アンテナブースター電源の「異常」LEDがアンテナ線を外しても点灯したママなので、母親の言う「地デジが見えない」はこのブースターの故障だったのかも知れないが今更どうでもいい。
「ぴんぽ~ん。ニフティの工事です」
まず最終目的と現況の説明。母親は普段2階の自室にいるのに対し、テレビも電話もONU(GE-PON)と有線接続が必要。だったら、ONUは2階に入れたい。一方、実家にはNTTが光サービスを開始してすぐ(ADSLがブロードバンドと名乗ったのに対しFTTHと称した。Fiber To The Home)に引き込み、その後auとのコラボレーションでauを引き直した経緯があるので、「NTTの光」は配線だけ残っている。カプラの終端にセンサを接続して有無を確認。電柱で遮断されていると判明したので開通させる。
「あ、来ましたね」
生きとったんかいワレ。ということは。
「光キャビネット」とゆーキカイ。これを介すと光ファイバをコネクタカチャンで扱えるようになる。20年近く前のキカイだがこれも生きていたということ。両者流用とし、ここから2階のベランダを経由しエアコン穴から母親の部屋に引き込む。
びよんびよんとこんにちは。今後実家のあらゆる「情報」はここを経由する。
令和最新型ONU。LAN、電話、テレビ用の同軸が生えている。
「設置終わりましたのでPadにサインを」
「へ~い」
テレビとネットワークの工事は自分でやるとして依頼していない(有料で頼めるが)。
キカイが増えることは自ずから電源コンセントを増やす必要を意味する。10口のタップを据えて機械類をガンガン接続。ONU、電話、Wi-Fiルータ、NAS、テレビとレコーダ、インターホン……な?10口クラスが必要だろ?
80歳のおばあちゃんのベッドサイドをご覧ください。名古屋に電話して開通確認よし。
テレビは1本線だがここに地デジとBSがアンテナ受信時と同じ周波数で混ぜてある。なので分波器(地デジとBSを分離)を通して。
OK。使用するチャンネル・周波数はアンテナ受信と全く同じなのでテレビ・レコーダー側の設定は何もいじる必要は無い。おっと、パラボラのブースター電源を切っておこうか。これで大雨や雪のたびに「BS見えないの何で~!?」という母親の電話が来ることはないだろう(※)。
ネットワークはIPV6にしたのでWi-Fi経由でこんな感じ。ルータが2階に行ったので1階でイーサネット直結は不可能になったが、DLNAで何かするわけでなし。問題はないだろ。
で。
母親の活動には問題なくなったが、新たに生じた課題が1階リビングのテレビである。母親の自室からリビングまで同軸ケーブルを引き回す?
実家ではパラボラで拾ったBS電波をベランダで分離し、母親の自室とリビングに引き込んでいる。BSケーブルは不要になるのでこの両者を直結する。
引っこ抜いて。
端末処理して。最近この辺のパーツは量販店では売っておらず、ホムセンの電材コーナーか通販で買うしかない。簡単な作業なのに出来合のケーブルなんか高くて買えるか。と思うわけだが、手のひらでガラス板スリスリの世代には失われたスキルなんだろうね。
1階と2階の連結。
接続点はベランダ屋根の下に来るとは言え、屋外なので防水処理。
自己融着テープでぐるぐる巻き。
2階で分配して2割、片方をこの「元BSケーブル」直結で1階に回し、同じく分波。
OK。画質?液晶だからなんとも。なお、時報等のタイムラグは2秒ほど。
今日はこのほかに植木を切って水道ホースを直して遮光カーテンを直してエアコンのフィルターと掃除機をメンテして。
長男の仕事おわ……。
ンモー!
※大雨と雪でBSうんぬん
BS電波は性質が光に近いので、見通しの悪い雪や大雨は同様に電波の通りが悪く、パラボラに充分に届かず見えないことがある。
……という説明を毎回するのだが、毎回電話してくる。「地デジは見えるのに何で?」いや、だからね。。。
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