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2024年9月 9日 (月)

本日は昭和99年9月9日

Goryou2

「西暦から25を引くと昭和になる」

然り。「9」のズラリ並んだ日付に終末感が漂うのはひとえにノストラダムスのせいであろう。最も彼は16世紀の人物であるから、「遠い未来」を象徴する数字として千年紀の終末「1999」を選んだのではないか、そしてそれは「恐怖の大王」「マルス」の記述から戦争なのではないか、という解釈がまかり通っている。

1999年7か月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモアの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために。

ちなみに「アンゴルモアの大王を蘇らせ」は、フランス・アングーモア地方を治めていた「フランソワ1世」が王座に返り咲いた事実に基づく、とされているそうな。占星術師の物言いなのでマルスを火星とすれば、火星(が支配するおうし座)に太陽がいる期間=5月、となる。似たような復活劇が「恐怖の大王」によって起こされる、ということであろうか?(フランソワ一世は「アメリカ」という国の語源になった探検家・アメリゴ・ベスプッチ( Amerigo Vespucci)のスポンサーだった人物である)。

これが世界終末論とくっつけられたのは、彼の著書に聖書の終末コーナー……黙示録の物言いが引用されているからだ、というのが自然な解釈であろう。天使たちが悪魔相手に天界でドンパチやらかし、その挙げ句に地上を戦乱と災害が襲う(雑な略し方)。1999年はしし座流星群の大出現の年にあたり、黙示録の言う「天の星の三分の一が降ってきた」を示唆することもあったであろう。

ただ。ただ。

悲しいかな、人類は「戦乱で自分たちが滅びる可能性」と「地球環境を壊して滅びる可能性」その両方を現実の力として持ってしまった。古来予言の多くが「破滅して終末」を描いているが、それは権力が腐敗し大きな殺戮をもたらす可能性を感じ取っていた(=から人類は進化していない)ゆえであろう。最も、生き延びれば増え続けて食糧不足の未来があるので、どこかのタイミングで「選ばれし者のみ生き延びる」……ただそれは生存競争の原理そのものではある……二極分化の対立による最終戦争ハルマゲドンが勃発する懸念がないではない。

↑恐怖の大王の2つ後に書いてある奴(74番)はこんなの。

七番目の大きな数が巡り終わった年が、
大虐殺(Hecatombe)の競技の時に出現するだろう。
千年紀の大きな年から遠くない。
墓に入っていた者たちが出てくるだろう。

 Au reuolu du grand nombre septiesme,
Apparoistra au temps ieux d'Hecatombe:
Non esloigne' du grand aage milliesme,
Que les entrez sortiront de leur tombe.

うひゃひゃ。75番

久しく待望されながら彼はヨーロッパには戻らぬだろう
姿を現わすのはアジアであろう
徒党が大いなるヘルメスから送り出され
東洋のあらゆる他の権力を越えて彼は力を伸ばすだろう

Tant attendu ne reuiendra iamais,
Dedans l'Europe en Asie apparoistra:
Vn de la ligue yssu du grand Hermes,
Et sur tous Roys des Orients croistra.

こわいねー。「そうならないように」世界線を変えて行きましょう。

 

2024年8月18日 (日)

面白くなかった、と書いたら叱られる奴

20240818-181925 

夏休みの宿題における「絵日記」と「読書感想文」は地獄でしかなかった。

課題図書で面白いと感じたモノなんかひとつもないわw

新幹線で博多まで乗って祖父母宅に行ったり、自宅周辺に遊ぶにおいても、スズメバチ追い払いながらクワガタ取ったり、カマドウマがびっしり貼り付いてる防空壕が残っててヤマカガシ捕まえて噛みつかれて「おー、腕が痺れてきた。毒あるんじゃね?」とかやってんのに。

