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2022年8月26日 (金)

オレもその時見えるかな?

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そういえばそうでしたね。宇宙戦艦ヤマトの艦載機みたいに地上から飛行機スタイルで宇宙まで行けるのはいつの日やら。

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待ち時間についったーダラダラ見てたら流れてきたのがこんなの。もうちょい現実的な太陽系外=星間空間=インタステラ航行する探査機のお話。バカでかいロケットで打ち上げて、木星等でのスイングバイで加速し、「1000天文単位」=150000000000キロ=0.016光年を50年掛けて探査しようというもの。まぁ探査装置自体はもうちょい小さく作れると思うんだけどね、データを送るアンテナがね。

「光の速さで何年」という世界を相手にするなら、ロケット推進では不可能でブレイクスルーが必要で、推進源が光の速度に近いシロモノが求められる。反物質を燃料とする「対消滅機関」くらいしか理論的に対応可能なものはなく、それと超小型化技術を融合すれば「50年で光速の50%」まで加速できる探査機が作れるという試算がある。よらずもしかしても、もしかしなくても、「22世紀」……ドラえもんが誕生し地球がガミラスの攻撃を受けてヤマトが波動エンジンで飛び立つ時代には、人類はどうにか、太陽系の外へ意図的に人工物をほっぽり出す可能性が見えてきた。

上記探査機が予算の審査が2024年までだそうで、まぁその後設計製造となれば、打ち上げは早くて2030年代。50年後は「22世紀」間近の2080~90年代。

わし120歳。よし、見届けるぞ←逝ってよし

 

2022年8月14日 (日)

#ハイレゾ USBケーブルで音質は変わるか?(5・終)

●音質劣化の因子

「音質が悪い」というのは「元信号と異なる」ということであるから、

・必要な信号が不足している
・余計な信号が付加されている

どちらかか、両方であろう。ひずみやノイズが加わっているのは後者で、電源電圧低下やノイズでマスクされている場合は前者だ。ところで、

・USBはデータ伝送の規格だから、USBケーブルを変えた程度で音質は変わらない
・USBで異常が起きてデータ伝送に失敗すれば、音質が変わる前にブツッと切れる

この「定説」と、巷間言われる「音質差はある」の差はどこにあるのか、の答えであるが、一つ言えるのは、「USBでデータ伝送に異常が起きても、インターリーブその他の工夫で異常を検出し、補正する」という動作が入ることと、最終兵器として「どうしても復旧できなかったデータは前後のデータから類推する」という処理が入っている、ということだ。それでもお手上げの場合に初めて「ブツッと切れる」ことになる。

●USB接続が音質に影響を与えそうなこと

①伝送するデータそのものへの影響
要するに音楽データそのものが損傷する。損傷レベルが訂正符号等で復旧不可能な場合「補完・類推」で「作られる」ことになる。それはCIRCで規格された内伸であったり、前と後ろを足して2で割るなども再生機によっては行っているかも知れない。これらの場合、失われたデータに何らか俊敏な変化をしたデータ(=高周波成分)が含まれていれば、それは失われる。こうした補完が多数発生すれば、周波数の高い成分から情報が失われて行き、ニュアンスや、高周波成分が支配する「音像定位感」が不足する、こうなる。

②USBが動作することで周囲に及ぶ影響
要するに周波数の高い電気信号を流すことで、ケーブルから電磁波を放出し、空間的に距離がある周囲のオーディオ機器にノイズとして侵入する可能性が考えられる。そもそも、「パソコン」というギガヘルツで動き、様々な電線の繋がった機器から生えてる電気のヒモであるから、電気的に直接繋がっていなくても、毒電波放射源が近くまで来ていると考えた方がむしろ自然。この場合、デジタル系の動作の他に、アナログ音楽信号の段にまで毒電波として入り込み、繊細な動作を要求されるアナログ系に悪さをしている可能性はある。

③その他
誤り訂正やデータ補完は応じて電力を食うので、再生機の電源への負担が増加する。アナログには平滑で俊敏に反応する電源が必要だが、デジタル処理にリソース食われると不安定になったり遅れたりする。それらはアナログ波形の変化(反応や振幅の遅延)として顕在化する。

●要するに?

