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2025年5月 4日 (日)

レビー小体型認知症の経緯と予後に関する書き留め(4・終)

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●知りたいこと・知っておくべきこと・伝えておくこと

よらず認知症と診断されるとこの手のパンフレットをもらえると思うが、大抵「ぬるい」。誤解を恐れず言うならば、認知症と診断された家族と当人が知りたいのは「どの程度『ボケ』て、いつ死ぬのか」ではあるまいか。しかしこの手の奴にはそういうことは殆どの場合触れていない。個人差が大きすぎるというのもあろうが、それ以上に情報がなさ過ぎて当事者としては困ったというのが実態。最も、webでちょっと掘ると出てくるし、専門的なことは医療・看護従事者向けの資料や「論文」を漁ると出てくる。なのでここにも書いてしまうが、後で触れる通り知っておくべきなので書いておくという意図である。

・どの程度?
→「どこで何をしているのか」「何をすべきなのか」わからなくなることがある。状態が悪い時は別の人格に変わる(その間のことを当人は覚えていない)。ただ、おおむね、人としての、家族同士のコミュニケーションは取れる。「ドラゴンズ勝ちましたよ」「そうかね」

・いつ?
→論文等に出てくる数字は5~7年。義父は「悪夢で叫ぶ」等、典型・前駆症状は2017年には確認されており、確定診断が2019年。亡くなったのは2025年である。

「レビー小体型認知症という病気なんですよ」というのは絶対本人に伝えておくべきと断言する。なぜなら認知機能や運動機能の低下、応じた日常生活上の失敗や「迷惑」も、全部「病気のせい」で片付けられるからである。「だから気に病まないで」(病気の所為と言ってこの字面はアレだが)と伝えることができる。失敗を恐れて隠してしまい、より状況が悪化するようなことを防げる。前にも書いたがそれこそ認知機能の低下によって、アクシデントに対する最適解を導き出せないので、「やって欲しくない選択」をしてしまう可能性があるからだ。「何かあったら言ってね」これを言い続けることが大事。DLBはコミュニケーションはちゃんと取れる時間が長いので、その段階で「病気なんだ」というコンセンサスを取っておく。そしてそれはもちろん、家族の側も、何かあっても怒鳴りつけたくなっても「病気で仕方ない」という認識を持つこと大事。判らせようと思っちゃいけない。病気だから。

・最期
パーキンソン症状に代表されるが運動機能が下がって行くので途中経過はともかく「寝たきり」になる。これ当人は意識活動は充分「普通」の状態で「思った通りに身体動かない」のであるから辛く屈辱的なはずである。今これを読んでるアナタが「身体動かないならオムツにウンコやシッコをしろ」と言われて出来るか?それを誰かに世話してもらえと言われて素直にウンコ拭いてと言えるか?このことは「病気の所為」の同意が重要であることを再認識させると共に、そうなるまでに専門家・施設の確保が必要であることを示唆する。身内だから家族で……これは物理的な問題が大きい(まず無理)だからやめた方がいいし、「病気の所為」に通じるが「専門家に任せて」という物言いも屈辱感を緩和する効果を持つであろう。
そして……「ものを飲み込む」機能の低下によって飲食物が肺に行ってしまって「誤嚥性肺炎」を起こすか、そうでなくても運動=呼吸器や循環器を動かす能力の低下によって「心臓が止まる」ことによって臨終を迎える。義父の場合2月下旬にはもう自力で立ったり歩くことは出来なくなっていたが、つかまり立ちは出来たし、手を引けば足を前に出せる。なのでどうにか自分の車に乗せて病院へ行くことが出来た。だが、それから急速に状況が悪化し、殆ど寝ているようになり、コミュニケーションも一見取れているように見えるが会話が成立しなかったり(聴力検査のヘッドホンをかぶせたらおどけたそうな)、食事中に口に物を入れたまま寝入ってしまい、それが気管支に行って咳き込む(こうやって「誤嚥」する)という状態が出現し始めた。典型症状に「幻視」「悪夢」があるが、常に夢見ているような状態になったようで、名を呼ぶと目を向けるが何も見ていない。脳内で生成される妄想・幻覚と五感から入る刺激が混交し、峻別されない(それこそ認知の障害)になったのだろう。そしてもう、飲むとか食べるとかを身体が求めなくなり(食欲の消失は生命活動終焉のシグナルである)、ずっといびきかいたまま眠るようになった。このいびきは舌ベロがコントロールされなくなって喉の奥の方へ垂れ下がって生じている物で、「脳出血で突然いびきを掻いて寝始めた」とメカニズムは同じである。両手が不随意に動くがそれはパーキンソン症状なのか、何らか「夢」に対して身体が反応しているのかそれは判らない。そして翌朝旅立たれるのであるが、最期は意識が無くなったか夢見る人のままだったはずで、呼吸困難や激しい痛みなどの業苦はなかったと思われる。と、信じたい。