ぬるい児童文学読まされて面白いと感じるわけねーだろ。

「読むの辛い。面白くない。何書いていいのか判らない」
「ふざけるんじゃないよ!qあwせdrftgyふじこlp;@:」

母親にガン詰めされて出来上がるのは粗筋と時々の感想をダラダラ原稿用紙3枚くらいに書いたモノ。毎日それ以上の文字数あるこのブログ書いてるのがウソのようだわ。

今で言う学習障害……エキセントリックを極めたクソガキだったから、自分が興味のないものに全く意欲沸かないし全然頭の中に入って来ないんだわ。

「歳差運動(※)とか知ってる物知りなのになんでこんな無茶苦茶な成績なんですかね。一度病院行った方がいいんじゃないですかね」

キサマに言われたことはキサマが骸になっても責めたてたるわ日進南小学校の森本。

「学校の学習」なんでもそうだが「まんべんなく」出来るのは「優秀」な子で「普通ではない」のですよ。普通の子はなにかダメなところがあって普通で、それを咎めちゃいけない。克服する努力は大事だけれど、ワイのように偏向が過ぎる場合は責められ続けて「イップス」状態になる。その点で家庭の事情で「書き残すほどの強い思い出」が作れなかった子の絵日記や、様々アニメやマンガ見られる昨今に好き嫌いが激しい感想文なんか「選択制」が妥当なところ。

得意を伸ばせばいいのよ。

※歳差運動

回したコマ止まりかけると首振りしますわね。あの首振り運動のことを歳差運動と言います。が、ここで言う歳差は地球のそれ。

Img10072

地球をコマに見立てた場合、回転軸(南極から北極にブスーっと刺した爪楊枝)は23.4度傾いている。その爪楊枝の先の方に「北極星」がある。が、歳差運動をしているので爪楊枝の先は少しずつ動いており、25800年でひとまわりしている(うるう年はこの補正である。計算してみよう!)。すなわち、爪楊枝の先が示す星が都度変わることになり「北極星は実は時々変わる」という教科書に書いてない事実にたどり着く。これは小学生には革命で強く記憶しており、教科書を低レベルと馬鹿にしたクソガキ醸成に至った。ちなみに地球の歳差は生成時(46億年前)の質量バランスと太陽や月の引力に起因するモノで、自転が止まりかけているわけではありません。

なお今後の北極星は

2000年後:ケフェウス座エライ
4000年後:ケフェウス座アルフェイク
6000年後:ケフェウス座アルデミラン
8000年後:はくちょう座デネブ
12000年後:こと座のベガ(織姫)
14000年後:りゅう座ラスタバン
18000年後:りゅう座エダシク
20000年後:りゅう座トゥバン(紀元前3000年頃の北極星:人類が最初に認識した北極星)
22000年後:こぐま座コカブ
24000年後:こぐま座ポラリス=現在の北極星に戻る

織姫が北極星=一年中天の川が見える空。一緒に見ましょう(おい

20240818-192241

西暦14124年の8月18日の北天。天河の中央織女あり。ステラナビゲータで作成。以下同。

20240818-191530

西暦14124年の8月18日南天。歳差の丁度180度反対側なので今見える星座と季節が逆になる。

20240818-191905

同12月。「南十字星」が日本の南天に姿を見せる。逆に言うと現在の北極星の期間は「日本で南十字が見られない」珍しい(?)期間。

2024年7月18日 (木)

科学嫌いねぇ

20240718-184019

うぃんどうず11は業務用であろうとお節介にも画面の隅っこにニュースを出してくる。で、出てたのがこんなの。

読むとなんか理屈書いてあるが……うーん多分そんな難しいことじゃないと思うよ?