①USB接続で推定される音質劣化の因子は、楽曲データそのものの異常と、USB由来のノイズ・電磁波による受信側オーディオ機器の不完全(≒完璧でない)動作の大きく2つである。これらによって音質が変わる可能性はある。
②「音楽専用サーバ」はコンピュータではあるが、一般のパソコンと違い、音楽再生以外の機能は有していないので、ノイズは少なくUSB伝送リソースにも余裕があり、①のいずれも可能性を減らすことが出来る
③USBケーブルは短いに越したことはない
④USBケーブルに対する「シールド」は、電気回路技術の基本……データ線をツイストペアにし、グラウンド電位で全体を覆う……程度で充分である、というか、これに則っていること
⑤USBにおける「データ線と電源線を分ける」設計はパソコンに依存しない安定でノイズの少ない電源を与えるため、安定したデータ伝送・ノイス放射抑制に寄与すると考えられる。ただし、電源は専用の別電源とし、送り出しのパソコンは、USB駆動リソース確保のため、音楽再生以外の作業は極力やらせないようにすることで最大限の効果を狙うべきである
⑥再生機におけるノイズ対策も重要である。USBを絶縁して受信する。デジタル系をシールドする。アナログの電源はトランスの2次側から分けて独立して安定化させる……等々、考慮された再生機を選ぶ

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●まとめ
1.送信側、再生側とも応じた対策がしてあって、USBが短ければ、USB自体が音質に与える影響はほぼない
2.ひっくり返して、USB伝送距離が長いなら、シールドや電源・データ分離構造のケーブルを使うことで音質向上の余地が出てくる

こんなところか。まず、ハード固めて微細な変化をケーブルで行う……オーディオの良くあるパターンに落ち着いたと思うがいかがか。

パソコンに音楽取り込んでUSBで聞こうなんて手合いは、ほぼほぼハイレゾ指向であろうから、再生機はまぁ、それなりのグレードと推定している。しかしパソコンのUSBはオーディオなんか考えちゃいないので、「とりあえず動けばいい」程度のものもあるかもしれない。
だったらまぁ、ケーブルよりはサーバをかねて「Soundgenic」あたり置いた方が動作も安定して幸せになれる。「USBはオーディオ信号送信専用に使う勢い」と「USBの距離は極力短く」、まずはここに注力すべきだろう。線の材質=直流抵抗なんて相当長い距離じゃないと影響は出てこない。むしろ受信端のインピーダンスマッチング(差動の場合90Ω)ちゃんと取れているか気にした方がいい。

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本シリーズ記事は以上。理屈で動いてるキカイなんだからある程度理屈を理解しましょう。「理屈はさておき最後は耳だ」そうかも知れんが、試してみてたいしたことなかったらコスパ悪いどころの騒ぎじゃないすよ。

(おわり)

2022年7月31日 (日)

#ハイレゾ USBケーブルで音質は変わるか?(3)

●USBの「パケット」の中身

……オーディオじゃなくてコンピュータ技術の豆知識だわ。

①1msごとに送られる「フレーム」にデータが入っている
②フレームは「SOF」と呼ばれるパケットと、その後ろに並んだ複数の「トランザクション」で1セット
③「トランザクション」の中身は複数のパケット
④パケットにいくつかの種類があり、データは8バイト(64ビット)単位、最長1024バイトまで。
⑤パケットのラストにはエラー確認用のCRCが5ビット付加される

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そーす

何言ってるか?列車に例えると、

①ミリ秒ごとに列車が来る
②「SOF」は機関車。トランザクションは客車
③パケットはデータをカバンに詰めたお客さん。乗れる人数やカバンに詰められるデータの量は決まっている