・まとめ
レビーは認知症と言えど、初期の段階では「普通の人」なので、残された時間を切られるのは辛く恐ろしい瞬間であろう。たまに40~50代で発症する例もあるので、それで突きつけられるのは本人も家族にも耐えがたい事実としか言いようがない。その点でここにこうやって詳らかに書くのは少し憚られるのであるが、調べりゃ幾らでも出てくるので隠すのは無意味だし、むしろ詳らかな方が「何も判らない」不安よりはいいと思うのだ。そして誤嚥性肺炎さえ避ければ(普通に食べて飲み込んだら肺に行ったという例もあるので難しいのだが)、意識活動は低下し、眠りの中で鼓動が止まるので、安らかに旅立てるはずである。

レビーは「普通にコミュニケーションできる」。だから、家族としていつも通り、普通に、会話して。可能な限り。そして、早めにケアマネさんと相談して専門家の対応が受けられる施設の確保を。

(終)

2025年4月30日 (水)

ATP最強伝説

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ATP。アデノシン三リン酸。「生物」の授業でどうしても覚えられず苦労した向きもあるのではないか。

耳鳴りでこれを処方されて「著効」があったので、含有しているサプリを探してボリボリ食っている。地球上の「すべて」の生き物はこれを有し、エネルギの供給、貯蔵、細胞間の情報伝達、何なら蛍の発光やデンキウナギの発電なんかにも寄与している。

「エネルギー通貨」という表現もあるようで、細胞と細胞を使った生命維持活動の原動力であることから薬効は高く、広く、眼精疲労・慢性胃炎・心不全・外傷後遺症回復・メニエール等内耳系症状など、生体賦活系として基本かつ最強の部類と言える。

さて今般、こやつに新たな効果が見つかった。

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ADやパーキンソンに直接効く、という意味ではないが、これら疾患に特徴的に見られる「「液-液相分離」と呼ばれるプロセスにより、膜を持たない不溶性タンパク質の凝集体が形成・蓄積されること」に対して「細胞質粘性を制御し、それによってタンパク質の凝集を調節する。」効果を持つので、要は細胞内部の「ドロドロ化」を防ぎ、神経細胞同士の言わばコネクタに相当するシナプスの維持形成を改善することが見込めるという。

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あったりまえだが細胞内のタンパク質なので「細胞を食う」ことでこれらは充足される。あるいは光合成する←

2025年4月25日 (金)

故意とシステム

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4月25日に鉄ヲタがブログを書くのはそれだけで不謹慎と言われそうな昨今である。なぜなら彼奴らは「安全」のためのルールを度外視しているからである。安全に関すること、事故に関することを書くのは気が引ける。だが、教訓として機能するためには語り続ける・書き続けることこそ使命であろう。

現場はこの写真の奥方である。

この「事故」は70キロ制限のカーブに120キロ超で突っ込むという暴挙により生じた。ただその暴挙は「自暴自棄」で、背景には僅かな遅れも容赦せず、しかも人格否定とも取れる懲罰「日勤教育」の恐怖圧力があったことは論を俟たない。いわゆる「パワハラ」がクローズアップされるきっかけの一つと言える。

多く「ミス」が「重大な結果」を招く設備にはフールプルーフやフェイルセーフと呼ばれる安全装置が搭載されている。ボタンを押し続けないと動かないとか、センサーの範囲内に入ると止まるというような仕組みがそれだ。だが、それらを備えてあっても事故は無くならない。製品が引っかかる確率が高いので動かしたまま引っかかった製品を除去できるように、とか、「度外視」な工夫をしてしまう。もちろんそれですぐには事故が起きるわけではない。起きないからずっと続けて、そして油断をする。例えばだが1分間に1000回転とかする機械に作業着の先端が触れた……だけでももう人力ではどうすることもできない。だ・か・ら。安全装置というのは組み込まれているのである。逆に言うと誰かの貴い犠牲があったから、二度は同じ事を起こさないように定められたのがそうした装置なりルールである。ルールを破ることの重大さがここにある。そして、ルールは何故定められたかよく理解する(させる)取り組みがそれを継承する我々には求められる。