自分が理系に進んだのは「電車と虫と星が好きだった」から。そのなれの果て・当然の帰結として生かせる道を選んだ、である。裏返すとそういう「素地」がないと理系を選ぶ・科学を好きになる動機は持ちづらい。

機械が好きになったり自然に慣れ親しむのはプリミティブな衝動と言って良い。男の子は動く機械やカブトクワガタ好きだし、女の子は「蝶よ花よ」の言葉のごとく綺麗な・可愛い物好む。ジェンダーな説明はさておく。

そこに「なぜ」という疑問に答えたり、興味を助長する「さらなる情報」を与えたとする。「電車が動き始めるところを見てみようか」「織姫星は図体が太陽の3倍近くあって遠心力でぶっ壊れる寸前のスピードで回転してるんだぞ」(夢を壊すとも言うw)。

「見てるだけ」では分からないことを分かるようになることで、より深く対象を知ることが出来る。好きなモノへの知識が深まると更に深い知識を理解できるようになる。虫を育てようとするとエサになる植物の知識も身につくし、植物を守るためには害虫の知識が欠かせない。行き着く先は「原理原則」で、それが分かれば色々と応用が利くので「好き」以外も理解できるようになる。=科学に触れるのが楽しくなる。

んだが。

まず最近の傾向として「自然にあまり触れさせない」傾向があるのではないか。要するにスマホでアンパンマン見せておけば大人しいので、公園で咲く花や飛んでくるチョウを見せたり(その説明をしてあげたり)、旅行中に風景を見たり地図上のどこに自分がいるか知る機会もない。

スマホを見せておけば事足りるのでスマホの中にしか興味を示さない子供が出来上がる。

のである。

で、高校に入って物理でいきなり原理原則F=maとかやられても、その理解を助ける具体的な経験が無いので、闇雲な数式との戦いに終始し、嫌いになるのは当然であろう。ちなみに物理では加速度と速度と距離を別々の式で教えているが。

加速度←微分・積分→速度←微分・積分→距離

こういう関係があって、実験からここを導き出したのがアイザック・ニュートンである。だが悲しいかな微分積分は数学で教えている。そうニュートンの「なんでリンゴは落ちてくんねん」から始まった業績が、数学と物理で、更に物理では3つの別々の数式に分かれてしまっているのだ。なお、「面積を求める公式」も全部積分で導かれる。

興味を持つ機会もない。教える方法も良くない……そりゃぁダメだろ、というのが単純な「原理原則」であろう。

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足下を見てみぃ、何かいるだろうが。

空を見上げてみい、何か見えるだろうが。

科学する心の原点は知的好奇心。それは「ホモサピエンス」にしか芽生えないもの。育てるかしおれることに気づかないか。

2024年7月 6日 (土)

デザインとアイデンティティ

特急「みどり」(783系電車)

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元は新幹線が新大阪まで開業したタイミングで、新大阪から大分まで結んだ特急。「太陽と緑の国」九州へ向かうから……ということらしい。

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最初は九州地域まだ電化されていなかったのでディーゼルカーで(同型車)。

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電化されると電車になり(同型車)。

新幹線が博多へ通じると、博多-佐世保を結ぶ特急という現在のスタイルになり。

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JRは国鉄型を自社のコーポレートカラーに塗ったのでこうなり(通称「赤いみどり」)。

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同じ線路を走る「かもめ」と同じ車両が使われたこともあり(「白いみどり」)。

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令和になりリニューアル車両を宛がわれて、ようやく車体のカラーに「みどり」が入った。

列車名「みどり」と直結する緑色は「アイデンティティ」と言えるだろう。赤いワンポイントは「JR九州」を象徴しこれもアイデンティティ。「MIORIEXPRESS」のロゴタイプは「特急みどり」を表示しており「情報」と言える。それ以上の「乗るための情報」は

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ドア前まで来てやっと提示される。ただここにも「みどり」を象徴する木立をモチーフとしたロゴマーク(かつてヘッドマークに使用)があり「アイデンティティ」を誇示する。

その何だ、「ぱっと見て何者か分かり」「自分が乗るための情報がどこにあるのか視線誘導される」これが理想だろう。比してこの色使いやマーク類の配置は「アイデンティティ」に偏っており、ぶっちゃけ「ごちゃごちゃ」している。いわゆる「情報量が多すぎる」である。

