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2023年12月 1日 (金)

オフシーズンも面白い

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↑流行語大賞とか。おめでとう、というのが相応しいか知らんが。ただ、自分は虎党だからいいが、野球に興味の無い人には何のことやら、だろう。言われている通りコレの審査(?)は偏向が過ぎる。アノ漫画家外さないと今後も誰も知らない野球用語が流行ったことにされるぞ。

さておく。

ひいきチームが優勝したせいもあるのだろうが、今年はオフシーズンになっても野球のニュースを追うのが楽しい。新人の加入やトレード、そして退団など、それぞれのチームの変容とそこから類推する来年の動向を探るのが楽しい。追ってこの2020年代初頭の「日本プロ野球」の推移は画期と呼ばれると推定される。一昔前「剛速球」と言われた150キロ台後半の急速をこの数年で多くのピッチャーが投げられるようになってきたからだ。結果これについて行けるか行けないかでギャップが生まれ、世代交代が進んでいる。ベテランが主力から一歩引いた形になり、それを伸び悩んだ球団がトレード等で獲得しようと大きく動いている。

阪神で言うとランディ・バースが有名だが、ホームランをバカスカ打つ外国人選手、というのが目立たなくなった。これも上記剛速球投手の増加とリンクしている。簡単に言うと日本を舐め腐った選手は返り討ちを食らう。高校野球で活躍した選手がプロ入り即躍動というのも減少してきた。お金とデータで強化したプロ選手に去年まで高校生が立ち向かうにはチト壁が高くなりすぎている。

ただ水準の底上げが図られているのは確かで、大谷翔平じゃないが「あこがれるのはやめましょう」という時代が到来しつつある。新旧混交となる2024シーズン、どんなドラマが見られるやら

2023年11月14日 (火)

在宅は仕事以外が忙しい

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↑サムネ対策。義父の誕生日に。

10時から会議なのでその前に行き着けでインフルエンザ予防接種の予約をせねばならぬ。

「木曜日」
「空いてますよどうぞ」

あっさり終わる。昼はインスタント焼きそば。

さて今日は生命保険のねーちゃんとコメダで落ち合って契約内容の確認。

……携帯の根付けがオリックス・バファローズのユニフォームのアクリルチャーム。ほう、お主、牛の手の者か。

「日本シリーズって見てました?」

キタ――(゚∀゚)――!!

「東京出身名古屋在住阪神ファンです」
「え阪神ファンなんですかプリキュア好きなのは聞いてたけどえっえっ大阪まで見に行ったりしました?私2戦5戦と行ったんですけど」
「大阪ドーム行ったんですかガチじゃないすか良くチケット取れましたねぇ」
「でも悔しい阪神強すぎですよ中野近本って何ですかあれ」
「オリックス無茶苦茶強かったじゃないですか。宗とか打つし取るし何度ガッカリしたことか。飯食いながら見ようとしても食欲沸かなかったっすよ」
「それはこっちもですよ。大山のサヨナラとか悔しい」
「あれはあの場面最も確率低いのがヒットになることと信じての策でしょう。ゴロゴーでも本塁フォースプレイだしワンチャンダブルプレイが取れる」
「ですよね。あれ満塁策失敗とか言ってますけど監督責めたらかわいそうですよ。監督で言ったら田嶋引っ込めて6点取られたのはかわいそうだったかなと。まぁ2点差なら自慢のリリーフ陣突っ込みますよね阪神の立場でもそうでしょう?」
「まぁあれで完全に流れが来たかなと。ただ心から喜べないのはオリックスけが人がいたことですね。ラオウ氏とかよくあれで出てたな、てか出したなぁって」

保険の話は10分。日本シリーズの話は30分。

なお共通の結論一つ。「ドラゴンズはこのままだと来年も苦しい」。

名古屋のコメダでめったなこと言われへんけどw

2023年11月 6日 (月)

阪神タイガース日本一おめでとう

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「セリーグとパリーグ」総体を単純に実力だけで見れば、パリーグの方が全般的にやや分があるように思われる。

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「人気のセリーグ実力のパリーグ」言われて久しいが、この10年ほどの交流戦・日本シリーズは特にそう。中継を見ていても、投手の投げる球は速くそして急激に変化するし、バッターは早く強いスイングをし、しかもしつこく粘る。