で、本来のUSBでは「送ったよ」「届いたよ」みたいな確認通信の規格(ハンドシェイク)が入っているのだが、今回はオーディオ用で送りつける一方(アイソクロナス転送)なので、その辺の説明は省略。

※SOF:Start of Flameフレーム始まるよ宣言
※CRC:Cyclic Redundancy Check巡回冗長検査……送ったデータを一定の長さで区切り、それをある数で割り算した「余り」を入れてある。データを受け取ったら同じ割り算を行い、余りの値と比較。一致すれば正しく送られた。そうで無ければ誤り、と判断するチェック機能

うんざりしてきた方も多いと思うが、ざっくりまとめると「細切れにしてデータを送る」だけの話で、データが間違っていればそうと判る、というのがこの記事の言いたいこと。「音質」に繋がる要素がまるで見当たらないのだが、ひとつ言えるのは、送れるデータは8バイト単位の倍数で、1ミリ秒間隔。これはオーディオのデータを送ろうとすると、

CD規格の場合1秒に44100回データ化している→1msで送るべきデータは44.1回→0.1回なんて送れないので44回分を送ったり45回分を送ったりして受信側のメモリにため込んで後で補正。

こういう作業が生じる。パケットのデータ自体までは正しいとしても、パケットから取り出したデータをオーディオ用として整理・整形するところに、クロックがずれて「111」を「11」や「1101」と勘違いするようなリスクがないではない、となる。

ただ、それは実は「CD」を開発する時点で真っ先に懸念された事態で、「測定された音楽信号の電圧値をデジタルデータに変換したそのまま」を取り扱うわけではない。

引き続きその辺の話。難しいのピークw

(つづく)

2022年7月17日 (日)

#ハイレゾ USBケーブルで音質は変わるか?(1)

●冒頭の能書き

コンピュータ・ネットワーク上に存在するオーディオデータを、「デジタル→アナログコンバータ」に放り込むのに、パソコン用のデータ転送システムであるUSBケーブルを使うようになって久しい。元々オーディオとしてその役務は「同軸ケーブル」や「光ファイバー」(トスリンク)が担っていたが、ハイレゾ化でデータの量が増え、上記ケーブル類では手に負えなくなってきたのだ。そこでハイレゾがコンピュータ・ネットワーク環境あってこその音源であることも手伝い、オーディオ機器がUSBを備えるようになった。

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(現下最も高音質の音源で22MB/sec。USBは480MB/secであるから充分余裕がある)

すると「オーディオ用USBケーブル」なるものが現れ、「使うと音が違う」と言われるようになった。言うまでもなくこれはコンピュータ畑の人々には「目が点」の現象・結果であり、今もって論争が絶えない。なぜなら、USBはデータをパケット……要するに小包に入れて送るようなものであり、データ欠落や変化が生じるとそもそもオーディオ信号に復調できないはずだからだ。

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かつてなく明瞭・自然なサウンドであると同時に、コードカンパニーが重んじる「心に響く音」も遺憾なく発揮。システムをさらにグレードアップされたい方はもちろん、現状の音に満足されている愛好家の皆様にも是非お試しいただきたいケーブルです。

で。

土日鉄道社長室ではIOデータのオーディオ用NAS「Soundgenic」から、60センチ程度のUSBケーブルでデノンDCD-SX11に放り込むラインと、

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パソコンから直接SX-11に放り込むラインとが存在する。

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これはたまに前者のラインだと同期が取られず楽曲が再生されなかったり(無音)、NASがハングアップしたりするためだが、この「同期外れ」がケーブルのショボさにあるかも知れないと思ったのだ。で、理屈はさておき無理のない範囲で「オーディオ用」に設計されたケーブルに置き換えてみたのである。

●聞いてみての感想

1.PC→SX11
(20年前のプリンタ付属品ケーブル→オヤイデ電気「d+USB Type-C classB」)

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音が太く、鮮度が高く、「しっかり感のある」音になる。

2.NAS→SX11
(ifi_Audio「nano_iDSD」付属品→ゾノトーン「Grandio USB-2.0」)