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比して例えばこの人は「唯一無二」なので、「日光・鬼怒川へ行く特急電車」というアイデンティティと情報を同時に提示している。ただそれは特徴を与えるだけで必要な物が得られる立場なので得をしている、とも言える。

その「得」の有無を乗り越える能力こそが「デザイン」なのだが。

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箱を一色で塗りつぶしておけば良かった頃に比してめんどくせー時代になったことは同情しておくわ。

 

2024年5月20日 (月)

さすてなびりてぃ

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「ん?このサムネまたデンシャか」

そうだよネタが無い時は鉄道頼みよ。

Xのトレンドに「西武鉄道」ってあって、何のことかと覗いたらこの小田急車がJR武蔵野線新秋津駅から西武鉄道内に引き込まれました、という数多撮り鉄の動画と写真。

西武ではぶっちゃけ中古車をサステナ車両と名付けて他社から購入することにしたそうな。西武には古くて重くて電力を食ってメンテにも手間が掛かるデンシャがいっぱい残っているが、まぁ手っ取り早く消費電力の少ない中古車を導入して古いのを一掃したいと。

サステナビリティ=(sustainability)とは、環境や経済などに配慮した活動を行うことで、社会全体を長期的に持続させていこうという考え方です。「Sustain(維持する、持続する)」と「Ability(~する能力)」を組み合わせた造語で、日本語では「持続可能性」……とかコピペ。

ちなみにこのサステナデンシャは資源廃棄削減・省エネ・CO2削減の一環だそうな。

まぁ要するに中古車両なんだが(二度書くな)。どのみちおめかしし直して仕業に就くだろうから「それがそれと知っている」ヲタ以外は気にもとめないだろうが。

電車のリユース自体はそれこそ明治期には既に始まっていて、だいたい、大都市圏の私鉄車両が中小私鉄でセカンドライフという事例が多い。小田急で言うと「あさぎり」に使われていた車両が「富士急行」に譲渡されて「フジサン特急」

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になっていたり、東急車だと例えば田園都市線の顔だった赤いストライプの8500系が

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長野電鉄で地元の足になっている。なお長野電鉄にはこちらも元小田急のロマンスカーや成田エクスプレス、東京メトロ車など「呉越同舟」状態で営業している。お財布苦しいのが見え隠れするわけだが、バラエティ豊富で逆に面白いのではないか。

ただ、これらは「大手→中小」のいわばトリクルダウン。大手→大手というのは聞いたことがない。過去に名鉄が東急から3700系を買い取ったことがあるが、これは乗客の急増に「作っとるヒマがあらせん」ということでピンチヒッター的に導入されたものだ。その当時、大体新設計の電車は冷房付きであるが、昭和20年代に製造された「新車」はどのように迎えられたのであろうか?なおこの譲渡車は10年ほどで廃車されている(それでも10年使ったんかい)。

鉄道車両は平成になった頃から軽量ステンレス無塗装の銀色電車が大流行だが(その嚆矢が東急だったりするが)、現在徐々にアルミ車が増えてきている。これは加工・組み立て方法の進歩により鉄道車両への利用が容易になったことに加え、「古くなったら溶かして再利用できる」これが大きい。ステンレスは固いので加工が面倒くさい上、合金なので溶かしてうんぬん、て訳にも行かぬ。アルミは材としては高価だが、リサイクルが出来る。それはサステナビリティ上のPRポイントにもなる。……まぁ、デンシャとしては高い買い物だが、SDG’sの観点からも色々と使い回しが出来てコスパは高いと。

サステナビリティの根幹は日本で言う「勿体ない」であって、「みみっちぃ」とはちょっと違うんだけどコストダウンになれば経営に寄与するか。ならいいんじゃね?知らんけど。←雑な〆

2024年5月 8日 (水)