果たしてパリーグ三連覇を果たした今年のオリックスはその集大成のようなチームである。豪腕とでも表すべき強さ・速さ・大きな変化をする球を投げる山本、宮城ら投手陣。好球必打を徹底し、一発もあるパワーを備えた森・頓宮ら打撃陣。文字通りの「猛牛軍団」にルーキー森下を筆頭に20代で構成される「若虎軍団」がどれだけ食い下がれるか。「胸を借りるつもりで」とは岡田監督の弁だが、分があると判断していた阪神ファンは多くあるまい。近本・中野が足を生かしてクリーンナップでワンチャン、そこに大山・佐藤輝明の一発でも絡めば後は自慢の投手陣がなんとか……そんな案配ではなかっただろうか。阪神投手陣は精密なコントロール……それは豪腕パリーグと対極であり、打ち慣れていないが故に抑えられる可能性はある。事実、岡田監督は「2点取れればなんとか……」と勝利インタビューで答えておられた。

蓋を開けてみると、第6戦を終えて3勝3敗、得点合計はどちらも23点と「全くの五分」と言われた。だが、思い返せば猛牛に食らいついた若虎の牙は、第4戦から少しずつ食い込み始めたのかもしれない。

第4戦。阪神がリードをしてしかしエラーで追いつかれた、語り継がれるであろう湯浅の8回、そして9回である。故意四球を連続で使い、1アウト満塁で大山と勝負。4番打者を打ち取ろうというのか……馬鹿にされたと憤った阪神ファンは多かろう。だがその時点、大山は当たっている方ではなく、延長戦の可能性を考えると押さえの平野は使いたくなかった。比して満塁ならゴロGOでホーム突っ込まれてもタッチプレーは要らない……監督の思惑は理解する。しかし大山の打球は確かに会心とは言えなかったが三遊間を抜けて起死回生サヨナラヒットとなった。

第5戦。それこそ2点リードで後は自慢の投手陣でなんとか……にオリックスが駒を進めた。が、田嶋を打ちあぐねていた阪神がエラーをきっかけに食らいつき、一気に6点。確かに1戦目2戦目は総得点は8点だったけれども、打者一巡の猛攻で1イニングでこれだけの得点は「打ち崩した」と言って良かった。しかもオリックスの攻撃チャンスは最早9回のみ。逆にアドバンテージを取った。牙は深く食い込んだ。

この時点、阪神は残り2試合で「どちらか」勝てばよく、オリックスは「どちらも」勝たなくてはならなくなった。日本シリーズは最終決戦であるから、次の試合のために余力を残す、なんて気遣いは不要で、要するに使える選手全てつぎ込んで最後勝てば良いのである。しかしこの時、オリックスは負けられなくなった結果、第6戦で全力を投じるより他なかった。勝ちはしたけれども、第7戦を迎えるに際して阪神の方が余力があったのではあるまいか。

第7戦。青柳投手。こういうサイド~アンダースローの投手はパリーグにはいない。下から浮き上がってくる球は、どこまで浮いてくるのか、途中から沈むのか、見極めにくい。しかもそれで左右の振り幅がある。速い球ではないがまともに当たらない。岡田監督の思惑通りに攻撃は抑えた。一方、阪神打線は豪腕宮城とはいえ「二度目」の対戦。打球は守備の正面を付いてはいたが、芯で捉え始めていた。「宮城の方がヤバい思てた」(岡田監督)。

当たりが出始め、そしてノイジーのホームラン。

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内角低めであり、背が高い故にバットを出すことが出来、体躯のゆえにスタンドまで持って行くことが出来る。彼だったればこそのホームランであろうし、それは同時に、投げた宮城も持って行かれるとは思わなかったはずである。「2点取れれば」の状況で3点のリード。それは1985年の日本シリーズ第6戦、先制の満塁ホームランを彷彿させる。大きなリードを背にのびのびと投げる青柳に対し、宮城は次第にずれていったように思われる。次イニングで差は6点となり、大勢は決した。

