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2022年8月24日 (水)

五條真由美・96k ~NO PRIDE,NO LIFE!を聞く~ #ハイレゾ #precure #プリキュアCD @utatane_maiko @MIKE_Sugiyama @precure_marv

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【要約】
・推しであるという忖度抜きにプレイリストに放り込んで持ち歩きたい佳曲である
・伸びのある高音と押しの強い低音が対立軸を構成し、力行する蒸気機関車のように剛直に展開する
・まいこヴォーカルはまるでモデリングされて耳元に降り立ったかの如く、一つ一つの言葉同士のつながりまでマイクロセカンドオーダで解像される。発音の口の形、唇の動きが見えるよう
・一方、バックトラックが盛られた結果、ヴォーカルが埋もれがちであり、スピーカーでのリスニングの場合、ツイーターを耳に向けるなどセオリーに沿った配置を工夫したい
・ハイレゾ(※)は倍音豊富な生楽器でこそ真価を発揮する。まいこヴォーカルとシナジー発揮できるアレンジを是非

【冒頭の能書き】
「北川さんもMachicoさんも歌ってるのに五條真由美だけえこひいき!」
まぁまぁ。まずその辺の理由。プリキュアシリーズは2004年に始まるが、そのオープニングを歌ったのが五條真由美である。番組の人気もさることながら、作品世界を反映したオリジナルのヴォーカル曲については、「青春賛歌」というか、「ジュブナイル音楽」というか、要はプリキュアであるというフィルタを外しても、女の子達の日常や未来を応援する大変優れた内容と言って良く「プリキュアソング」(プリソン)という1ジャンルを確立したと言っても過言ではない。それはとりもなおさず、五條真由美がベストマッチした成果だと言える。このシリーズのハイレゾ音源化はこの2~3年ほどであるが、この時点で(プリキュアに限らず)アニメの楽曲はそのまま声優が歌うというスタイルに変化しており、「五條真由美をハイレゾで聞く」タイミングはなかなか得られなかった。それがこのほど、メインヴォーカルとして、しかも96kHz/24bitという高いレートでリリースされたので奮って飛びついた次第である。「待ってました」。

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https://www.e-onkyo.com/music/album/mjss09321/

以下、自分で言うのもアレだが、国内でプリキュア鳴らしてる者の中で最高ランクに近いであろう機器で聞いた結果を書いて行く。NASよりデノンDCD-SX11にて再生、バランス接続でアキュフェーズE-470へ送り、バイワイヤリング接続でTAD-ME1にて鳴らしている。
……なおデリシャスパーティプリキュア自体は笑いながら毎週見ている。

 

●楽曲自体の感想

タップして再生すると度肝を抜かれて裏切られる。ドラムが部屋揺るがしてリズムを刻み、走り出すその様は発進加速の蒸気機関車のよう。歌詞はプリキュアだと事前に聞かされていれば納得できるが、そうと知らなければパワフルなガールズロックそのものである。作詞のマイクスギヤマはプリキュアに関わって長いが、この「プリキュアとしてもそうで無くても」通用するリリックを獲得しているのは流石である。曲想に負けておらず、相互に引き立て合い、ヴォーカルを伸ばす……。適切なトライアングルバランスを確保している。

●音質

まず「アニソンのハイレゾ」に多い「のりぺったん」ではない。そこは安心して欲しい。
さていの一番に触れたいヴォーカルの表現力である。長く五條真由美を聞いているので彼女を軸に語るが、例えば「♪たいせつなものがひとつひとつ」という「発音される文字のひとつひとつ」が切り取られ、その発音をする口の形や唇の動きが目に浮かぶレベルで解像される。それはライブ会場でマイクを通さず聞こえてくる「間近に立つ五條真由美の声」そのものであり快哉である。ちなみにCD音源の五條真由美と比較すると、CD版は少し張り詰めた感と伴う硬さ、高域方向の寸詰まりがあり、まいこ(=五條真由美のニックネーム)ヴォーカルハイレゾの恩恵は十二分に発揮されていると言って良い。
一方、楽器の再生においてそれは高周波成分の充実と、応じた音像定位感の向上に現れる。対して本楽曲はドラムス・ベース・エレキギターメインであり、倍音を中心とする高周波方向のポテンシャルを生かしている、とは残念ながら言えない。音が前へ飛びだしてこない。ここは弦ものやブラス、ピアノを動員して更なる高みを目指して欲しい。大丈夫だ。フルオーケストラのバックトラックでも五條真由美は対抗できる←プレッシャー与えてどうする
ダイナミックレンジ・鮮度は頑張っている。ただ、オーディオ評論の定番に使われる曲群に比べるとキムワイプ1枚のベールをかぶるか(どんなたとえだ)。また、バックトラックが強いので3人ヴォーカルにかぶる(歌詞が聴き取りづらい)瞬間が少々ある。とはいえ、ハイレゾを買うような層は応じた機器と知識を持っているだろうから、スピーカーとの正対を変えるなど創意工夫で補えばいいだろう。イヤホン/ヘッドホン聴取ならてっぺんで聞こえる声を中心とした密度高い音場が得られる。なおプリキュアシリーズはメリハリがある若干ドンシャリでちょっとハイが強い音作りであるが、これはカップリング(というかメイン)の「ココロデリシャス」と共にクリアで透明かつ素直な傾向であり、元の良さを生かそうというアレンジを感じる。
あとそう、Machicoは歌い慣れた感があり、北川理恵はシリーズ歌い始めた当初に比して「長足」の進歩が聞こえる。