「なんでこんな回りくどい・面倒くさい」と思ったら、誰か死んだせいだと思ってもらえばいい。どういう事態に至れば死ぬかと考えれば、「わざわざそうする理由」が見えてくるはずだ。

この「事故」以降、「赤信号を見落としても止まる」ではなく「速度超過でも止まる」システムの導入が鉄道各社に義務づけられた。ただ、それを「オフ」するスイッチは付いているし、鉄道車両にも「駐車ブレーキ」という奴があって、それをちゃんとセットしないと、自動車と違って僅かな勾配でも転がり出してしまう。新幹線「つばさ」がブレーキ不良で駅をすっ飛ばしてしまうインシデントをついこの間見たばかりだ。

「なんでこんな面倒くさい」

それは「わざと」そうしてあるもの。失われるはずのなかった多くの御霊に祈りを。

2025年4月17日 (木)

ジンケンイシキとりてらしー

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……何か色々「言い訳」書いてあるけどさ。

人を動物に喩えた時点で「動物のように扱え」って意味に取られるのよ。逆の立場になってみ?

カウンセリングできるとは思わんなー。

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りりさん激おこでござる。星が自殺!?

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元論文。AI翻訳(おい)。ふむふむ。

まぁ「木星の10倍質量のホットジュピター(※)」という時点で、ナニが起きたか大体想像が付くのであるが、「惑星がその中心の恒星」(主星・太陽に相当)と「合体」すなわち吸収されてしまった証拠が見つかった。一般にこういうのは……マンガで掃除機に吸い込まれてびろ~んと伸びてるというデフォルメ表現が良くあるが、お互いの重力でこの「びろ~ん」が発生して→惑星の重心がずれる→軌道が変わる→主星に落ちるというメカニズム(潮汐相互作用・適当で雑な説明)が考えられている。この論文は、今回見つかった星が吸収されたメカニズムは、そうした潮汐作用なのか、主星が発達してブゥと膨らんで飲み込まれたのかどっちかじゃねーの?色々検討して残課題はこうです、という内容。

そう。自殺なんてフレーズはないし、りりさんお怒りの該当記事の挿絵とか自殺そのものを茶化しているようにしか見えない。

言わずもがなどっちも深刻に悩んでいる人の立場に立ってないわけ。もちろん、科学的な正確さを欠いているし、要するに全方面にケンカ売ってる状態。

寄り添って理解して一緒になって進んで行くのが大事。

※ホットジュピター:木星みたいなクソデカい惑星が主星の目と鼻の先を超高速でぐるぐる回っているモノ。表面が炙られて高温なのでこう呼ぶ。我々の太陽系とは違う機序で形成された結果と見られている。

2025年4月11日 (金)

デオキシリボ核酸が語る

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ほう。

デニソワ人というのはユーラシアを南北に横切るアルタイ山脈で発見され21世紀になって新種と同定された化石人種で、ネアンデルタール人やハイデルベルク人などと「同期」とされている。遺伝子的にはネアンデルタール人に近く、抽出されたDNAと現代人のDNAの比較から、アジアを中心に分布し、当地のホモサピエンスとも交雑(せっくす)し、太平洋メラネシア諸島の人々や、豪州のアボリジニには5%ほどデニソワ人の痕跡があると判断されている。

で、デニソワ人の化石は発見が少なく(居住遺跡は2カ所しかないんだってさ)、だからこそ21世紀になって初めて判ったような物なのだが、このほど、台湾沖の海底で発見され、「澎湖人」と仮称され、北京原人やジャワ原人と同期と見られていた化石が「デニソワ人」と判ったというニュースがこれ。アルタイと台湾とは3000キロくらい離れているから、東アジア広汎に分布していたということだろう。少なくとも3万~ひょっとすると1万数千年前までは生存していた可能性があると。

すると、台湾にいたなら日本まで分布していてもおかしくない、というか、日本にもいたと考えるのが普通だろう。沖縄から港川人とか3万年程度前の化石が見つかっているが、この港川人はアボリジニに近く、ならば同様にデニソワ人が当時海面が低かった南西諸島に沿って北上した可能性はある。

こじつけに近くなってきたが、言いたいのは日本書紀に出てくる「土蜘蛛」の一族である。「まつろわぬ者」として迫害虐殺された縄文人の生き残りとされているが、縄文人と倭人にそれほど知的な差があっただろうか?むしろもっと前からいて更に外観上の違いが目立った「人々」と考えた方が自然ではないのか。