今回の対戦は見ていて食欲が下がるほど本当に焦り、ハラハラした。阪神投手陣をもってしても、三者凡退は数えるほど。毎回のようにランナーを出し、どうにか抑え、ミスがあればそこをナイフで突き刺してえぐってくる。そして要所要所で一発……今年の阪神であまり期待出来ないもの。要するにオリックスは強いのである。一方阪神は阪神で足を絡めた固め打ちと「らしさ」を生かした千載一遇の得点が要所要所で見られた。近本・中野→クリーンナップというパターンと、中軸のチャンスメークを木浪が返す、下位のチャンスを繋いで近本……「どこからでも点を取る阪神」を存分に発揮した。それは柔よく剛を制す「日本の野球」の頂点の姿であるかも知れぬ。そしてそれが、最後の一戦で発揮出来た。

阪神が日本一。まるで別の時間線へ来てしまったかのようで、少し夢見人の気分である。だがスコアボードは勝利を刻み、岡田監督が宙を舞うスポーツ紙もここにある。いわゆる暗黒時代、15年間で最下位が10回、もう、過去でいいか。

おめでとう、そしてありがとう。今年野球を見るのが本当に楽しかった。

オリックスとファンにエールを。来年もやりたいか?「そらそうよ」

2023年10月 3日 (火)

華やかな舞台の影

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華々しいスポーツ選手の活躍はいつまでも続かないわけで、加齢による体力の低下は勝利への貢献を阻害する。チームとして雇っていてもどうにもならない。

戦力外通告。要するに「クビ」である。

サッカー三浦知良の50歳超は異例として、

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(ないないw)

30代前半でこうなった選手達はどうするんだろうといつも気になる。家族で始球式で若い細君と小さい子供達といて、それを最後に退職!?……ねぇ。トライアウトや育成で「選手」として再起なら最高だが、ほんの一握り。後進育成や球団関連ならいい方で、番組の解説なんか数名だろうし知名度がないと採用されまい。スポーツインストラクターや講師なら経験も生かせそうだが、うーん。土地柄「元ドラゴンズのお店・新装開店」というのをまま見るが、食ってみると唐揚げ屋なんて業務用を温めて出しましたみたいな奴が多くて、うん、1年後にはテナント募集中になっている場合が殆ど。まぁ店なんて、ちゃんこ番をやる相撲界みたいに一定水準の腕前を誰もが持ってるわけじゃないので、ぽっと出でサクッと成功できるわけでなし。

……何かしら、プロフェッショナルに応じた受け皿が、合っても良いような気がする。

2023年9月14日 (木)

阪神アレおめでとう~岡田監督のマネジメント~

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うぇ~い!

先回のリーグ優勝は2005年であったから、ブログはやってなかったし、携帯電話もガラケーだった。会社帰りにスポーツニュースを買って帰った。比して今回はネットで同志と分かち合い、何なら「虎テレ」のストリーミング中継をリビング42インチに回してずっと見ていた。

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そして。アレの瞬間。まぁ、阪神ファンとしては、

・本拠地甲子園で
・主砲の大山と佐藤輝明が共に打ち
・守護神岩崎が締めて
・宿敵巨人に3タテ11連勝で自力優勝

と、エポック尽くめの歓喜であった。まぁ、それはそれとして首題。

良く「名選手、必ずしも名監督にあらず」と言われる。最も著名な選手の一人、長嶋茂雄は、「快打の秘訣」を記者に訊かれてこう答えた。

「いい球が来たらね、こう、スパーンと」

その後巨人の監督を務めるが、チーム初の最下位という屈辱を味わう。

野球の「バットで打つ」という行為は、身体の回転(ねじりモーメント)、腕の回転(角速度)、手首の回転(トルク)全てを同期し、ボールをバットに載せて高速で押し出すことが理想の形態である。これを一瞬で行うため、応じた足の踏ん張り、体幹、筋力を要求する。18.44メートルを時速150キロ(秒速42メートル)のボールが走る0.4秒の間にボールがどこに来るか見極めてこの動作を行う。様々な能力と鍛錬が必要なことは容易に想像が付くであろう。長嶋の「いい球スパーン」はこうした内容を理屈でなく、身体が勝手に反応して出来てしまうことを意味する。天性の才能、すなわち天才である。理屈に応じてどうやっても達成できない能力を彼は有していたことになる。

こういう人がマネジメントをすると。

「自分ならこうするだろなー」で采配を振るう。仮にそれで失敗したとしてもなぜ失敗したのか理屈で説明できないので的確なアドバイスが出来ない。チームとしての適材適所、シチュエーションに応じた最適な戦略を選ぶことが出来ない、こうなる。なぜなら「いい球が来たらスパーン」だからである。巨人は令和の現在も長距離砲をズラリと並べているが、こうした天才肌の芸に頼っていることの証左、というか伝統であろう。