●まとめ
・推しであるという忖度抜きにプレイリストに放り込んで持ち歩きたい佳曲である
・伸びのある高音と押しの強い低音が対立軸を構成し、力行する蒸気機関車のように剛直に展開する
・まいこヴォーカルはまるでモデリングされて耳元に降り立ったかの如く、一つ一つの言葉同士のつながりまでマイクロセカンドオーダで解像される。発音の口の形、唇の動きが見えるよう
・一方、バックトラックが盛られた結果、ヴォーカルが埋もれがちであり、スピーカーでのリスニングの場合、ツイーターを耳に向けるなどセオリーに沿った配置を工夫したい
・ハイレゾは倍音豊富な生楽器でこそ真価を発揮する。まいこヴォーカルとシナジー発揮できるアレンジを是非

ツウぶった書き方をするなら「マーベラスはようやくハイレゾに作り慣れというか方向性を見いだしたか」。この方向なら歓迎なので、願わくば生楽器を多用し、高周波方向の充実を。シンセサイザは「その周波数」しか出さない。

デリシャスマイル♡

引き続きキラキラに幸あれ。

(文中敬称略)

※プリソンファンの皆さんへ「ハイレゾ」とは何ぞや
CDやDVDの音声を遥かに超えるデータ量を利用して供給される楽曲群を言う。CD1枚には「640MB」のデータが入るが、この曲の場合「1曲」で110MB使っている。High-Resolusion=高解像度をカタカナ英語で略してハイレゾである。
特徴は超音波領域まで録音されていることと、音の強弱を表現するステップ数が多いこと。「超音波?聞こえない音を入れてどうする」ハイレゾアンチはこれを言うが、CD規格(44.1kHz)では可聴限界「20kHz」の音を波1コあたり4つのデータで記録する。この曲の場合「96kHz」なのでだいたい10コで記録する。どっちが正確に元の音波に戻せるか論を俟たないであろう。専門用語を使うと「高域の位相再現性が違う」のである。
強弱について言うとCDは16bit=2の16乗=65536ステップ。こちら24bit=16777216ステップで文字通り桁が違う。合わせて「微細で俊敏な変化」に追従した精密で情報量豊かな音楽が聴ける。なお、本文中出てきた「のりぺったん」は、解析ソフトを使うと曲の波形が焼き海苔を貼り付けたように見える、抑揚も強弱も、この1670万ステップの恩恵が感じられない楽曲・アレンジを揶揄していう。

※ハイレゾを聞くには
書いたようにCDで供給するにはデータ量が大きすぎるのでインターネットのダウンロード販売となる。ウォークマンなどの対応した機器に移すか、「ハイレゾを受け付けるDAコンバータ」(またはこれを内蔵したオーディオ機器)にUSBで供給する。とりあえずこれだけで聞くことは出来る。スピーカーやイヤホンには超音波を再生できないスペックの機材も多いが、別にそこへハイレゾ流し込んでも聞こえないわけではないし、壊れるわけではない(さもないと昭和の昔から存在する「レコード」は、そもそも超音波が入っているので使えないことになってしまう)。なのでとりあえず何らオーディオ機器を持っている方は「ハイレゾを受け付けるDAコンバータ」を用意していただければ。ポータブルにイヤホン・ヘッドホンで運用されている方は機械を対応機に変えていただければ「ハイレゾのプリキュア」に邂逅できる。

幾つか機材をリンクする。さぁ、一線を越えちゃえw

・DAコンバータ→ifi_Audioとか無難
・DAコンバータ内蔵オーディオアンプ→まぁ、DENON
・ポータブル→ご存じウォークマ

2022年7月16日 (土)

