母親の誕生日だったりする。

「これ何?」
「タッチペン」
「ありがとう。黒いのは?」
「どっちもタッチペンだよ。白いのは誕生日、黒いのは母の日」
「ばかやろ~ww」
って御年80ともなるとバリエーション万策尽きる。

さてまずは大量のAV機器に接続されていた大量の電気スパゲティを処分する。ウェットティッシュでふきふきして電源やLANなど使えそうなものはオヤイデ電気の店先みたいに吊す。

すっきり。
次に金曜に処分場へ持参する粗大ゴミの準備。
「これは結婚する時埼玉へ嫁入り道具入れて送ってもらった衣装ケース」
「こっちは?」
「それはばぁちゃん(=オレの祖母。母の母)がダマされて買った着物が入ってたの」
「……」
「……」
50年選手でボロボロだが、ここで先日もらうだけもらって使わなかったホムセンのビニールシートが突然の大活躍。クルマの荷台に敷いて載せる。
「晩ご飯スーパーまで歩いて買いに行こうか。山の中歩けばいいでしょ」
「いいね」

(1941年by帝国陸軍)
山を崩した新興住宅地だが、一部残して公園にしてある。ポケGOとピクミン起動してテクテク。
「いいんだけどさ。ヘビが出るんだよね」
「いいじゃんか」
「ホラいた!んもう気持ち悪い!」
ヒバカリじゃんか。
「ちょっと何するの捕まえるつもりやめなさい毒があるかも知れないでしょ!」
いやだからヒバカリだって。
「判らないのにやめなってqあwせdrftgyふじこlp;@」
いやだからヒバカリだって。

はいちょっくらごめんよ。あら被写体が小さすぎて焦点が合わないわ。

はいチーズ。このブログでは常連?のヘビちゃんヒバカリ(Amphiesma vibakari)。学名にヴィバカリィと入っていることから判るように日本固有種。これで成体(大人)。「噛まれたらその日ばかり」に由来する名前だが無毒で、どころか小さくてかわいらしいおとなしいヘビ。なお、本人このうねうねした状態は「激おこ」である。お目々の後ろの黄色い襟巻きがアイコン。山道によくいて、カエルやミミズ、たまに水たまりに首突っ込んでオタマジャクシや小魚を食らう。
「捕まえてどうするの?持って帰るつもり?小さい頃庭にヘビ置いてたじゃない……」
そんなわけでエサが難しいので飼育はかなり面倒。ってか、庭のメダカを食われてしまうぞ。あと、
小学生の頃
庭に放していたのは
ヤマカガシな。
「ヤマカガシって毒ヘビじゃないの?」
「毒ヘビだよ。当時はそうは言われてなかったけどね。噛まれて手指がしびれたから、ああ、ヤマカガシは毒ヘビじゃないってのはウソなんだなって」
ちなみにそういう過去があるので、もし自分が再度ヤマカガシに噛まれたらアナフィラキシの恐れがある。
でもって君は噛まれるとかどうこうの前にそこに居たら踏まれる。
はい。ばいばい。
この間に母親は30メートルほど向こう。
★注意★
ヘビは同じ種類でも色や模様が様々で、
擬態もあって一見しても判らない場合が多くあります。
ヤマカガシの子供はヒバカリと似たような色格好だったりします。
「とりあえず捕まえる」私が異常なだけで、
不用意に近づくのは避けるべきです。
ヘビを見かけたら、回り道をするか、
遠巻きに静かに通り過ぎるようにしましょう。

アオダイショウの子供。
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