振り返って岡田阪神。

・適材適所
1番近本2番中野は共にバットコントロールが上手く足の速い選手。相手ピッチャーが打たれるのを嫌がる結果フォアボールも多い。いったん塁に出れば盗塁したり、送りバントで2塁に進んだり、ヒットエンドランなど、複数の作戦が立てられる。相手はこれだけで複数の対応を迫られる。ノイジーの守備もここにしておこうか。一般に長打とされるところへ打っても彼の的確なキャッチングと早い投球は2塁打狙いや本塁突入を阻止できる(アウトにする)場合がままある。それだけで相手は警戒する。

・役割の配分
8番バッター木浪が象徴的だろう。チャンスで回ってくれば打つし、自らがチャンスメーカーになると次の打者……一般に打撃不得手な投手は送りバントで2塁に進める。すると打順は1番に戻って上記近本、こうなる。3番に定着したルーキー森下も上げておこう。彼は足の速い1番2番が塁にいる場面で回ってくるパターンが多いのでとにかくフルパワーで打つことに注力している。結果に応じて近本・中野は帰ってくるし、そうでなくても後ろに4番5番のスラッガーが控えており、ダメでも任せられる。

・ピッチャーの配慮
ピッチャーはひたすらボールを投げているわけで一番疲れるし精神的にも「来る」ポジションである。1人で9回投げ抜くのが理想だが、調子や相手との相性で複数人の投手で引き継いで行く。ここに手厚く駒を配した。今日の試合で言うと先発才木の他、

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これだけの投手がベンチで控えている。「最後は岩崎」であるにせよ。右打者・左打者に合わせて、複数の継投で岩崎へ繋いで行ける。2003年、2005年がジェフ・ウィリアムス(J)-藤川(F)ー久保田(K)の通称「JFK」一本槍だったのとはえらい違いだ。これもまた、複数の作戦が立てられるし、疲労の蓄積も抑えられる。

・戦略
役割に応じたプレーをさせる。ピッチャーはピンチになっても「同点まで」は投げさせる。シーズン当初は見ていて「この投手もうだめだ変えてくれ」とハラハラ見ていたことが何度もあったが、そういう方針と判ってこっちも腹をくくった。これは打たれたら確かに残念だが、選手に対しては修羅場をくぐる胆力を付けさせる意味合いがあるのだ。「同点にされても仲間が抑えてくれ、打線の援護が期待できる」であれば、重圧で潰れる可能性は減るし、応じて心理的負担の軽さはピンチでも冷静なピッチングに繋がるであろう。結果、強打者相手にストライクゾーンへ強気に投げ込む惚れ惚れする投手陣が揃っている。
打線の方も好投手で打てないと見るや、球数を投げさせて疲れさせたり、全員揃って初球は全部見送って難しい変化球に手を出すを繰り返し、「初球は打ってこない」という認識(勘違い)を持たせてからの、投げ方が甘くなってきた初球をいきなりバカスカ叩き始めるとか、そういうことをする。

さて振り返って企業で働いてる皆さんよ。個々人のスキルを課として部として社として、足し合わせて配分し、それぞれが的確な仕事をする。出来ているか?そして世界を相手に商売することが求められる昨今、金に飽かせて世界中からハイレベルプレーヤをかき集める「グローバル企業」に立ち向かう方法論こそ「チームプレイ」だと思うが如何か。

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アレの向こうへ。ソレでええんちゃうwとりあえず早起きしてデイリースポーツ買いに行くか。

2023年8月26日 (土)

大丈夫かドラゴンズ

「東京出身名古屋在住阪神ファンです」

取引先との会食でこう言うと笑いが取れる。さておき、阪神ファンの故はひところ「あまりに弱かった」からである。弱すぎると応援したくなる。

時を経て特に今年は他チームの状況について高みの見物に近いが、地元ドラゴンズの状況はあまりに酷い。SNSに3つのS(Seiji,Syukyou,Sports)は禁物と言うが、マネジメント、メンタルヘルスの点からチト苦言を呈したい。