OTOTOY……その文化的価値を評価してあげていいと思うの @ototoy_info @TeuchiInfo

テレビ・ラジオで「お、いいな」と思った曲はそのままネット検索して購入できる良い時代になった。ただ問題は「高音質の音源」がなかなかないこと。少し前まで海外アーティストは欧米のレーベルから直接買えたのだが、今や国籍で弾かれるようになった。日本版の値段が高いのは可愛い方で、ハイレゾが入手できなかったりする。PayPalでウソ住所登録しとけ?そこまでして買おうとは思わない。

それが最近状況変わってきた。いくつかある音源サイトのうち「OTOTOY」だけはハイレゾ少なくもCDフォーマット版が準備されていたりするのだ。

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例えばサラ・ブライトマン。80年代から活躍されているが、出来ればハイレゾで欲しいのに、最新の「Hymn」しかハイレゾは存在しない(LunaはSACDが運良く手に入った)。他はCDはあるのだが、数が多いので「月1タイトル」程度で揃えたいのであって、都度都度通販で送料かけて取り寄せる気はないし、お店に足を運ぶ買い方じゃない。いくつかサイトを見て圧縮しかなくてしょぼくれてOTOTOYで検索したら44/16でダウンロードできる。

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Natalie Imbruglia然り。ハイレゾあんじゃん。44/24だけど。

配信サイトの大手は「O」とか「M」なのだが、そこにないものがここにはある。特に評価しているのは、CD以前、1960~70年代の作品を少なくもCDフォーマットレベルで多数出していること。

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ちょくちょく書いているが、古い楽曲は磁気テープなので可能な限り高いレートでデジタル化しておかないと時と共に劣化が進む。とりわけそれらをハイレゾでデータ化しておく価値はある。当時これらを夢中で聞いた世代が、パソコンでハイレゾオーディオ環境リブートしてガチ聞きする、とは正直思わないのだが、価値知ってる者にとっては非常に高い意義を感じる。

 

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出始めアイドルや直近のプロジェクトなんかも。たとえばmy推しやえどんの参加プロジェクト「テウチ」のアルバム「10+α」もここならロスレスで手に入る。

DRMフリーが前提なので、契約上のハードル高いだろうし、こっちもガバガバ買えるわけではないが、本当の意味で「意識の高さ」を感じる。芸術は誰かがカネ出して引き継いでいかないと失われるのよ。その担い手として大いに評価しておく。

なのでみんな懐かしい曲はここから買え(使命感)。

2022年7月 5日 (火)

オリエント急行・見つかる

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オリエント急行。

アガサ・クリスティのミステリ作品であまりにも有名なこの列車は、1883年にパリ=コンスタンティノープル(→イスタンブール)間で運転を開始し、「ロンドンでメイド付きのアパートが1年間借りられる」旅費と、応じた豪華さで知られた。これはその当時国際旅行に出かけるのは王侯貴族か高級軍人、スパイ(!)などに限られたせいだが、2度の大戦を経て飛行機が一般化すると急速に斜陽化、1977年、直系の列車が運転を終了し、その命脈は尽きた。しかし、それを悲しがった篤志家が廃車や保存車をかき集めて復古、日本で言うと「四季島」や「ななつ星」などと同じ、クルーズトレインとして蘇った。方や今も日本から普通に予約できるベルモンド社が運行するヴェニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)

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アクセス

であり、こなた1988年冬、日本列島を走ったノスタルジー・イスタンブール・オリエントエクスプレス(NIOE)

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(このパンフは模型のおまけ。富士山バックの写真は南正時さん

であった。そう、日本を走ったのよこの人達。ちなみに1910年頃ウラジオストクまで乗り入れて海路日本旅行という計画があったが、日露戦争でおじゃんになっている。その意味では「真のオリエント」ジャポンへ走行開始より100年余を経てついに到達したとも言える。

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(当時の国際連絡港・敦賀へ入るルートである。「オリエント急行」教育社)

で。

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(「オリエント急行」教育社)

NIOE編成は明けて1989・昭和64年、自粛モード極まる日本を後に海路欧州へ帰ったのであったが、運営会社(イントラフルーク社)が破産、

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箱根・ラリック美術館が引き取ったプルマン車4158号を除き、各車所在不明に陥ったのである。

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で、今日見たのがこの記事。オリエント急行の客車を作ったのは「ワゴンリ社」(Compagnie internationale des wagons-lits:国際寝台車会社)なのだが、応じたマニアがいて、車号を突っ込むと履歴と写真が得られるようなデータベースができている。今更「謎」とか……と思って読み進めると。

どうやら、所在不明だったNIOEの車両をYouTubeの動画を元に発見したらしい。ポーランドとベラルーシの国境沿いのマワシェビチェ駅に13両ずらっと繋がった状態で留め置かれてあったと。

 

(元動画これっぽい)