だから何だ

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批判するために引用する。「だから何だ?」

ほーらトリチウム入ってる。やっぱり汚染水だよ……とでも言いたいのだろうか。どの口が風評被害を広げてるんだか。

何度でも書くのだが、「トリチウム」は大気中の窒素や酸素に宇宙からの放射線が衝突して「24時間休むことなくバカスカ」作られており、水素の仲間なので直ちに酸素と結びついて水となり、地球の水循環ルートに乗る。なのでそこらの水道水やアンタのションベンにも入っている。

フクイチのALPSはそういう「水」の状態のトリチウムは取れないので、薄めて出します、としている。「薄めている」だけで「皆無ではない」ので、当然検出される。それを「出ました」と書くと記事になる。

水に水素がありました!ってだけで仕事になりお金もらえる。いいなー、うらやましいなー。ただの常識を文字にするだけで成り立つお仕事。でもって北海道新聞とかこれを引用するだけで仕事になってるもんなー。

言っちゃ悪いけどこれらのマスコミに勤めてる方、アジテーション丸出しでバカを騙そうって魂胆見え見え。理論も風評に対する真摯な取り組みも見えない。恥ずかしくないですか?

なに?そんなこと言われると傷つく?

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「我が身をつねって人の痛さを知れやボケ」

2024年4月24日 (水)

240億キロ離れた47年前のコンピュータを直す方法

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ボイジャー1号。1977年に打ち上げられ、木星と土星を探査した後「太陽系家族写真」

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を撮影し、カメラの電源を落とし、「太陽系の果てとその向こう」へ向けて果てしない空間を進み始めた。

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太陽は熱と光の他に様々な粒子を放出しており、ひっくるめて「太陽風」と呼んでいる。離れると弱まって行くが、同様に他の星から放たれた「風」とぶつかる場所で高温になる。そこを「ターミネーション・ショック(末端衝撃波)」と呼ぶが、そこを通過、そして2012年、

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太陽系を後にした。

20240424-223649

以降「原子力電池尽きるまで」各種センサのデータを地球へ送る「星間ミッション」を遂行し続けていたが2023年、異変が起こる。

0と1が不規則に繰り返される「意味不明」なデータを送るようになってきたのだ。この時点で地球からの距離は240億キロ。光の速さで22時間かかる。壊れたのか。

が、調査していたエンジニアが気づく「これプログラムの内容じゃん」

1. #include
2. #include
3.
4. int main(void){
5. printf("RAND_MAX=%d\n",RAND_MAX);
6. }

コンピュータプログラムとゆーのは、↑のように指令と規則を書き連ねて行くが、それをコンピュータに送り込む際には「0」と「1」の組み合わせ(機械なら通じるコトバという意味でマシン語という)に変換される。その「マシン語」をダラダラ送ってきていると気づいたのだ。

エンジニアは「メモリの内容を送ってこい」という命令をボイジャーに与え、送信22時間、受信22時間……「秒速5センチメートル」のように回答を2日待った。結果、観測データや動作状況をパッケージングする「フライトデータシステム(FDS)」のメモリの3%が損傷していることを突き止めた。

エンジニアたちは「3%」の部分に書き込まれていたプログラムを別の場所に移して運用することを考えた。そのまま移すことは出来なかったため、細かく分けてここはこっち、この部分はあっちと書き換えを行い、「今後プログラム動かす時は読みに行く場所も変えるんだぞ」(意訳)という命令もセットにして、修正プログラムとしてまとめ、再度、22時間向こうの宇宙空間へ送信した。

20240424-230448

で、再起動して上手く動いているようだ、というのがこのニュース。

傷を治し、されど多分、新たな傷を作りつつ、原子力電池の持つ限り。

2015596

ちなみにボイジャーの機体には知的生命とエンカウントした時のために「レコード」が貼り付けてある。世界各国の「こんにちは」が入っているほか。

4615068

レコードの再生方法や水素を意味する記号、この機体の飛んで来た方向(つまり太陽系の位置)が分かる図版が描かれている。

4万年後、「グリーゼ445」の1.7光年ほど先を通過する。

 

2024年4月22日 (月)

あーすでーだそーでー

「地球のことを考えて行動する日」だそうで。茫洋としてますが意識他界げふんげふん意識高い系の方々は何かされたのかな?