2023年8月25日。我らがタイガース、そしてドラゴンズと対戦していたDeNAは共に有利に試合を進め、双方とも8回裏の時点で8-1,8-2というスコアであった。楽勝(必敗)ムード。ポケモンGOに出かけて帰ってくると目が点になった。

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なんだこれは。

この日1軍登録され初登板の近藤投手が10点取られている。2アウトのあと、10人連続でアウトが取れず、この回が終わるまでに62球を要した。ピッチャーの「打たれにくさ」を示す指標に防御率という数値があるが、超一流選手で1~2点台に対し、彼はこの投球で「72」(キャプチャ画面はその途中なので108になっている)になってしまった。

プロ野球の1軍と2軍の実力差は相当なモノで、1軍でボコられるというのはままある。しかしここまで「放置」しておくというのはどうだろう。聞けば他の選手が声を掛けに行くとか殆ど無かったとか。監督の見解はと言うと。

「最後、近藤には気の毒だったが勝ちパターン(の投手)しか残ってなかったので。」 (日刊スポーツ)

つまり、「交代させようにも、勝ちが見込める時の投手しかいないので、代えなかった」

ほーん。

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ここ1週間彼らの出番はなかったんじゃないですかねぇ。

カネ払って球場まで見に来ているお客さんには失礼な話だが、勝ちが見込めない時に後腐れ無くその試合を店じまいすること、そのための投手を「敗戦処理」と呼ぶ。主役を引っ込めて先に休ませたり、多分彼が本来そうだったのだろうが新人に実践機会を積ませたり、しばらく投げてない投手(その勝ちパターンの連中)に調整をかねて投げさせる、などがある。

だがそう、彼は敗戦処理に失敗した。

失点を重ねているのに交代させてもらえずまるで晒し者のように投げさせられる、という例は過去にもある。いま大リーグで相手にぶつけながらもどうにか阪神時代よりはまだ良い結果を重ねている藤浪がそうだし。

巨人にいた斎藤雅樹投手なんかも似たような経験をしている。

だ が 。

そんなことしたって身体的にも心理的にも良い影響はカケラもなく、無駄に消耗して深いトラウマとして刻まれるだけなのは論を俟たないであろう。昨今野球はデータとスポーツ医学の分析に基づく進化が進められており、「150キロの球を投げるフォーム」なんかも確立している。とっとと終わらせて疲れを取り、反省点をまとめてフィードバックした方がよほど本人にもチームのためにも良い。こんなのは文字通りの無駄である。やらしいのは監督の立浪がオイラの1歳年上に過ぎないと言うことだ。アホかお前この時代に何考えとんねんという感想しか出てこない。あまつさえは米食禁止令を出したとか。栄養バランス取れてれば「白いご飯を頬張る幸せ」くらいあっても良いのでは?腹一杯飯食う多幸感とプロ選手に必要なカロリーを理解しとんかおんどりゃ。

ちなみにこの試合の相手ピッチャー、DeNAバウワー投手は、ヒーローインタビューでいの一番に近藤投手を心配し、「誰にでもあり得る。前を向き続けて」とコメントしている。なぁ立浪とドラゴンスの選手各位よ。ええんかそれで。

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明るい話題で締めておく。大島選手2000安打おめでとう。

 

2023年7月29日 (土)

八事vs千種

なに?タイトルが読めない?地元向けだから読めなくていいよ。

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高校野球愛知大会決勝。

中京高校が先制も名電が逆転。8回表、名電ノーアウト満塁の好機も、中京は無失点で切り抜け、同裏、ホームランで1点差に迫る。

そして9回裏。中京の攻撃は2アウトランナーなしまで追い詰められながらも、執念のヘッドスライディングで内野安打、更に初球を打ってライト前で1-3塁。

片やアウト一つで甲子園の切符を手にする。
此方3塁ランナーを帰せば起死回生。

陽が傾いてなお33℃の岡崎球場で、2時間半を投げ抜いたピッチャー渾身の139球目はセカンドのグラブを弾き……が、落ち着いて掴み直し、ファーストへ送られバッターアウト。ゲームセット。

ひっさしぶりに「真剣に面白い」野球を見た気がするわ。名電はおめでとうだし中京も悔しいだろうが最後の瞬間まで戦い抜いたことは賞賛する。

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なお両校はこんな距離感である。4キロ。隣同士で至高の決戦、でした。甲子園でも頑張れ。