記事から車号を読み取ると「3909」と見える。1949年にベルギーで製造された「Y型寝台車」だ。NIOEではスタッフ車として使用されていた。

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日本にも来ている。動画では来日したバー車4164、食堂車代わりに使ったプルマン車4149、Lx寝台車3542、3472、3487、3551……さて記事によるとイタリアの会社が復古して2024年から走らせたいという。NIOE編成は基本、1920年代に製造されたLx型寝台車(1両に個室10室定員10名。ボーイ=給仕付き)を、廃車後「基本的に手を入れず」そのまま使ったため、こいつらは「100年前」の状態のママである可能性が高い。走らせるなら応じた現代の強度・防火基準に適合しつつ、マホガニーをふんだんに使った床や壁、ゴブラン織りの背もたれカバー、ルネ・ラリックのガラスパネル、エミール・ガレのランプシェードなど「走るアールヌーボー」であるから、かなり手間と時間とお金の掛かるレストアが必要ではあろう。動画を見ると車体中央にあるべき向かい獅子の紋章は剥ぎ取られて見当たらぬ。が、まぁ、お金は心配あるまい。世界中から集まるに相違ない。

鉄道が持つロマンの最高峰、オリエント急行に栄光あれ。

(オリ急のメインはS型でLxはコートダジュール急行がメインだったとか野暮な突っ込みはナシで)

 

2022年6月30日 (木)

H-el-ical//「解放区」を聞く @Hikaru_0702_ @Helicalproject

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かっこいいアー写!

【冒頭の能書き】

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ご本人がツイッターのプロフィールに書いてるからいいでしょ。「kalafina」のメンバーだったHikaruさんでござる。ソロ活動の名義は「H-el-ical//」で「へりかる」と読む。そのままの意味は螺旋となる。歌声大好きなので引き続きチェック&購入という次第。店頭CD購入で様々特典あるの知ってるが、ハイレゾ野郎なので音質重視でハイレゾ版。48/24というレートは大いに不満であるが(後述)音質自体は鮮度が高くパンチの効いた仕上がりで好印象、としておく。

以下、個々に印象を。機材は

サーバ
↓USB
DENON DCD-SX11
↓バランス接続
アキュフェーズ E-470
↓バイワイヤリング接続
TAD ME1

 

……値段検索してドン引きしないでね。H-el-ical//の歌声はそのくらいの価値はあるのよ。

1 Altern-ate-

アニメ「グレイプニル」OP。「おっ?」とのけぞるようなコーラスから入る。ヴォーカル入ると同時に左右に揺れる金属音が入るが、これを「リアルなノイズ」として聞こえるかどうかで印象が変わるだろう。ヴォーカルがグッと前に出てきて熱く定位。弦が鮮度高く迸るようだが、……48kHzなんだよなぁ、倍音が少なく伸びやかさがいまひとつ。コーラスは左右スピーカの間に広がるので、少し間隔を持ちたい。

2 螺旋の繭

ドラムセットとピアノが明瞭だ。ヴォーカルは克明かつ立体的で黎明の陽光のように刺さってくる。解像度ギャン振りのシステムなのだが大好きそうに鮮明に描いて寄越す。

3 The Sacred Torch

アニメ「最果てのパラディン」OP。ヴォーカルがバックトラック従えるように進んで行く。音数が多く豊かに音が広がる。包囲される密度感に身を投げるように没入して至福のひととき。

4 Ambient Border

ご本人の舞台企画「Creative Company Colors」アニヴァーサリーソング。↑でヴォーカルは克明かつ立体的と書いたが、本作でワンランク上がる。ナイフエッジのような切れ味を備える。STAXやごついイヤホン+ハイクオリティなDAPで聞いてる方はどうぞ震えてくれ。声だけ聞いてる分には48/24であることを忘れる。出色の主旋律。

5 イエスノウ

「4」と同質の切れ味を伴い、明瞭な発音は動く口の形が見えるよう。「「イエスノウ」は皆さんと一緒のほうが楽しい」とはレコ発イベントを踏まえたご本人のツイートだが、確かにイベントでのC&Rに向くだろう。一方スピーカに挟まれてその声独り占めするのもまた良き。

6 カナシイケダモノ

いい声飛び出してきた。ギターとドラムセット、管物がメインでカリカリ描かれて快活だ。周波数高い方ごっそり落ちてる感はハイレゾ病だろうなぁ。

7 かわいそうだよ

目を閉じて聞いてると2本スピーカ間にHikaruさんがすっと立つ。音数少ない分「解像感」強調され、イヤホンユーザは至福であろう。伴奏ピアノは音像自体はハッキリしているが、ピアノは「打楽器かつ弦楽器」の側面を備え、ハイレゾかどうかの差が最も良く出る楽器であり、普段192kHzなんかで聞いてるから正直物足りない。