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今日の地球さん総天然色である。赤丸は知らん。何か擾乱を検出すると勝手に付与されるんじゃなかったっけ。北半球のアリューシャン、南半球暴風圏にそれぞれ低気圧の渦巻きがあるほかは、目立った擾乱は見えない。

20240422-192543

地球を語る時最近二の句として出て来るのが温暖化。

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スパン広げて6600万年前……すなわち恐竜絶滅前後からこっち「新生代」の気温変化がこう。「おおむね低下傾向なのにここ100年でアホみたいに上がっている。人為的な影響以外考えられない」ってのがガッカイの物言い。

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もっと前、植物が陸上に上がってくる5億年前前後から気温推定結果がこれ。

えーと説明が要りますね。

Cm:カンブリア紀
O:オルドビス紀
S:シルル紀
D:デボン紀
C:石炭紀
P:ペルム紀
↑古生代
↓中生代
Tr:三畳紀
J:ジュラ紀
K:白亜紀(恐竜絶滅)
↑中生代
↓新生代
(一つ前の絵)

これを見ると恐竜が生きていたジュラ紀白亜紀は気温が高く(恐らく酸素濃度も今より濃く)あのような大型の生き物が十分に生活出来る環境だったことがわかる。

さてこれまでの研究で、地球の気候・温度変化には幾つかのパターンがあることが分かってきている。ざっくり氷結・クソ温暖・寒暖繰り返し。単純に太陽からの距離から計算される地球の気温は-18℃で、何も起こらなければ地球はここへ向かって冷えて行くはずだ、と言われる。そうならないのは、コア・マントルがアチチであること、月が近くにいて地球に重力を及ぼし、結果地球は始終モゾモゾ動いているので適当に熱を持つこと、大陸と海洋のバランス、地球が太陽系空間に描く軌道……うんぬん。なので、なにがしか要因が複合して「温暖化に見える現象」を惹起していると言えなくもない(説明出来る機序は見つかっていないが)。ただ、40℃近い高温とか南洋のスコールのごときゲリラ豪雨とか、植物昆虫の生態の変化など、この生きてきた半世紀ですら身をもって分かる変化があるのは確かで、人間活動が原因として否定出来ない以上、最後熱に行き着く「無駄なエネルギー消費」は抑えるべきだというお利口な結論は是として良いと思われる。無駄=非効率=コスパが悪いのだよ。内燃機関を排除せよとか火力発電を排除せよとか極端で非現実的な物言いだと思うが、排気排熱を有効利用して動力や電力にならなかった部分を単に捨てない努力とか、少しずつの積み重ねは絶やすべきではないだろう。

とりあえず戦争はやめようぜ。エネルギー使ってエネルギーを拡散してひところして破壊する。これほど馬鹿馬鹿しいもんはないわ。

 

2024年4月18日 (木)

待て若ぇの

「熱抵抗は3キロぱーワットなので」
「マテマテマテ」

3K/W

Kはケルビンである。℃と同じ。絶対零度(-273.15℃)からカウントする場合Kを用いる。「1Wの消費電力で3℃部品の温度が上昇する」のが3K/Wの意味。メーカーにより3℃/Wと表記されることもある。

20240418-222550

アルファベットのケーは1000倍を意味するキロの接頭辞。そうなのだがそうと思い込んでるからこういう間違いをするし「キロ」は1000倍であって単位でも何でも無いから「キロ/W」って言葉が無意味なことに気づかない。逆に言うとK/Wが何を意味しているか理解していない。

何というか「数字と数式は操れるけど原理と法則は理解していない」若手がちょくちょく見られる。「これとこれを式にぶち込んでこの値を下回ればOK」みたいな教えられ方をしているのだと思うがちょっと寂しい。「如何に公式に当てはめるか」それは試験問題の解き方。君は技術者。ちなみに炭化ケイ素(シリコンカーバイド)を意味するSiCを設計書のてっぺんから末尾まで全部SCiと書き間違えたまま出してきた若手もいた。