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長さ60cmでは「違い」を聞き取るに至らず。また「同期外れ」はこれでも生じる。

「音質の違い」はどこから来るのでしょう。そして「同期外れ」はNAS直とPC経由で伝送方式・同期方式に違いがあるからと推定出来る。

その辺も含めて結果を説明できる理屈を以降考えて行く。ちなみに多分、内容の技術的難易度は当ブログ過去最高に高い。なぜなら「電線」という物理・電気工学の要素に加え、データ転送、デジタル信号の変調と復調、誤り訂正といったソフトウェア要素も加わるからだ。呪文で召喚くろすいんたーりーぶりーどそろもんこーど!

(つづく)

2022年7月 7日 (木)

21世紀はこうでなくちゃ

リニアモータカーが突っ走り空飛ぶ車でドライブし、腕時計式テレビ電話でモシモシ……子供の頃の科学読本でよく見た「21世紀」はそんな感じだった。実際なってみるとネットの発達と電子回路の集積化で、腕テレビがスマホでほぼ同等、という程度だけ。リニアは生きてる間に乗れるかしら?

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そーす

核融合発電。こうでなくちゃ。まぁ小さい奴ならそこそこ臨界運転できるんじゃね?気になるのは。

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熱交換器=結局、お湯を沸かしてタービンという、いや他に熱エネルギを電気エネルギに変える手段ないのか。ペルチェ素子もリアクタにベタベタ貼り付けて光電変換素子もMHD発電も一緒に置いとけ。E=MC^2で湯を沸かしてタービンとかあまりに勿体ない。

そして。

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そーす

人工重力装置だって。ソースの中にイメージ動画がござる。

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回転楕円体。要するに遠心力で人工的に9.8m/ssを得る。20世紀初頭からのアイディア具現化。

で、そう。ここに紹介した2つをどうにかすれば、人間は宇宙空間に勝手に居住エリア作って住める。あるいはこれで世代を繋ぎながら他の星系へ移住とかも道が開ける。ホモサピエンスという種が億万の時間残り続けるとは思わないけど。

2022年7月 5日 (火)

オリエント急行・見つかる

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オリエント急行。

アガサ・クリスティのミステリ作品であまりにも有名なこの列車は、1883年にパリ=コンスタンティノープル(→イスタンブール)間で運転を開始し、「ロンドンでメイド付きのアパートが1年間借りられる」旅費と、応じた豪華さで知られた。これはその当時国際旅行に出かけるのは王侯貴族か高級軍人、スパイ(!)などに限られたせいだが、2度の大戦を経て飛行機が一般化すると急速に斜陽化、1977年、直系の列車が運転を終了し、その命脈は尽きた。しかし、それを悲しがった篤志家が廃車や保存車をかき集めて復古、日本で言うと「四季島」や「ななつ星」などと同じ、クルーズトレインとして蘇った。方や今も日本から普通に予約できるベルモンド社が運行するヴェニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)

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アクセス

であり、こなた1988年冬、日本列島を走ったノスタルジー・イスタンブール・オリエントエクスプレス(NIOE)

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(このパンフは模型のおまけ。富士山バックの写真は南正時さん

であった。そう、日本を走ったのよこの人達。ちなみに1910年頃ウラジオストクまで乗り入れて海路日本旅行という計画があったが、日露戦争でおじゃんになっている。その意味では「真のオリエント」ジャポンへ走行開始より100年余を経てついに到達したとも言える。

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(当時の国際連絡港・敦賀へ入るルートである。「オリエント急行」教育社)

で。

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(「オリエント急行」教育社)

NIOE編成は明けて1989・昭和64年、自粛モード極まる日本を後に海路欧州へ帰ったのであったが、運営会社(イントラフルーク社)が破産、

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箱根・ラリック美術館が引き取ったプルマン車4158号を除き、各車所在不明に陥ったのである。