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(この図のソース

日本人に引き継がれた「デニソワ人」の因子は身長やⅡ型糖尿病に関わる変異に関わっているという。彼らは令和を生きる私たちの中にちゃんと息づいている。

2025年4月 8日 (火)

ひっさびっさにぐらりんちょ

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ずし~んカタカタカタ。。。

「地震?」
「うん」

ほぼ直下なので揺れを感じてから強震モニタのこれが出た。関東にいると週に一度はどこかしら揺れていたが、名古屋だと年に数回揺れるかどうか。

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能登半島沖地震以降「名古屋で震度1以上」を観測した地震がこう。能登の余震を除くと殆ど揺れてないことが判るだろう。

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さて今回の地震だが、何か集中的な活動があってぴょこっと有感が来た、わけではなさそう。

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メカニズム。白とオレンジのボールみたいな物体がありますね。これは地震を起こした応力(てんそる)がどう加わったか解析した「CMT解」を示す「震源球」

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自己メモ用に貼っておくのだが、これによると、南北に押されて東西に引っ張られた「横ずれ断層形」おん。

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こやつを断層地図に表示させたのがこれだ。黄色いのが震源。その南方に┗┓とゆー断層が見えますね。これ「深溝(ふこうず)断層」

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実際見てきた。この写真を教科書で見たり社会科見学で実際に見に行った人もあるだろう。ここはフィリピン海プレートの侵入に伴い「南から北」と「東から西」にそれぞれ圧力が掛かっていて、ちょっと濃い人ならご存じ「濃尾傾動」と呼ばれる濃尾平野が「東が持ち上がって西が沈み、沈んだ西がその下方へ入り込むフィリピン海プレートにズルズルと引きずられる場」を象徴する。不思議な屈曲はこの二つのベクトルが割れ目となって顔を出していることを示す。なお三河湾内の延長線上が「三河地震(1945)」の震源地である。その北側の延長線上で横ずれならまぁ、「その系統」でしょ。となる。

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よく貼ってる奴。三河湾中の◆は三河地震で逆断層+横ずれ断層のハイブリッド。福井県の大きな◆は「福井地震(1948)」で、横ずれ断層、真ん中辺の青い現在地マークは「濃尾地震(1891)」の根尾谷断層で横ずれ断層。

「その系統」でしょ。なおこの3つの大地震の震源を結んだ線の中に何やら味噌臭い大都会が。。。

まぁまず間違いなく南海トラフの前に味噌の下から来るでしょ。耐えられるのかこの街は。

2025年3月28日 (金)

レビー小体型認知症の経緯と予後に関する書き留め(2)

ネット検索すると出てくる「典型症状」が見られたかどうか。

●認知機能障害
注意力の低下して会話がままならない状態と、健常な状態が交互に繰り返しながら変動する様態。

→悪いコトバで「まだらぼけ」という。多分に差別的な響きだが、症状の説明としては直感的に理解しやすいので用いる。これはあった。ただ「ままならない状態」は一晩で回復することが殆どだった。直近1ヶ月になって機能低下とその持続時間が長くなっていったが、併せて眠ってしまう時間も長くなったので、あまり目立たなかった。
なお、この症状に「物忘れ」が含まれているが、状態が悪いと「ここはどこ・あんた誰」が現れたが、家族を忘れることは(自分のような非血縁者も含めて)なかった。

●パーキンソン症状
パーキンソン病のような運動症状

→手足の筋肉のこわばり、震え、鈍い動作、躓きやすい(転びやすい)など。「特発性」という書き方をされるが、前触れやきっかけが不明瞭なまま突然現れる。箸やコップが持てず、持とうと力むと更に大きく震えるなど、症状が現れると難儀した。この症状には「すり足」(歩く際に足先が持ち上がらず、引きずるように歩く)が含まれ、これも現れた。ちなみにこの「すり足」は、本人は持ち上がっているつもりで歩いているので、数センチの段差で蹴躓く。なお、これが進行すると「飲食物が飲み込めず、気管に行ってしまう」(嚥下障害)を起こす。

●幻視・幻聴
実際には存在しない人物・虫・動物が見える

→「子供がいる」「白い服を着た女がいる」等、幻視は強く出た。なお概ね、上記の「認知機能の低下」とリンクしていた。ヒトはハッキリ識別できない像を周囲の風景や記憶から補って、簡単に言うと「視野を捏造」するが、これが暴走して「ありもしないもの」を合成する。ヴァーチャルリアリティ的に現れるようで、本人には「現実」である。