「すいません、ソフトとシミュレーションばかりやってきたので。はんだ作業も研修で初めてやりました」

うーん、ねぇ。

物理と化学の基礎。みたいなOJTやった方がいいのかね。

時間秒:大本の定義地球の1日を24時間とし以下略→現在の定義はセシウム133原子の基底状態の二つの超微細構造準位の遷移に対応する放射の周期の91億9263万1770倍の継続時間(★2026年変更の計画あり)
長さメートル:大本の定義は子午線の1/4000万→現在の定義は1秒間に光が真空中を進んだ距離の1/299792458
質量キログラム:大本の定義は10cm立方の水の重さ→現在の定義は周波数が {(299792458)^2/6.62606957}× 10^34 ヘルツの光子のエネルギーに等価な質量
温度ケルビン(セルシウス温度):大本の定義は水の沸点と凝固点を100と0とし→現在の定義はボルツマン定数を 1.380649×10^−23 J/K とすることによって定まる温度(ケルビンで表される温度は熱力学温度とし、セルシウス度又は度で表される温度はセルシウス温度(ケルビンで表した熱力学温度の値から273.15を減じたもの)とする。)

なに?ワケワカラン?詳細ぶっ飛ばして要するに、当初考えられた不動のもの(地球)安定しているもの(水の性質)から、「測定あるいは数式上不変なモノ」(光速度・ボルツマン定数・プランク定数)を使って、歴史的な「1ステップ」を再定義していると理解されたい。質量に光が関係してくるとかどーゆーこっちゃと思われるが、これは、アインシュタインの有名なアレ

E=mc^2

と、ある振動数 ν の光子のエネルギーを示す式

E=hν(hはプランク定数)

を方程式にして解いたもの。

「若手向けの教育資料を作れと言ったが科学読み物を書けとは言ってない」
すいません。
「面白いけど」

おいw

2024年2月29日 (木)

4年に一度100年に一度400年に一度

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今日は2月29日。

昔の新年は農作業に合わせて春分スタートだったので、「1年の最後の月」である現在の2月にこの過不足調整がついている。1月1日を今の位置に持ってきたのは紀元前153年で、ローマの執政官の着任日を1月1日と定めたのでこうなったとか。ちなみに30/31日を交互に付ければいいと誰でも思うと思うが、この辺は7月に名を残すジュリアス・シーザーや8月に名を残すアウグストスなど、時の皇帝がいぢり倒した結果である。

さておく。

現在の閏年のシステムの基本を確立したのはそのジュリアス・シーザーである。1年が「365日と1/4」であることは、古代ギリシャ時代以前からシリウスの観測等から知られていた。この「1/4」のずれを補正するため4年に1度の閏年を定めたのである。しかし、彼の死後1500年も経過すると、「1/4」の補正では不十分なことが誤差の蓄積で明らかになってきた。1/4は0.25だが、実際の1年は365.24219日で、「11分15秒」の誤差がある。この誤差は128年で1日になるので、1500年も経てば目立って当然となるわけだ。

この辺りの修正が反映されたのが現行の暦「グレゴリオ暦」である(1583年)。4年に1度を基本とするが「400年で3回抜く」ように修正したものだ。具体的には「100で割り切れる年」はうるう年にせず、「400で割り切れる年」はうるう年を置く。この結果「西暦2000年」は400年に一度の珍しい年(しかもグレゴリオ暦施行後わずか2回目)に該当するが、暦の流れは普通に4年に一度と何にも変わりがないので、損をしたのか得をしたのか。

からの、6回目の「普通の」うるう年。今日もあちこちでコンピュータの不具合が。いい加減学習しろやw

20240229-201642

ちょうど暦の起源となった南天の犬が南中しておるようで。

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