8 disclose

アニメ「禍つヴァールハイト」ED。重厚なバックトラックを従えて歌姫Hikaruがステージ中央に降り立つ。ヴォーカルが前、かつ、少し上目に定位するので裾広がりの音場を形成する。圧巻の曲想となる。間奏からエンディングへ流れて行くところヴォーカルが埋もれず描き出せれば鋭い切れ味で終曲し勝利。

9 clea-rly-

ギター、ドラム、キーボード。バックトラックの重心が低いのでヴォーカルと良い対立軸を構成する。他の曲同様克明に密度高くスピーカ間に展開されるので深い没入感が得られる。ボーナス出た人はウォークマンの1AZM2買ってきてこのアルバム放り込みなさい。48/24だからスマホで聞けるだろう……かわいそうだよw

10 JUST DO IT

アニメ「終末のハーレム」OP。作品の設定はさておき(
楽曲はドチャクソ格好良く高いBPMでガンガン走って行く。変なたとえだが振り子システム効かせてレール切りつけながら木曽谷滑ってく特急「しなの」みたいだ。緩急が大きく、通奏の低音が強いので、重いのが高速で突っ走るスケール感が味わえる。ただ通奏の低音はかなり重いので、これがパワフルに再生できるかどうかで曲の印象が変わる。

11 landscape

シングル盤「disclose」のカップリング曲。しなやかな流れときらめきは月光の如し……うん、聞けば意図することはおわかりいただけるかと。曲調とメロディだけでよくぞ表現としたと書いておく。独り占めしたい声だ。

12 pulsation(English ver.) 

ソロ活動開始時の作品「H-el-ical//」収録曲の英語版。上記してきた「カリカリ解像度」で歌われると、ちゃんと英語の単語が羅列されて映像として脳内で復調される。エンディングへ向かう再加速はシステムのSNが良くないと火力が不足する。

【総括】

48/24というビットレートは正直ガッカリなのだが、肝心のヴォーカルは非常に鮮度の高さを感じさせるカリッカリの硬派に記録されてて、スピーカ間にその声「解放」する快感ここに極まれり、というか。畢生にして生粋の「声の芸術」として聴き応え、没入感、共に極めて高度だ。ひっくり返してレートの近いCD音源でも近似のクオリティは得られよう。TAD買えとは言わんが(入手できれば極上の空間が約束される)途中にも書いた15まんえんウォークマン程度を彼女のために買うのはアリだと思う。それは耳に革命を起こし、Hikaruさんもっと好きになる。

アルバムのレビューはここまで。 

最後に。これは技術ネタかつ制作スタッフに対する苦言なのだが、なぜこの歌声を48/24なんて低いレートで出すのか(おこ)。どんだけスポイルされると思っているのか(激おこ)。勿体ないし失礼じゃないんですかね。ちなみに人の耳は20kHzまでしか聞こえないからハイレゾの超音波無意味と未だに言う人いるが、搬送波と信号波が近いと信号波の位相情報が欠落する(20kHzの音を4つのデータでまともに復元できるわけねーだろ)。「聞こえる範囲を正しく記録再生するために十分なサンプリング周波数を確保する」ことにハイレゾの意義がある。仮にスタッフがこれを見ていて、応じた理論を習ってきたならやり直して欲しいし(シャノンの定理が正しいのは正弦波でサンプリング点が0radで同期した時だけ)、録音機材が対応してないならグレードアップしてくれ。たま~に、「192kHzなんかにすると立ち上がりが逆に鈍る」とか聞くが、そりゃあんたの使こてるAD変換のアナログ回路部分がナマクラなんだよ。スタジオにでっけぇTADあろうが。聞けば判っちゃうよ。

2022年6月22日 (水)

残ってないのは無いからなのか

……ナ行が多いな。

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なんだって。さて現生人類ホモサピエンス大体20万年前に出現したとされ、農耕牧畜始めたのがここ数千年と言われている。でもって産業革命から200年でネットで戯言書けるようになったのだが。

それだけの「文明創造力」を持ちながら、20万年近くナニをしてたんだってのは良く言われる話で、実は何度も文明育てては戦争でワヤにしてるとかもよく言われる。ちなみにこのうち7万年以降については「トバ・カタストロフ」で「一旦、リセット」され、この破滅噴火がもたらした寒冷化でアフリカで服着る知恵を持った「数万人」だけが生き残り、現代へ命をつないだ、と説明している。そこから「生きるためには考える」ようになった、とすれば、まぁ、理屈は通る。農耕牧畜も、要塞都市化も、「生き延びる知恵」のひとつだ。ただ。

追い込まれて頭使う、なら、それ以前にも機会はあったはずなのだ。同様な火山噴火や大地震、大津波、巨大な台風に“ソドムとゴモラを滅ぼした天の火”……隕石衝突など、存亡の危機は幾度も訪れたはずである。