●レム睡眠行動異常症(RBD)
睡眠中に怖い夢を見てしまい、大声を出したり手足を激しく動かしたりと、異常な行動をとるレム睡眠行動異常症。

→これは診断の出る2年前2017年から2020年にかけて特に強く出た。謎の暴漢に襲われたり、仕事のトラブルであったりなど、「ただの妄想」と「記憶の反芻」がゴッチャになっていたようだ。気の毒なのは「悪夢」なことで、避ける・逃げる・攻撃するなど大きなリアクションが身体に出て、ぶつけてケガをしたり、ベッドから落ちたこともあった。なぜ「悪夢」なのか、機序の解明と改善手段の開発を願いたい。

●自律神経症状
自律神経がうまく働かなくなることが原因で、便秘・尿失禁や嗅覚異常

→嗅覚異常はなかったと思っている。大腸と泌尿器はあった。便秘は当初酷かったが、病院で薬(モビコール)を処方され、日々の状態に併せて量を加減してコントロールしていた。泌尿器の方は「膀胱がん」を抱えたのでそもそも頻尿気味となり、動作の緩慢もあって「トイレまで間に合わない」事態がよく見られた。特に深夜帯に何度も、は気の毒だった。

このほか、「空間識失調」は強く出た方ではないか。「びっくりハウス」のように家具や風景がぐるぐる回る。トイレで無いところをトイレと思ってしまう。更に一度、「家に帰る」といって夜中の一時に玄関を開けたこともあった(セキュリティが作動して未遂に終わった)。仮に「徘徊」に至れば、そのまま行方を追えなくなったり、転んで大きなケガをした可能性もあったであろう。

次は症状に対する対応とか。

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愛用していたラジオとPC。

つづく

2025年3月26日 (水)

がはげへごほ

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黄砂が来ているのは判っていたが、何だか遠い野焼きのような臭いも混じっているなと思ったら。

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半島東側の山火事の煙がずーっと日本列島まで伸びて届いてるの見える?臭いの正体はこれだってさ。

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地球上には(ものすごく大雑把に言うと)自転に引きずられる形で西から東へ風が吹いて一周している。偏西風という。この煙はこの風に流されて到達したもの。なおこの国は福島第一原発の事故の際、「放射能が風でわーくにに飛んでくる」とか真剣にほざいていた。

理屈と事実でモノ考えられること大事。

2025年3月23日 (日)

レビー小体型認知症の経緯と予後に関する書き留め(1)

・序文

義父がこの病を得、身罷るまで見届けたことになるので、可能な限り経緯を書いて記録とし、同病の方とそのご家族へ向けた資料となることを期する。

・属する症状の確認

典型症例に「悪夢を見て叫ぶ。激しく動く」というのがあるが、これを初めて確認したのは2017年である。同年義母が他界し義父は一人暮らしになってしまったので、時々手伝いに義父宅に泊まっていた。この際就寝していた義父が大声を出したのである。ただ、大きな悲しみの直後であり、悪夢を見る因子自体は存在していたこと。また、我々がレビー小体型の存在や症状を知らなかったこともあり、病院へ行くなどの対応は取らなかった。

・確定までの流れ

義父は基礎疾患として脳梗塞があり、付随症状である「一過性脳虚血発作」が出ることがあった。この際MRIを撮っているが、レビーの可能性を言われたことはない。2019年、昭和11年生まれの男性に一人暮らしをせよは忍びなく、新居を得て同居を開始。定期的に「物忘れ外来」等に通い、データや症状から可能性を疑った医師のアドバイス等から精密検査を実施し、確定。

・症状の進行と態様

2019年4月:強い便秘症状を確認
2020年6月:パーキンソン病と同じメカニズムによる手の震え(震顫)を確認。この月、がんの手術。
2020年7月:深夜に起き出し「ここどこだ?」(見当識障害)を確認
2020年9月:「悪夢を見て動く」が強く出てベッドから落下し、腕から出血
2021年1月:散歩中転倒し脊椎を圧迫骨折(易転倒性)
2021年2月:介護認定され電動ベッド導入。柵を取り付け落下防止。
2021年6月:「誰か立ってる」(幻視)を確認。ベッドの移動や回転感覚(空間識失調)確認。娘を認識できず「新しい女中さんかね?」。また、表情が硬くこわばり全く別人のようになってしまう「仮面様顔貌」を確認。その後寛解するが本人はこの時の記憶がなく「あちこち覚えてにゃーだわ」、人格的にも「別」になっている模様。
2022年2月:武ッコロナ罹患(1週間で寛解。咳が酷かった以外重症化せず)