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で、今日見たのがこの記事。オリエント急行の客車を作ったのは「ワゴンリ社」(Compagnie internationale des wagons-lits:国際寝台車会社)なのだが、応じたマニアがいて、車号を突っ込むと履歴と写真が得られるようなデータベースができている。今更「謎」とか……と思って読み進めると。

どうやら、所在不明だったNIOEの車両をYouTubeの動画を元に発見したらしい。ポーランドとベラルーシの国境沿いのマワシェビチェ駅に13両ずらっと繋がった状態で留め置かれてあったと。

 

(元動画これっぽい)

記事から車号を読み取ると「3909」と見える。1949年にベルギーで製造された「Y型寝台車」だ。NIOEではスタッフ車として使用されていた。

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日本にも来ている。動画では来日したバー車4164、食堂車代わりに使ったプルマン車4149、Lx寝台車3542、3472、3487、3551……さて記事によるとイタリアの会社が復古して2024年から走らせたいという。NIOE編成は基本、1920年代に製造されたLx型寝台車(1両に個室10室定員10名。ボーイ=給仕付き)を、廃車後「基本的に手を入れず」そのまま使ったため、こいつらは「100年前」の状態のママである可能性が高い。走らせるなら応じた現代の強度・防火基準に適合しつつ、マホガニーをふんだんに使った床や壁、ゴブラン織りの背もたれカバー、ルネ・ラリックのガラスパネル、エミール・ガレのランプシェードなど「走るアールヌーボー」であるから、かなり手間と時間とお金の掛かるレストアが必要ではあろう。動画を見ると車体中央にあるべき向かい獅子の紋章は剥ぎ取られて見当たらぬ。が、まぁ、お金は心配あるまい。世界中から集まるに相違ない。

鉄道が持つロマンの最高峰、オリエント急行に栄光あれ。

(オリ急のメインはS型でLxはコートダジュール急行がメインだったとか野暮な突っ込みはナシで)

 

2022年7月 4日 (月)

極東ニ於ケル西欧ノ技術

ドイツ車に手を出してボンネットを開けてニヤニヤ眺め、「一見、応力の掛からなそうな部位」のパーツや造作が不安になるほど華奢で雑で驚いた経験をお持ちの方は多いだろう。割ピンで抜け止めとかね。あ、定期的にディーラーにお金渡して見てもらってる手合いは除く。でもって概ね

・キシキシカタカタした微小な音や振動が常時存在する
・本質とは関係ないが地味にいらつく小さな故障が多い
・同じところが何度も壊れる

「日本の環境に合ってないから」よくある説明。G7で「氷点下3ヶ月・1ヶ月粉塵が大陸から飛散し・1ヶ月雨が降り・35度超3ヶ月・南方から渦巻きが来て塩水をぶっかけて行く(台風)」これが1年サイクルで「全部同時に」訪れる国はないのである。極端のくりかえしは弱点から順次壊す。交換修理しても「弱点」は変わってないのでまた壊れる。こうなる。

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オレンジ色のキカンシャは「DD54」というディーゼル機関車である。1964年。当時「DD51」という1000馬力のエンジンを2台積んだ機関車が既にあって、比してこの機関車は1820馬力を1台搭載する。総出力ではDD51を下回るが、エンジンは1台なのでパワーウェイトレシオは51を上回る……そんな目論見。ドイツの技術供与で三菱重工が製造、納入した。のだが。

エンジン出力を車輪に伝える回転軸「プロペラシャフト」が列車走行中にすっぽ抜けて線路に刺さり、棒高跳びの原理で機関車が空中に跳ね上がったのである。

プロペラシャフト自体は「両端に変速機や車輪歯車に接続する部分を備えた棒」である。ただ、ゴム紐を想像してもらえば良いが、大きな力が加わるとビヨンビヨン動くし、ねじるとこれまたビヨンビヨン動く。一方で、この機構を備えたドイツ本国の機関車に比べると。