その都度実は文明が生まれて滅んだ、ただ証拠がないだけ。という仮説を、戯言と切って捨てるのは言い過ぎだろう。この事例は水没であるが、それこそ火山噴火の火砕流に飲まれたら埋もれてしまうし、日本のような「木材の文明」だったら後世まで残らない。「サントリーニ島」は島ごと吹き飛んで沈んでしまったが、我々はつい最近、類例をトンガに見た。

「欠史八代」(けっしはちだい)という言葉がある。記紀に出てくる

第2代・綏靖(すいぜい)天皇
第3代:安寧(あんねい)天皇
第4代:懿徳(いとく)天皇
第5代:孝昭(こうしょう)天皇
第6代:孝安(こうあん)天皇
第7代:孝霊(こうれい)天皇
第8代:孝元(こうげん)天皇
第9代:開化(かいか)天皇 

は、後世の創作で実在しない、とするものである。合理的な説明は、神武天皇含めて、古墳時代に繰り広げられた討伐記を語るためにあてがわれた英雄や、武勇に優れた一族をまとめての擬人化表記、というものだ。多くが100歳以上の長寿と記されており、「1年」の概念が今と違ったかも知れぬとしても、「人」としては現実離れした長寿のように思われるからだ。

でもこれを、「ヤマト王権の遷移に関わる伝承」としてまとめたものとしても矛盾はないだろう。国産みは火山マグマが大地へ変わって行く有様の伝承から来ていようし、神武天皇は少数原始民族の討伐譚として良かろう。日本列島には少なくも2万年前には石器文化があって、災害には事欠かなかったであろうから、応じた「防災文明」が芽生えそして滅びを繰り返した可能性は高い。これ書くと三重の人に怒られそうだが「津市」の港湾エリア一帯は「明応地震」の大津波で壊滅し、放棄されたことがある。姶良カルデラ、阿蘇の噴火、縄文海進……勃興と放棄は繰り返され、中には国家レベルに成り上がった例もあったかも知れない。「欠史八代」は天皇家箔付けの創作なんてセコいものではなく、皇紀とされる紀元前660年以前にも「国と統べる者があったのだよ」という記憶の申し送りではないのか。

流石に人工衛星浮かべてネットワークで繋がるまでは行かなかったにせよ「文明都市」を築いたのは今を生きる我々だけだ、というのは思い上がりかも知れない。

以上戯れ言

2022年6月18日 (土)

一点豪華主義でええやん

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この背景についていろんな人がいろんな意見を持っていると思うが、「この製品はパナソニック」ってのがあるか?がおいらの言いたいこと。

確か「海外とのブランド統一」でナショナルからパナに変えたはずだが、

「何でも作ってる」から「とりあえずナショナル」で買ってもらえた部分があって、パナに変えた瞬間にナニ作ってるのか分からなくなった部分がないか。

でもって、ソニー=ウォークマン、三菱=霧ヶ峰、みたいな「とんがった知名度の製品」てのがねーんだよ。テレビのVIERAやレコーダのDIGAは「びえらとでぃーが」であって、パナソニックの名前と結びついてねーんだよ。しかもウォークマンは他のポータブルプレーヤと比して知名度が段違いだとか、霧ヶ峰は単価が高いことなど、ひょいひょい買える・変える製品じゃないのに対し、ビデオやレコーダ、その他家電品は「そこにあって知ってる物を買う」傾向がある。

冷蔵庫や洗濯機はどうなん?となるが、こいつらは「そんな高い物要らない」という部分がある。その点で困ったことにパナは例えば洗濯機はほぼ「横型」に全振りした。

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「ブランド」も「製品の形態」も連続性が失われているのよ。「霧ヶ峰」に相当するパナのエアコンペットネーム知ってるかい?

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「ナノイーじゃねぇのか」だべ?この名は92年だかそのくらいに小型室外機を開発したのに合わせて付けられたものだが、この名を前面に押し出したCMの記憶が無い。ここに代表されるが「全方向まんべんなく手を付けているが、この分野じゃトップだ」てのがねーのよ。その年その時で売れそうなキャッチコピー与えては、それで売り出そうとする。

当たり前だが「まんべんなく」は現下大陸の国が全方面で展開しているやり方であって、応じて「動けばいいや」は安いのを選ぶ、という選択に流れる蓋然性が高い。

「ブランドの知名度を上げたい」なら、まずは何か一つ、パナと聞いたら思い浮かぶ製品を作るべきじゃないのか?これだけ成熟し、コモディティ化の極北と言える製品群で新たにそういう地位を築くのは容易じゃないと思うが。

2022年2月 7日 (月)

SophisticateされたTokyoの

位牌。

ネットで注文したら業者からレイアウトプランが到着。

「戒名の上に添える文字」

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が正しいかお寺さんに確認して下さい。

ほう。ちなみにネット情報ではここに梵字を一文字追加する例が多い。義母のそれは「法名」となっている。

戒名付けて戴いたお寺へTEL。

「かくかくしかじか。ネット情報だと『空』の字を添えるようですが」
「空でも構いませんが、要りません。空白で結構です。現代の東京の方は付けません」

おお?