この間書き漏らしがあるかも知れない。見つかったら追加

2023年7月:がん(再発)手術より帰宅。震顫・仮面様容貌を認める。クルマから降り立つもそのまま動けなくなり炎天下立ち往生。幻視・幻聴・空間識失調(ぐるぐる回る)あり。デイサービスで車椅子を借り受けベッドまで移動。所要1時間。ベッドではカレンダーと新聞を見て「入院中に経過した時間」を確認されていた。
2023年9月:コーヒーをこぼしてしまうが、拭くでなく、家族を呼ぶでなく、そのまま放置という事例。(認知・合理的判断の低下)
2024年4月:「眠くて眠くてしょうがない」(傾眠傾向)強まる。ほぼ、食っちゃ寝状態。但し声がけで起きる。震顫や空間識失調、仮面様顔貌は減少傾向。オーディオの操作法を忘れる。
2024年5月:「自力で起立」が困難になる。ベッドからトイレまで10分を要す。「迷惑になりたくないから施設を探してくれ」
2024年6月:施設入所。介護付き老人ホーム。要介護3。
2024年10月:ポータブルラジオの電池交換がままならないとのことでコンセントから電源を取る大型のラジオを調達(細かい作業ができなくなった?)。がんの再々発を認めるが体力的に手術不可能との判断。
2024年11月:「寿司食べたい」→テイクアウトする(施設の食事は味が薄い……味覚が低下するので、濃い味・メリハリの利いたものを欲する)
2024年12月:要介護4判定→ベッドに座ってもらうとそのまま倒れてしまう。自立・座位の維持が不可能で身の回りのすべてに介護が必要。家族の顔認識は声がけしてから理解されるまで時間を要するが、認識いただければ後は普通にコミュニケーション可。相撲の話をする。
2025年2月:がんの定期検診。腕力を生かして身体を引っ張り上げることは出来るが、足が動かない。膝を持って、前に出して、体重移動してもらって……移動している以外はほぼ寝ている。但し会話はできた(自分自身はこの時会話したのが最後)。
2025年3月:上記通院より1週間で急激に状態が悪化する。コミュニケーションが取れなくなり、食事ができなくなり(口に含んだまま寝てしまう→口呼吸で飲み込めず咳き込む)、寝たきり状態で呼びかけにも応じなくなる。
3月19日:他界

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ここの物忘れ外来に通っていたのだが、レビーとは言われなかった。むしろここのデータを見た他の医師に指摘され、セカンドオピニオンでそれと判った。

今回は一旦ここまで。以下、典型症状の有無や、それらが発現した時の対応等を書いて行きます。

つづく

2025年2月18日 (火)

見えない毒

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なんというお気の毒な。

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これ、大涌谷にあって、「VOW」等で有名になったのだが、不謹慎だと言われて現在は撤去されている。ただ、今回の事故で何が起きたのかの示唆は得られる。いわゆる「温泉臭い・硫黄臭い」の正体はこいつなのだが、

濃度が高いと逆に無臭になる。

加えて、空気よりちょっと重い。すると。

「温泉地」なので、源泉など高温のところを除き、その周りに雪が積もる=源泉の部分だけバケツの底みたいな状況になるのですね。そこにこのガスが溜まってしまい、気付かず入り込んでいきなり失神してしまうと。

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類似の事案。2005年。21世紀にもなってまだ起こっている。こちらも雪が原因。「いつもと同じやりかた」だからこそ「普段と違う状況」に潜む危険に気付きにくい。

ちなみにそういうすり鉢状・蟻地獄状の地形を窪地(あち)と言うが、火山地域や天然ガスの豊富な地域だと、そういうのが溜まっていて、気付かず入ると一瞬で……という事も起こりうる。私見だが、まだ各地に残るいわゆる「禁足地」はそうした「毒ガスの充満した窪地」での出来事がきっかけで設定されたところもあるのではないか。

見えないし臭いもしない。あらかじめ知ってないと事前にそれと分かるきっかけすら掴む間もなく命を取られる。況んや知っていても「いつも通り」行動した結果お気の毒なことになる。

R.I.P.

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