・変速機と車輪との距離が異なる。日本が小型
・車輪の幅(線路幅)が異なる。日本が狭い

こうなっている。「ビヨンビヨン」をもたらす条件が異なっているのである。

「デリケートにチューンするなよ」とは紅の豚・ポルコの台詞であるが、何のことは無い「ライン川のほとりを高速でぶっ飛ばす」ことにチューンされたのがドイツの機関車なのである。エンジンは所定の性能を得られる設計値が得られれば、後は軽量化してナンボであるから、「エンジンの性能に影響しない」部位はガンガン削る。ただし、「全く同じ部品を全く同じように組み立て」れば、同じ性能は得られる。要はそういう思想(そこがドイツの技術)なのだ。そりゃ当然、極東に「仕組み」だけ持ってきても同じ性能は得られないどころか、異なった条件ならではの様々な問題に直面して当たり前、こうなる。

実は同じことはスイスにも当てはまる。電気機関車の黎明期、スイスは先進で、応じてナンボか輸入して試した。ところが「指示通りに整備すると整備前より性能が劣化した」という体たらくで、「スイスの技術」を取り込んだ機関車はついぞ日本の線路に定着しなかった。

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(Wiki)

100年を経てローデシュワルツとかABBとかそういう国々の機械や装置なんぼか工場に転がっているが、

「壊れてるよ」
「また?」
「直るの来月」

環境規制とかいんだすとりー4.0とか、牛耳られると何が起こるかって話よ。

2022年6月26日 (日)

ロクな死に方しねぇなオレは

レモンに生まれついたイモムシのうち1匹を残してアシナガバチに食われた。
「まぁ、しょうがねぇ」
自然の摂理と言えばそれまでだが見殺しという言い方を否定しない。されどレモンを集団で食わせるとそれはそれでイモムシたち次々異常な糞をし始めて死ぬ。ユーカリじゃ無いが何らか毒素を出しているのでは、と思う。

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さて届いたルーに初めて産卵を確認した。ちなみにレモンに残った子をルーに移そうとしたら見向きもしない。サンショ系とミカン系の間で、最初に食った葉と違う種類へは移らないという仮説があるが、ミカン系とルーの間でも成り立つようだ。

サンショウ(Zanthoxylum piperitum)ミカン科・サンショウ属
レモン(Citrus limon)ミカン科・ミカン属
ヘンルーダ(Ruta graveolens)ミカン科・ヘンルーダ属

全部「族」が違う。その辺か?

「ルーは高温多湿に弱い」

高温多湿の最たる名古屋に持ってきてアゲハに食わそうとしている。
しかもそのアゲハは生態的な実験を伴っており、珍しい種類が付いた場合だけ成長を保護する。

命をもてあそんでいると言われても仕方が無い。ロクな死に方しねぇなオレは。

2022年6月22日 (水)

残ってないのは無いからなのか

……ナ行が多いな。

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なんだって。さて現生人類ホモサピエンス大体20万年前に出現したとされ、農耕牧畜始めたのがここ数千年と言われている。でもって産業革命から200年でネットで戯言書けるようになったのだが。

それだけの「文明創造力」を持ちながら、20万年近くナニをしてたんだってのは良く言われる話で、実は何度も文明育てては戦争でワヤにしてるとかもよく言われる。ちなみにこのうち7万年以降については「トバ・カタストロフ」で「一旦、リセット」され、この破滅噴火がもたらした寒冷化でアフリカで服着る知恵を持った「数万人」だけが生き残り、現代へ命をつないだ、と説明している。そこから「生きるためには考える」ようになった、とすれば、まぁ、理屈は通る。農耕牧畜も、要塞都市化も、「生き延びる知恵」のひとつだ。ただ。

追い込まれて頭使う、なら、それ以前にも機会はあったはずなのだ。同様な火山噴火や大地震、大津波、巨大な台風に“ソドムとゴモラを滅ぼした天の火”……隕石衝突など、存亡の危機は幾度も訪れたはずである。