「いきなり戒名」
「いきなり戒名で大丈夫です。それが今風です」

つまり

Eb7tdhvuaipgdl

これと同じスタイルでOKと。

まぁ、オヤジは八王子に貢献をライフワークとしたわけで、ソフィスティケートされたトーキョー・スタイル・イハイで良いのかも知れん。

古風だったり田舎じみることもない。yowsa!

2021年10月 8日 (金)

「教えてあげたいが」滅びる_____? @StereoSound_inc @DenonJP @Yamaha_ongakubu @avexsebofficial

Fblubaevgaiy2n0

オーディオ。

ブームは80年代であろう。その時代に夢中になった我々は順調にアップグレードして、家電品としてはアホみたいな価格の機器を並べて悦に入ってる。その間に「聞き方」はウォークマン、そしてスマホ+イヤホンで「曲の要点」(これ重要)を聞く方向へ進んだ。この背景には、大きな音+機械の値段+置くスペースという問題に加え、みんなで聞く音楽から自分だけの音楽に変化(オタク化)し、「人に聞かれると恥ずかしい・趣味をけなされたくない」という心理が広かったこともあるだろう。「釘宮病」とか最たるものだ。別にイイと思うがね釘宮さんの声かわいいし。

その一方で。

音楽の質の低下、とりわけ「売り方(売れ方)」が質と正の相関を見せなくなったことも非常に大きい。最たるものが言わずもがな何らか抽選券方式だ。その時のためだけに作られて捨てられるコンテンツ。サビのフレーズとメロディだけ知っていれば話題にはついて行ける。そこに、ひずみ無く聞こうとか、ミュージシャンが歌手が思いを乗せた瞬間を描き出そうという需要も方向性も存在しない。流行(に定義された)音楽がその刹那そこにあるだけ。何のことはない。鉄ヲタの最新型新幹線○○系!と一緒だ。次の車両が出れば古い車両はスクラップになるだけ。

イヤホンで無料動画見てれば充分な音楽。

昨今、最も安価なオーディオ機器はテレビの音を大きく聞かせる「サウンドバー」や、イヤホンやパソコンの音を取り出して大きく鳴らせる「パワードスピーカー」

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あたりであろう。前者は配信映画をちょっと劇場っぽく、後者はイヤホン付けたまま家の中歩くわけにも、さりとてスマホの音量じゃ非力、そんなニーズが正体であろう。オーディオ本来の姿である「ハイフィデリティ(High Fidelity・HiFi:高充実度。Wi-Fiとちゃうで)」への一里塚では決して無い。「そんなもんで充分な日常の音楽」が跋扈したことによる「それ以上は不要」という断絶が発生しているのだ。高級なキカイで訴求しても意味は無く、そんな音楽を高い機械で鳴らす意味もない。オーディオは滅びの道のただ中にある。

だが、しかし。

上で釘宮病と書いたが、アニソン・声優歌唱というのは「HiFi」復活への突破口になりうると考えている。イヤホンで脳内に召喚するのが基本だが、スピーカーを使うと部屋の中に三次元で立たせることが出来る。部屋に声を満たすことが出来る。声のある空間を作れる。耳だけでなく肌や毛先で振動を感じることが出来る。

いささか表現が気持ち悪くなってきたが、この究極の姿が「音を浴びる」という状態だ。将来脳内の電気信号までいじくれば同じことはバーチャル化できようが、部屋中の空気が動いて身体を包む世界はスピーカーでしかなし得ない。そしてその素晴らしき世界は体験しないと同意や共感「いつかは自分も」を惹起しない。

音楽の質が悪いというなら原点に戻ってクラシック……でもいいのだが、クラシック愛好家はコンサートに出かけてしまう。家のオーディオでクラシック聴いてるのは「スピーカーから聞こえる弦が絶品」とか、ある程度「病状」が進行して更なる症状を発した結果であることが多い。実際、ある程度のグレードの機材を使わないと弦や管はうるさく聞こえる。アレクサがオーケストラを鳴らせるか?