2023年3月22日 (水)

おめでとう侍JAPAN

昼前。オフィス内。

キーボードのカチャカチャカチャ。
マウスのカチカチカチ。

静寂。

「勝った」

誰ぞのつぶやきに、男達すべからく手が止まった。

プッシュ通知がぴこん。

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うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

1934年、ベーブルース率いる大リーグチームは日本と親善試合をして「幾らでも点が取れる」と要するに馬鹿にされたのである(16戦全敗)。より90年。

アメリカで行われたアメリカ相手のガチンコ勝負でついに勝利を収めて「世界一」を手にした。体格的に明らかに不利な相手に精密さとスピード、何よりチームプレイで繋いで、守って、信じて、降した。

日本の進歩だと思うし、何より野球においては「身体能力に差があっても勝てる」ことを示した物と言えよう。そう「柔よく剛を制す」そのものだ。

さて今大会、逆転サヨナラだの、チームメート同士の対決による幕切れなど、ドラマティックなシーンは上げればキリが無いが、終わった後のラグビー「ノーサイド」にも通じる相互に相手を称え合う姿が多く見られたのは記録に残しておいて良い。1点差の攻防を演じたアメリカはもちろん、9回裏の文字通り1球でひっくり返るまで死闘を演じたメキシコは優勝カップを手にしていてもおかしくなかった。のみならず、予選においても日本から先取点を奪ったオーストラリアやチェコ、中国も先発を日本は打ちあぐねた。総火力は違ったかも知れないが、しっかり実力はあるのだと思う。再度相まみえたいと思うところだ。

ちなみにこの大会、侍ジャパンはリーグそのものは全勝で頂点に立ったが、壮行試合を含めると、ただ1チーム、負けた相手がある。

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世界一の侍JAPANに唯一勝った中日は宇宙一w

……てか今年は頑張れよドラゴンズ。ワイ虎やから応援せんけど。

追伸:水島新司さん。あなたがご存命なら描いたであろうこの上ない対決で結末しました。

2022年12月19日 (月)

Felicito a Argentina por ganar

ニュースショーのスポーツコーナーでその名を聞いたのはいつだったか。

「皆さん、この人のプレーを、この人の名前を、覚えておいて下さい!メッシ、メッシ選手です!」

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そして頂点へ。おめでとう。

アルゼンチンという国は20世紀以降政治腐敗もあって「平和で裕福」な国では決してない。貧困率が5割近いという数字も目にする。「世界の頂点に立った」ことがどれだけの誇りと勇気を与えることか。なお彼は幼い頃の難病もあってか、「レオメッシ財団」を設立して支援活動をしている。いやスポーツ選手この手の財団を持ってること多いが、応じて子供達に会ったりするんだぜ。「スーパースターが会いに来てくれた!」それがどれだけの勇気と力を与えることか。

¡Gloria a Argentina y Lionel Andrés Messi Cuccittini por ganar!

2022年11月24日 (木)

悲劇、歓喜、そして奇跡

1997年。

父・ワイ・弟「「「やったー!!!」」」
母(床ドンドン)「うるさい!何時だと思ってんの!」

「悲劇」も目の当たりにしたし、「歓喜」もその瞬間に立ち会った。詳しくもなんともないが、欧州のチームに勝つことがどれだけの高いハードルかは知っているので自分の記録も兼ねて書き残しておく。

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この組み合わせに決まったとき、エスパニョルとドイッチェは、如何に雑魚2国をタコ殴りにして得失点差を稼ぎ、互いが雌雄を決するか、という流れを思い描いたであろう。要は「舐めプ」したくなりますわな。交代枠を使わなかったのも「要らんやろ」という判断があったのかな?という希ガス。

そこを突いたサムライの一閃、と言えなくもないが、日本代表にはドイツを含む欧州リーグでプレーしている選手もいるわけで、ドイツ国内からも「言われてみればそうじゃん」みたいな反応が出てきている。

にしてもまぁ、あちらが「ジャイアントキリング」と捉え、こちらが「大金星」「奇跡」と捉えるのは実力差に応じた感想ではある。

おめでとう。でもって、コスタリカは「次日本に勝つ」しかその先開ける道がなくなったので、文字通り背水の陣で来る。頼みますぜ。

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