定してくるのだ。それは映像の解像度は関係ない。すなわち「綺麗だなぁ」で終わってしまう。
ってまぁ。「バーチャル」「リアル」を突き詰める分には需要があるでしょ。ずっと鉱物の中身映してるとか、現実的なところで遠隔手術とかね。超解像に使えば人間の視力以上の映像情報が得られるわけで、人間が人間以上の能力を発揮することが可能となる。
テレビジョンシステムの延長ではまぁ過剰ではあろう。だけど、人間だけでは出来なかったことを切り開くには必要だよ。それは逆にオーディオではどうにもならん。
« 馬の骨 | トップページ | 年に1度か2度はある »
« 馬の骨 | トップページ | 年に1度か2度はある »



コメント