幸いにもアニソンには声優さんの他、Kalafinaや梶浦由記といったHiFiにする価値ある歌い手・作り手が伝統の延長線上にある。それらを「浴びる」素晴らしさをアウトリーチして行くしか手はあるまい。ライブに行くのではなく、眼前に来てもらう。これはそもそも「浴びる」音楽であるダンサブルなサウンド、ディスコティックとも親和性が高い。

なおメーカーよスーパーオーディオCDと192/24のハイレゾが再生できて入り口から出口まで10万円で揃うシステムを作ってくれ。10万ならオトナの一発買い物としてそこそこだし、バイトで貯めて買える値段だ。もちろん、再生・増幅・スピーカーは別々に販売されること。スマホ+α、これらキカイ+イヤホンでも「違い」は感ぜられるはずだ。

そして音楽はどうぞダイナミックレンジいっぱい使った階調豊かな楽曲を。味海苔貼り付けたようなクリップだらけのエンベロープなんか見たくない。音楽はサインカーブの集合体だ。「握手券」じゃなくて、オーディオセットが当たってもいいではないか。

2021年7月 7日 (水)

七夕でした

男の子だったし「ベガとアルタイルは15光年離れているから一晩じゃ無理」ってひねくれたガキだったからね。学校で無理矢理作らされた短冊が最後だったわ。

このあたりの話はプロの天文家にもよく質問が行くようで、

・ベガ(織姫)までの距離:25.1光年
・アルタイル(彦星)までの距離:16.8光年
両者の角度:33.364°

で、サインコサインすると両者の距離は14.4光年と出てくる。

んなことやったらツマラネェかもね。ちなみに当然、本来の七夕は旧暦7月7日(2021年は8月14日)のイベントで、当然空には必ず半月が存在する。半月を星の海行く船に見立てて。

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(ステラナビゲータで作成)

ちと無理があるな。まぁ黄道から遠いしな。以上色気のかけらもない話だ。すまんな。

2021年4月 4日 (日)

倍速視聴と説明セリフ

こんち語尾に「~わ」って喋る女は絶滅しとるのに頑なにそれを続けるアニメやドラマが気に食わない。無くても「女性」と判る語り口が出来るだろうが。

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と同レベルに違和感バキバキなのがはびこる「説明セリフ」である。要は設定や、提示された場面の背景をセリフとして喋らせる。わざとらしいしくどくてうっとうしい。プリキュアみたいな年齢層に応じた配慮なら判るがいい大人が見るものでまぁ。最たる物がCM入りの前を繰り返すって奴だ。視聴者はバカか。

そうすると「必要な情報は映像メディアであるにもかかわらず全部言語情報で得られる」とこうなる。それは視聴者が映像から読み取る能力を低下させると同時に(テレビを見るとバカになりました@昭和。然り、然り)、音声情報だけで全体を繋ぐというスタイルを生み出すことになる。画像の記事はそおゆう「セリフの聞きかじりだけで『見た』ことにする」時代のげに恐ろしき。理由はコンテンツ多過ぎじゃぁ…なのだが、まぁ視聴者育成失敗の分が大きかろう。本来質の低いコンテンツは淘汰されて「出てこない」べき(少数精鋭)なのだが、全部低くなった結果「凝縮」したくらいで充分なのばかりになってしまっている。ちなみに最悪は「ためしてガッテン」だと思っている。3分で済む話を大げさに膨らまして引きずり回し尺を稼いでいる。大抵、テーマだけでググると応じた論文が出てきて、ゲストの紹介が終わる前にこっちは結論を得ていたりする。なお21年度のNHKの予算は7000億円だそうな。3分を30分に引き延ばすのは番組を作るとは言わない。作業の結果を電波電力と税金まがいの受信料使って押しつける作業である。

ロードショー番組が減少傾向だが、映画は大画面と2時間という長さ、映画館=ザッピング不可という枠の中で作っているので、視聴覚+時間の全てを有意義に使って物語る。それを身体全体使って理解し己が記憶として行くことが快感なのだが、それは見る側もそおゆう能力を醸成されている必要があるので、スマホチラチラ見ながらセリフだけ拾っていくという「コンテンツの消費」世代には「長すぎて退屈」という印象もたれる可能性の方が高いのではあるまいか。悪貨は良貨を駆逐するというが、手のひらでサクッとと、真逆にあるそおゆう物は応じた駆逐の対象となる可能性が高かろう。2時間没入するより30分で10編のコンテンツをサラッと知りたい、のである。サビだけ知ってりゃ話題について行ける量産型アイドル楽曲と同じ。でもそうしてしまったのはクリエイター側自身。

少なくも、密度を上げる必要があるんじゃないですかね。そういうの「めんどくさい」って言われる時代に成り果ててるかも知れないけど。

…するってぇと「最短凝縮型コンテンツ」=俳句と短歌の時代か。

 

 

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