DP-570Sで五條真由美三昧 @utatane_maiko
(公式アー写)
五條真由美。物語の扉を開き作品世界に誘う歌声。
アニメ「おジャ魔女どれみ」挿入歌でデビュー後、「夢色パティシエール」、「ジュエルペットサンシャイン」、「聖剣の刀鍛冶」等で知られるが、決定的で不動の存在にしたのは「ふたりはプリキュア」の主題歌であろう。以降、オリジナルアルバム「Iridescent + (plus)」のリリースを始め、トリビュートアルバムやクラファンの自主製作アルバム等をリリースしている。
てなわけでプリキュア関連が多いわけだが、ここではプリキュアシリーズの主題歌以外の佳曲や、そうした他の作品からピックアップして聞きまくってみたい。なお、オーディオ視点で「音質ガチ」というコンセプト上、CDフォーマット以上の楽曲に限定し、特記以外は44/16である。この記事以外に「プリキュア三昧」もやらかしてるので参照されたい。
●好きなのに…ビミョー !!
手強いのは恋心。モノローグ調でヴォーカルに集中できる。聞き慣れた曲だがノイズが整理され仕上がったばかりのクリーニングみたいな出来映え。ハキハキした発音とそれを生かすようなちょっと中高域にリキが入ったバランス。各楽器の立ち上がりのアタック・クリック音や、トライアングル或いはウィンドチャイムだろうか。高周波音のこそばゆいまでの鮮烈さと耳元飛んでくる倍音と定位感が心地良い。こう、聞いてて身をくねくねしたくなる(55歳・男性)。
●木枯らしのDing Dong
ヴォーカルは中央やや上に定位。快活な疾走感とちょっとソフトな発音がくすぐられるような。間奏のコーラスとかエフェクト掛かっているので耳元飛んで来て包まれる。上へ下へ、右へ左へ、そして前に後ろに。くるくるころころ恋心のなんとまぁ。
●ピカピカ・ヒーリング
バックトラックはシンプルでちょっと浅い仕上がり。その代わりリリックにフォーカスして聞ける。なんだろ「あこがれの中学生のおねーさん」の日常なんだよな。そのおねえさん目線の歌声なのでよくマッチしている。「オーディオ的にぴったりはまってる悦楽」。
●シェアして!プリキュア(96/24)
「ヒーリングっど プリキュア」ボーカルアルバムに収録。継承されて行くプリキュアの世界観みたいな楽曲なので五條真由美を招聘というところか。快活にかっ飛ばす高域突き抜けた楽曲で、キラキラ高揚感が心地良い。好き♡w。ただ音像定位は少し平面的で、システムによってはごちゃっとくっついて聞こえるのではないか。埋もれずにヴォーカル抜き出して描き出すのは570S面目躍如と書けるか。
●ワケあり
オリジナルアルバム「Iridescent + (plus)」から。ライブで歌うと野太い声でC&R「ワケあり!」とやるのが楽しい。さてこのアルバム、プリキュアシリーズとバランス感や鮮度感など「延長線上」を感じる作りで、そのハキハキした発音を楽しめる。個人的には「五條真由美の歌声を気に入った女の子」に「歌手」として聞かせるに好適なのでは?と思っている。恋があって、メイクやお酒に関するフレーズが出てくるオトナの世界。
●魔法でチョイ 2(まほうでちょいちょい)
「おジャ魔女どれみ」。五條さんの原点。元気でコミカルで序破急がはっきりしている「忙しい」曲を軽々と歌いこなす。中高域に輝きを持たせたアニソンの黄金バランスと言ってよい作りで、そこにまぁ、よく嵌まること。シンセサイザ多用しているが、間奏の謎の音が耳元飛んでくるのは魔法感の演出かな。ハァ。
●JUSTICE of LIGHT
「聖剣の刀鍛冶」OP曲でそれこそ刀の切れ味を思わすカッコイイ曲。ライブで歌うと最高に盛り上がる。ギターとドラムス主体で、あまりこう、音場が立体的に広がる・出てくる感じはない。ただ、ギターリフと五條真由美の歌声が対立軸を成しており、鎬を削る刀剣のような迫力を感じられる。
●神代桜
ゲーム会社「light」15周年で製作されたアルバムで作中曲を五條真由美が歌う。本作は「神咒神威神楽」のエンディング。鼓や琴など和楽器バックは珍しいのでピックアップ。正直音質的には不足感が否めないが、何せ五條さんは曲の持つ雰囲気を広げて表現しちゃうので絢爛たる桜吹雪が目に見えるような仕上がり。
●XOXO
オリジナルミニアルバム「Be With」より。音の切れ味と沈み込んだ低音が「2020年代の録音」を教える。打ち込みなので広がりはない。その代わりヴォーカルはセンターにガッチリと(ちょっと太めだが)定位し、フレーズ単位で魂を乗せてくる魔法のような歌声を聞かせてくれる。
●Fragment
ボカロP「PolyphonicBranch」とのコラボアルバム「Dear My Place」。ディストーション成分を多く含むイントロを歪みキラー570Sはどう対峙(退治)するのか?出てきた音は低音側に集まった迫力重視・イヤホン向きで高音がもたらす定位感はかなりしんどい。ただ、そうしたズンドコ系において負けないヴォーカルは流石のひとことで、むしろヴォーカルを中心とするピラミッドバランスのf特だというならそれもありかと。
●Sing for Future(withうちやえゆか)
プリキュア「スプラッシュスター」の歌手と声優で構成するライブユニット「テウチ」(業界用語で自作・お手盛りの意)で製作した楽曲。当ブログではリファレンスにしているうちやえゆかとのユニット。音質傾向はプリキュアの延長線で、実力派ふたりが縦横無尽に歌いまくる毛穴が開くカッコイイ曲。ギター・ドラムス・キーボード。疾走するツインヴォーカルに刮目せよ。
●サカサマノソラ(withうちやえゆか)
上記と同様。楽曲はギターとドラムス、キーボード。比較的シンプルな構成。ツインヴォーカルをじっくりと楽しめる、のだが、システムによっては埋もれ気味になるかも。少し音量上げるといいのだが、その結果にはシステムの実力が問われる。うるさく聞こえないように出来たらベスト。
●wanpan(48/32)
「Be With」収録曲だが32bit録音されたバージョン。応じて階調変化は豊かで、いい意味での「ふくよかさ」を感じる。リリックの言葉ひとつひとつの発音が非常にクリアなのが五條さんの特徴だが、そこに柔らかさを与える。
■まとめ
発音が明確かつクリアなのが五條さんの特徴の一つで、それはカリカリ再生を得意とするアキュフェーズ+TADの組み合わせにはまさにベストマッチ。それは前向きで一直線な楽曲と相性良く、そのまま番組コンセプトになっているプリキュアとの親和性は宜なるかな。途中書いたが「ぷりきゅあのおねえさんのうたもっとききたい」場合、ワンランク上の世界として、音楽を、オーディオを趣味とする入り口として、五條真由美から始めるというのはアリ、というか適切。作品の世界観、歌われている主人公、何なら1フレーズ単位まで分解してその歌詞に込められた思いや、あるべきイメージなども納得できる姿で(蓋然性を持って!)再現してくれる歌手はそういない。最近ライブ行けなくて申し訳ないがそんなわけでリリースされた楽曲はトレースしているのでどうぞこれからも。
■五條真由美で検索してたどり着いた方へ。DP-570Sとはなんじゃい
この機械のことじゃ。これ自身についてブツクサ書いた記事はここ。










































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