その都度実は文明が生まれて滅んだ、ただ証拠がないだけ。という仮説を、戯言と切って捨てるのは言い過ぎだろう。この事例は水没であるが、それこそ火山噴火の火砕流に飲まれたら埋もれてしまうし、日本のような「木材の文明」だったら後世まで残らない。「サントリーニ島」は島ごと吹き飛んで沈んでしまったが、我々はつい最近、類例をトンガに見た。

「欠史八代」(けっしはちだい)という言葉がある。記紀に出てくる

第2代・綏靖(すいぜい)天皇
第3代:安寧(あんねい)天皇
第4代:懿徳(いとく)天皇
第5代:孝昭(こうしょう)天皇
第6代:孝安(こうあん)天皇
第7代:孝霊(こうれい)天皇
第8代:孝元(こうげん)天皇
第9代:開化(かいか)天皇 

は、後世の創作で実在しない、とするものである。合理的な説明は、神武天皇含めて、古墳時代に繰り広げられた討伐記を語るためにあてがわれた英雄や、武勇に優れた一族をまとめての擬人化表記、というものだ。多くが100歳以上の長寿と記されており、「1年」の概念が今と違ったかも知れぬとしても、「人」としては現実離れした長寿のように思われるからだ。

でもこれを、「ヤマト王権の遷移に関わる伝承」としてまとめたものとしても矛盾はないだろう。国産みは火山マグマが大地へ変わって行く有様の伝承から来ていようし、神武天皇は少数原始民族の討伐譚として良かろう。日本列島には少なくも2万年前には石器文化があって、災害には事欠かなかったであろうから、応じた「防災文明」が芽生えそして滅びを繰り返した可能性は高い。これ書くと三重の人に怒られそうだが「津市」の港湾エリア一帯は「明応地震」の大津波で壊滅し、放棄されたことがある。姶良カルデラ、阿蘇の噴火、縄文海進……勃興と放棄は繰り返され、中には国家レベルに成り上がった例もあったかも知れない。「欠史八代」は天皇家箔付けの創作なんてセコいものではなく、皇紀とされる紀元前660年以前にも「国と統べる者があったのだよ」という記憶の申し送りではないのか。

流石に人工衛星浮かべてネットワークで繋がるまでは行かなかったにせよ「文明都市」を築いたのは今を生きる我々だけだ、というのは思い上がりかも知れない。

以上戯れ言

2022年5月26日 (木)

天と地のネタ

地球に落ちてくる隕石の中には、火星や月面にあったものがそこへ落ちてきた隕石によって弾き飛ばされ、地球まで飛んできた、というものもあって。

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「ヒュパティアストーン」(Hypatia:古代アレクサンドリアの数学者♀)と呼ばれる石がエジプトで見つかったのが1996年。同様に「地球外」であることは分かったもの、詳しく「どこから?」は分かっていなかったそう。ダイヤモンドを含んだいろんな鉱物がガシャガシャ固まっていて、彗星に見られる「汚れた雪だるま」の実例ではないかとされていたことも。でも「リン化ニッケル」(たとえばNi2p)という太陽系の中では作 ら れ な い物質が検出されて話が変わった。「外から来たんじゃね?」

オウムアムア(ʻOumuamua)という地球外から来た物体が観測されたが、「鉄、硫黄、リン、バナジウム」が異様に多く、要するに大変な高熱を経ており、オウムアムアのような「惑星のかけら」でもない。

結論は:「Ia型超新星」

すなわち主星ー白色矮星の連星系

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(実例としてシリウスさん。我々が見ているのはシリウスAでビカビカ光ってる方。左下の白い点はシリウスBでその白色矮星)

において、白色矮星が親分星からガスを吸い取って膨張し、超新星爆発を起こして、その際に吹っ飛ばされてきたモノ。

遠い遠い昔、銀河系内のどこかで超新星爆発が起き、その際ぶっ飛ばされた星のかけらが、永遠のような時間を掛けて地球まで飛んできて落ちた。

距離と時間、文字通り時空の旅人。

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